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歯科医師(病院歯科)🦷 歯科、口腔、医療で気になったものをメモを兼ねて投稿しています‼️…

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歯科医師(病院歯科)🦷 歯科、口腔、医療で気になったものをメモを兼ねて投稿しています‼️ 内容は高齢者歯科、老年医学、口腔保健についてが多いです⭐️

マガジン

  • 気になる記事

  • 論文の紹介

    主に老年医学、高齢者歯科、摂食嚥下に関する論文の紹介をしています。

  • 高齢者歯科について

    高齢者歯科(老年歯科医学)についての記事です。

  • 本の紹介

    歯科、口腔、医療に関する本の紹介をしています。

  • 摂食嚥下について

    摂食嚥下についての記事です。

最近の記事

口腔アセスメントを知っていますか?(歯科医療者以外が簡便に使用できる口腔評価ツール)

1. 口腔ケア、口腔アセスメントの目的近年、口腔ケアは、口腔機能の改善のみならず感染症の予防や栄養摂取、その他様々な効果が認められ、患者の回復過程やQOL向上において大切なもののひとつとなっています。そのため、歯科医療者のいない病院や施設においても、看護師や介護士などによる口腔ケアが重要となります。 2. 口腔アセスメントツール口腔アセスメントツールの使用は以下のような利点が挙げられます。 ・歯科医療者以外(看護師や介護士等)が簡便に口腔の状態を評価できる ・口腔の状態を数

    • 他者と一緒に笑う人は要介護リスクが低い【東北大学】

      他者と一緒に笑う人は要介護リスクが低い ー友人との会話の中で笑う人は要介護リスクが約3割減少ー論文【掲載誌】Preventive medicine 【論文タイトル】Does laughing with others lower the risk of functional disability among older Japanese adults? The JAGES prospective cohort study 【DOI】https://doi.org/10.1016

      • 病院歯科や訪問歯科の役割はどんどん大きくなっています!

        口腔は「食べる」「話す」「笑う」「呼吸する」といった日常に必要な機能をたくさんもっています。これらが障害されるとQOL(生活の質)が低下し、日常生活にも影響を与えます。そのため、生涯にわたって口腔の機能を維持することは重要です。では、私たちは最後まで歯科医療を受けることができるのでしょうか。 1. 死ぬまで元気な人は10%東京大学の秋山先生の調査によると、最後まで自立して生活できる(死ぬ直前まで元気で過ごし、病気で苦しんだり、介護を受けたりすることがないまま天寿を全うする)

        • 『老年歯科医学 第2版』が発刊されています!

          『老年歯科医学 第2版』医歯薬出版の『老年歯科医学』は、学生の学部教育から研修医や高齢者歯科診療を行う歯科医療者まで幅広い人たちが使用している老年歯科のバイブルみたいな本です。 今回その『老年歯科医学』の第2版が出版されました。 内容も初版から色々と追加修正され、充実したものになっています。 内容老年歯科医学に関する最新知見を網羅した待望の最新版 ●好評の前版の特徴はそのままに、ガイドラインの変更、社会制度の変遷などを網羅。 ●大きなトピックである口腔機能低下症、口腔健康管

        口腔アセスメントを知っていますか?(歯科医療者以外が簡便に使用できる口腔評価ツール)

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        記事

          口腔ケアの歴史と実際

          口腔ケアの歴史と実際わが国における口腔ケアという用語は、1970 年頃より看護教育のなかで使われ始めた。その口腔ケアという用語は、外国語の"Mouth care"から由来している。 1943 年に米国で出版された『The Pharmacological Basis of Ther- apeutics』(薬物療法学の基礎)で、"Mouth Care is an important nursing detail" "cleaning of the teeth and tongu

          口腔ケアの歴史と実際

          開口力の低下が嚥下障害のリスクになる【東京医科歯科大学】

          「開口力と嚥下障害の関連を解明」 ― 簡易的・非侵襲的な嚥下障害の指標として期待 ―論文掲載誌:Gerontology 論文タイトル: Jaw-Opening Force as a Useful Index for Dysphagia: A Cross Sectional and Multi-Institutional Study DOI:https://doi.org/10.1159/000521392 PRESS RELEASE2022年2月18日 東京医科歯科大学

          開口力の低下が嚥下障害のリスクになる【東京医科歯科大学】

          漫画でオーラルフレイルを知ろう!!【本の紹介】

          『マンガでわかるオーラルフレイル』むせる、飲み込めない、噛めない、滑舌が悪い。 1つでも当てはまる人は「オーラルフレイル」かもしれません。 「オーラルフレイル」は、ひとことで言うと、口腔機能の衰えです。 昨今話題の「フレイル」「オーラルフレイル」をわかりやすくマンガで解説。 第1章 オーラルフレイルとフレイルの関係 第2章 オーラルフレイルの今 第3章 オーラルフレイルの予防 第4章 8020運動を知ろう

          漫画でオーラルフレイルを知ろう!!【本の紹介】

          よく噛めない男性はメタボになりやすかった【新潟大学、大阪大学】

          「よく噛めない」男性はメタボになりやすい!4年間の追跡調査により世界で初めて判明 論文【論文名】Lower masticatory performance is a risk for the development of the metabolic syndrome: the Suita study 【掲載誌】Frontiers in Cardiovascular Medicine 【著者】Shuri Fushida, Takayuki Kosaka, Michikazu

