からあげちゃん

どこかのスーパーでひっそり働きながら今日も少し、笑顔。私が私であるために。 高校生の時…

からあげちゃん

どこかのスーパーでひっそり働きながら今日も少し、笑顔。私が私であるために。 高校生の時に諦めた、夢の続きを始めました。 言葉を愛せる人間になりたい。 すき家大好き若干社畜な20代。

最近の記事

スプーン

当たり前に差し出される右手 無意識のうちにやさしいのが長所 自分への愛が足りなくなって また1人で泣いてる 『私はひどい人よ』 笑顔で言った君の言葉 握った拳に力が入ったまま 明日の憂鬱も 心配も 不安も きっときっとあるんでしょ? 大丈夫 それはいい魔法じゃないんだよね 使い過ぎたら胸が痛くなる そのうち呪いに変わってしまう 君がやさしくなくたっていいよ やさしい君は大好きだけど たまにはバカって放っといてもいいよ 大丈夫 笑わして返すから 嫌われないことに誰よりも貪

    • 私のうた

      私ってどんな人?って 聞かれたらなんて言えばいいんだろうな 私ってどんな人?って 私も正直分かんないんだよな 名前とかそんなんじゃなくってさ 私だって言える何かがあれば 裸になって何も持ってなくっても 胸張って言える何かがあれば 私ってどんな人?って あなたが好きな私でありたいんだよな 私ってどんな人?って 私もいつか知りたいんだよな 性別とか関係ないからさ 私だって言えるアイデンティティ いつか死んで灰になっちゃってもさ 生きてたって言える証があれば 私ってどんな人って

      • 大人の恋

        どこにでもあるラブソング ちょっと歌われただけじゃ恋に落ちない 恋愛遍歴 生まれたてなのかしら? スカートに入ったスリット その深さだけ 私ミステリアス 興味ないなら放っておいてよ いつもより大人びた 小さめのイヤリングが揺れるたび 君の視線 首にまとわりついて リードしたいんだけどな... 大人の恋ってこんな感じですか? 余裕をさらけだせていますか? 自分に色仕掛け 酔っちゃうくらいに 強がっても可愛くなれますか? 渋谷で行き交う女子高生 ちょっと前までは私もそうだった

        • 咬傷

          絶望した夜の続きが 希望の朝になるわけないでしょう ずっと起きて見ていたのは 焼却炉によく似た朝焼け 踵が潰れたスニーカーつっかけて 唯一憂鬱な私が通ります 外になんか出てみるもんじゃない 絶対絶命致命傷 帰る場所がないと気づいてしまった 世間の言葉 浴びる閃光弾 人間そんな丈夫じゃないのにさ ドライアイ重症化するくらいには 目を見張ってなきゃいけないじゃん 平気を纏ってなきゃいけないじゃん 発狂した後の静寂に 誰かを救えるわけがないでしょう ずっと追いかけたヒーローは

          午前3時の涙の意味は 魔法が解けた後の後遺症 空に散らばる星を一生懸命つなげて あなたがくれた言葉 星座にしてみる 好きの『き』の字の最後の一画 どうしても その先に光がなくて あなたの愛を飲み込んでも 咽せてしまう毎日を ごめんね 何回も繰り返してしまった もうきっと交わらない線と線は ただの点だったってことを 知ってればよかった さよならした次の日の寝不足は もらった愛の分の二日酔い ゆっくり落ちてく月を惰性で目で追ってみて あなたがいない空間 酸素を探す 嫌いの言葉

          乙女たち!

          さぁ朝だよ 今日が始まるぞ あたしかわいいの鎧を身に纏って 今日も美しくたくましく戦え乙女たちよ パンスト捲し上げて今日は晴れのち晴れ 頭下げて眉下げて 腹ではなんで?あたし悪くないのに マスカラは取れて涙袋はグレー それでも笑え まだ武装状態にある 23で結婚して 25で子供が産まれて 未来予測1個もあってないけど 顔上げて ほっぺ叩いて 向かっていく 意地だけど なんかそれはそれでかっこいいじゃんね さぁ終わったぞ終礼だ あたしかわいいの鎧はまだ脱ぐな 今日はご褒美プ

          指きり

          おはよう こんにちは こんばんは いつもいつも繰り返すやさしい眼差し 当たり前に抱え切れない『愛情』を 毎日もらってる ありがとう いなくなりたいと笑った日 楽しいけど泣いていた日 いろんなカラフルな思い出の中に 毛布みたいな日差し それがあなたでした ららら ららら  いつまでも元気でいてね あなたでいてね いつか来るお別れ そんな時が来ても 大丈夫って笑えるように指きりしよう 大嫌い もういやだ あっちいって たまに いや たまに? 口から出る思ってもないこと 当たり

          マルボロメンソール

          たばこを吸い始めたのはあなたのせいだよ 喫煙室のガラス戸の壁越える為だったの たわいもない話なんかして 黒い吸い殻 水の底に落ちてって 最初のキス マルボロメンソール 花火見たいな味がした 帰宅時間 車の前で夜空に消えてった 私の口から吐いた煙 君への気持ちみたいでなんか ジッポライターずっと鳴らしてた 負け惜しみみたいにやっぱり言うけど たばこを吸い始めたのはあなたのせいだよ そんなキーアイテムなきゃ今頃... 空咳で涙 掠れちゃう

