人はなぜ悩むのか?
人はなぜ悩むのか?
それは未来が予測できないからではないでしょうか…。
つまりは自分でコントロールできないから。
言い換えれば
自分でコントロールできるものは悩まないってことです。
コントロールできないものって世の中にはたくさんありますけど
それらをコントロールできたときって
本当にコントロールできたのか迷うときがあります。
偶然? たまたま? 運?
でもこういう目に見えないものってあくまで結果論であって
その因果関係が気になります。
結果が先か運が先か
実力があるから運があるのか、
運があったからこそ努力が実力となって表面化したのか
はっきりいって
そんなもん誰にもわかりません。
因果関係を証明できるものもないし
これから先もそんな証明書のようなものが発行されることもないでしょう。
でもそんな因果関係を数値として表したものあります。
それが統計学。
統計学って思いのほか私生活に密着していて
びっくりするほど日常のあらゆるものに応用されています。
例えば保険。
国民の97%の人が何らかの保険に加入していると言われていますので
みなさんも何らかの保険に触れているはず。
この保険なんてものは統計学の最たるものです。
それこそあなたがいつ病気になったり亡くなったりするかなんて
誰にも分かる訳ないんですけど
これを日本人の統計を出して平均値を割り出し
ごにょごにょやって保険料を算出しているわけです。
保険以外にも
統計学を使ったものなんて唸るほど出てきます。
世論調査、視聴率、燃費、降水確率…
とにかくキリがないくらい
統計学って日常生活に密着していることがわかります。
そうなんです。
未来は誰にも予測できないのでその指針となるものが統計学なのです。
100%ではないにしろ過去の履歴から
そうなる確率が高い
こういう場合はこうなるっていう
数値を元に未来予測をしていく学問。
ということは「運」という見えないものも
統計学という視点で捉えると
見えるのでは言えるのではないでしょうか。
統計学では成功者のほとんどの人は「運が良い」といいます。
そして「運」とは?
という質問に対して
努力との相関関係があると口を揃えて言います。
これは運がいいから努力したのではなく
努力したから運が良くなったと考えるのが自然な解釈です。
「努力は当たり前、その先は運の勝負。」
「運は先天的なものではなく後天的。」
いろんな偉人の方たちが「運」に寄せる断片を語っています。
その言葉に耳を傾けてみて
「運」という目に見えなかったものが、
うっすらとでも見えてくるような気がします。
「運」なんて見えないものに統計学なんて当てはまらない!
な~んてこと思う人もたくさんいると思いますが
そもそも普段から見えない統計学に囲まれているんですから
その対象物はなんであれ全部同じのはずです。
「運」のような不確かなものは認めないと勝手に思い込んでいるだけで
案外、不確かなもの囲まれていること多いですよ。
「運」とは決して漠然としたものではないのかもしれません。
ありがとうございます!お気持ちは寄付させていただきます。