          よく噛めない男性はメタボになりやすかった【新潟大学、大阪大学】

          舌がよく動く人は栄養状態が良好で体が元気【岡山大学】

          舌がよく動く人は栄養状態が良好で身体が元気! 口の機能維持がフレイル予防に!!論文論 文 名:Oral function, nutritional status, and physical status in Japanese independent older adults 掲 載 紙:Gerodontology 著  者:Nanami Sawada, Noriko Takeuchi, Daisuke Ekuni, Manabu Morita D O I:10.1111/g

          舌がよく動く人は栄養状態が良好で体が元気【岡山大学】

          【私立大学】高齢者歯科関係の講座(教室)は・・・

          高齢者歯科学(老年歯科学)、摂食嚥下リハ関係の教育・研究・臨床を行う講座(教室)です。 高齢者歯科等の名がない講座は老年歯科医学会指導医の在籍する講座を表記しています。 【私立大学】1.北海道医療大学高齢者・有病者歯科学 2.岩手医科大学摂食嚥下・口腔リハビリテーション学分野 3.奥羽大学(奥羽大学歯学部附属病院)地域医療支援歯科 4.明海大学・高齢者歯科学 ・摂食嚥下リハビリテーション学 5.東京歯科大学・老年歯科補綴学講座 ・摂食嚥下リハビリテーション研究室

          【私立大学】高齢者歯科関係の講座(教室)は・・・

          【国公立大学】高齢者歯科関係の講座(教室)は・・・

          高齢者歯科学(老年歯科学)、摂食嚥下リハ関係の教育・研究・臨床を行う講座(教室)です。 高齢者歯科等の名がない講座は老年歯科医学会指導医の在籍する講座を表記しています。 【国公立大学】1.北海道大学高齢者歯科学教室 2.東北大学加齢歯科学分野 3.東京医科歯科大学・高齢者歯科学分野 ・摂食嚥下リハビリテーション学分野 ・地域・福祉口腔機能管理学分野 4.新潟大学摂食嚥下リハビリテーション学(加齢歯科学) 5.大阪大学顎口腔機能治療学教室 6.岡山大学・(岡山大学病

          【国公立大学】高齢者歯科関係の講座(教室)は・・・

          歯科関連著書多数:Dr.西田亙(内科医)を知っていますか?

          糖尿病内科専門医・西田亙先生 1.歯科・口腔に関する書籍を多数執筆!<医療者に向けて>『全医療従事者が知っておくべき歯周病と全身のつながり 不健口が寝たきり・糖尿病・アルツハイマー病を招く』 『保健指導のカンどころ! 保健師に知ってほしい糖尿病と歯科のこと』 『糖尿病療養指導士に知ってほしい歯科のこと』 <歯科医療者に向けて>『内科医から伝えたい歯科医院に知ってほしい糖尿病のこと』 『内科医から伝えたい歯科医院に知ってほしい糖尿病のこと その2』 『デンタルインタビ

          歯科関連著書多数:Dr.西田亙(内科医)を知っていますか?

          口腔ケアの本を紹介!

          1.『基礎から学ぶ口腔ケア 改訂第3版』15年以上の実績を誇る信頼のテキストが改訂 2021年最新の情報に基づき、口腔ケアの必要性から基礎知識・基礎技術 そして様々な疾患をもつ患者の病態理解と口腔ケアのコツについて やさしく・ビジュアル豊富に・事例を示しながら解説 <こんな方にオススメ>口腔ケアを行う看護師の方、介護士の方、歯科衛生士の方 2.『超高齢社会のための 新編 専門的口腔ケア 要介護・有病者・周術期・認知症への対応』「口腔ケア」を担う専門家として自信をもって医療・

          口腔ケアの本を紹介!

          口腔と栄養の本を紹介!

          1.『歯科が活躍するミールラウンド&カンファレンス』歯科がミールラウンドで活躍しよう 食べるための口を作る?それなら、食べるところをみなければね ●訪問診療の場で、対象者の食事場面を観察するミールラウンドと、その観察内容に応じて多職種で対応を協議するカンファレンス。多職種が関わるこの取り組みのなかで、「食べること」に関わる歯科には大きな活躍の機会があります。 ● 歯科は、患者さんが「食べるため」に義歯を作製したり、口腔のケアをしたりします。「食べるための口」を作るならば、「食

          口腔と栄養の本を紹介!

          摂食嚥下の本を紹介!

          <教科書編>1.『摂食嚥下リハビリテーション第3版』●評価法はMASA、EAT10、TOR-BSST、CTなどを網羅。対応法は各訓練法の紹介から非侵襲的脳刺激までエビデンスを交えつつ解説。 ●基礎では咀嚼嚥下をレビューしつつ、CTによる三次元的理解、Brain Mappingなどの最新の話題から基本的な解剖生理までを網羅。 ●Palmer、Robbins、Martinら欧米の主要研究者を著者に迎え、摂食嚥下の最前線と積み上げられてきた歴史を紹介。 2.『新版 歯学生のための

          摂食嚥下の本を紹介!

          高齢者歯科の本を紹介!

          <教科書編>1.『よくわかる高齢者歯科学』フルカラーによる図表・写真を多く使い、重要語句や試験頻出個所などを太字で記載した、ポイントがよくわかる内容。 平成30年度改定予定「歯科医師国家試験出題基準」に沿って「高齢者分野」をわかりやすく学習できるテキスト。 2.『老年歯科医学』老年歯科医学テキストの決定版 老年歯科医学をエビデンスに基づいて総括 ◆老年歯科医学を学ぶ学生のみならず、一般歯科臨床医の“バイブル"として,幅広い学問体系を持つ「老年歯科医学」の内容をよりわかりやす

          高齢者歯科の本を紹介!