          マルボロメンソール

          偏頭痛

          どぷん、と潜った深い黒い海 せんべい布団の中に 涙 くらげぷかぷか 手のひら押し付けた目の奥 閃輝暗点 キラキラと人魚が鱗散らしてった 息も続かない 歯磨き粉味の吐息 重力はマイナス8億パーセント ひたすら眠るの どこまでも眠るの 差し込む光とかだいぶ暴力的なのね 静かにあくびをしたクジラの横で 貝の中のパールが大きくなって小さくなって ああ うるさいな

          知ってる

          絶望にも幸せにも慣れてるから そう簡単に泣いたりしないよ 思い通りにいかない人生だって いつのまにかあたりまえになってた でも君が辛い時 何も知らないのは それはちょっと嫌だな 君が泣かないこと 知ってるから 何も言わないよ 大人になっていろんなこと理解して 我慢も増えて ヘトヘトになって 好きなこと好きって言えなくなるまで 自分を放っておいちゃダメだよ 助けてあげられなくなっちゃうから 遠くへ行くこと 星を見に行くこと 美味しいもの食べたいだけ食べること 君が好きなこと

          君への歌

          カラカラ空回りする丸い時計 好きなもの目で追えなくって 夢を描く万年筆  いつかのインク詰まったまま 東の夜空に理想の幻を指でなぞって 朝日が消してく 虹彩に色が差す moving your days キラキラ光る景色 moving your days 古傷にキスをした 横断歩道の上 白い鍵盤鳴らして moving your days 未来を奏でるよ moving your days 歌を歌おうかい? 動き出した君へ 送るopening song 二日酔い いつかの自分へ

          手のひら

          すれ違っていたつもりはないんだけど 交わってもいなかったベクトルに ずっと同じ方向を向いていた ただそれだけだったのかもしれないね 伝えそびれたありがとう 水の底に積み重なって いつの間にか目には見えなくなった 君にあげたい言葉 明日 また明日と超えてく月日に 君がいなきゃって知ってもらわなきゃ ひさびさに繋いだ手の体温で 何度でも震わせるよ 愛の波紋言葉にかえて 流れる星が燃えてる塵だってことも 君がいる時の中では ただ一筋の導く光であるように 儚さに押し潰されそうに

          君への願い

          花瓶に生けた花に息を吹きかけて いつかは枯れてしまうのにと笑ったね 誤魔化すように差し出した紅茶に 儚いまつ毛が隠す心の奥 見えなくて 繋ぎ止めてたやさしい風  甘い香りの午後3時 時計が動き出す 君の瞳の中 透き通って目を逸らした さよなら 閉じこめてたパンドラの箱 ずっとこのままで 願っても 古い埃が涙に濡れて ごめんね 過ぎ去った日の記憶が星に変わる 導いて明日へ 君に聞いた静かな言葉を 忘れてしまうことなんてないんだろう 刹那に変わりゆく毎日にも たまに思い出す 

          奏でる世界

          旅立ちは桜が舞い上がる季節 そんなの誰が決めたの 君が歩き出す明日の扉 金色の銀杏が飾り付けしてた いつしか体裁に囚われちゃって 窮屈なボタンを幾つも留めてたけど ワクワクドキドキ膨らんでいって 空に弾け飛んだ 世間で偉いお金持ちの屍よりも 好きに溢れて困っている笑顔の方が絶対いい いってらっしゃい 大好きの世界へ つまんないとこには帰ってくんなよ 電線の五線譜は次の空へ メロディ書き足してゆく 未来まで続いて オクターブ遠くへ 私はそんな誰かさんみたいに 立派になれなか

          緑とロックT

          こんなに普通な気持ちなんだね 今日は2人のお別れの特別な日なのに あたたかい太陽の日が差す駅で 昨日変えたネイルのラメが キラキラ切ないかも  少し前よりちょっと涼しい秋晴れの午後だから 着回しの綿100%ブラウスだけじゃ 気持ち肌寒いの 君の嫌いな緑のカーディガン着て 会いに行くんだよ 君の好きに縛られて クローゼットの中 新品のまんま 君の嫌いな緑のカーディガン着て 会いに行くんだよ 『君が好きな私』の嫌いの1パーセントのように 待ち合わせはいつものチェーン店 明日は

          夢足りない

          黒塗りの部屋 たぶん時間は2時半くらいじゃない? 眠れないから天井に手足を伸ばした 瞼に夢のステンドグラス貼り付けて なんとなく八分休符を描くの ぬるま湯味の微妙な気温は 暑くも寒くも心地良くもない 満たされたい 急転直下な運命の色恋沙汰 ああ つまんないつまんない 明日もきっとつまんない 夜明けの空色盗んでわたあめでも作ろうよ ポップで地味な感じで 嫌味とキュートさ含んで 抱きしめたタオルケット くまのぬいぐるみのつもりだから かわいいから二度寝しよ