倉阪秀史

持続可能な経済社会を考えてます。

倉阪秀史

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最近の記事

持続可能で豊かな日本にしていくためには

まだ、書き終わっていないですが、とりあえず、現段階のものをアップして、改稿していこうと思います。 わたしのスタンス 最初にわたしのスタンスをお話しします。 まず、「左翼」とか「右翼」とかのレッテルはどうでもいいと考えています。人は、自分が理解できる範囲でものごとを処理しようとするあまり、さまざまなレッテルを貼り付けて理解しようとしますが、ここで提案する仕組みは、「右」でも「左」でもありません。あえていえば、「前」ということになるでしょうか。 わたしが考えるあるべき姿は

    • 第18回日本横断「川の道」フットレース完走記(その4)旧三箇小学校(394.1km)から海の家静浜亭Goal(513.3km)

      旧三箇小学校を5月4日の15:07にリスタートしました。ゴールまで、あと120kmです。15時にリスタートすれば、ゴール閉鎖の5日21時まで、30時間あります。時速4km(キロ15分)でちょうどゴールする計算です。ただ、途中、1時間あたり1回は寝ないと前に進まない状態なので、やはり時速5km(キロ12分)では進みたいと思ってリスタートしました。 幸い、今年は肉刺がほとんどありません。靴(ONのクラウドモンスター)が合っていたことと、時折チェックして、ガーニーグーを塗っていた

      • 第18回日本横断「川の道」フットレース完走記(その3)小諸キャッスルホテル(261.7km)から旧三箇小学校(394.1km)

        小諸キャッスルホテルで7時間滞在して、23:30にリスタートしました。4時間は寝たと思います。三箇小学校までの区間は、昨年リタイアした区間です。昨年は、23:30に小諸に着いて、4時か5時ころにリスタートしたので、今年は行けると思ってました。 出口の奥さんと一緒にリスタートしました。おなかが減ったので、すき家で食べようと言うことになって、すき家を目指します。ただ、なかなかすき家がでてきません。結局、15kmくらい先、上田市に入ったところにすき家がありましたw。そこまで、寝ず

        • 第18回日本横断「川の道」フットレース完走記(その2)両神荘(152.9㎞)から小諸グランドキャッスルホテル(261.7km)

          両神荘で、ふろに入って、3時間寝た後、リスタートするのですが、起きた後もなにか食べるべきでした。スタート直後おなかが減ってきました。14:30リスタート後に、太平洋をみて日本海!と叫んだ日本海ねーさんとコンビニまで歩きます。この時間だったらあとは歩き続けても完走できるといわれて出てきたらしいです。コンビニでパンとおせんべいを買って志賀坂トンネルへの登りをアタックします。ちなみに、行動食としては、soyjoyを3本、塩飴、キャラメル、塩分タブレットなどを腰のポーチに入れています

        持続可能で豊かな日本にしていくためには

        • 第18回日本横断「川の道」フットレース完走記(その4)旧三箇小学校(394.1km)から海の家静浜亭Goal(513.3km)

        • 第18回日本横断「川の道」フットレース完走記(その3)小諸キャッスルホテル(261.7km)から旧三箇小学校(394.1km)

        • 第18回日本横断「川の道」フットレース完走記(その2)両神荘(152.9㎞)から小諸グランドキャッスルホテル(261.7km)

          第18回日本横断「川の道」フットレース完走記(その1)スタートから両神荘(152.9km)

          ことしのGWは、「川の道」フットレースの日本横断ステージ(513km)にでてきました。昨年同じステージに出たときには、飯山駅をすぎて動けなくなって、何を思ったか温泉を検索してしまって、360kmくらいにある「いいやま湯滝温泉」に入ってリタイヤしてしまいました。今年は絶対完走を誓っての出走です。 日本横断ステージに出るためには、まず、千曲川-信濃川ステージ(251km)を完走しなければなりません。このステージにでるためには、抽選に受かる必要があります。川の道フットレースは18

          第18回日本横断「川の道」フットレース完走記(その1)スタートから両神荘(152.9km)

          本州縦断フットレースR7ステージ青森-新潟433kmその7・終(瀬波温泉-新潟)

          本州縦断フットレースの備忘の最終回です。残り57kmです。この日はいい天気になって気温も上がったので、ずっとTwitterの音声入力をしながら、歩きました。ホテルは、新潟駅前の東急インにしました。夜の0時チェックイン予定です。 湯本龍泉で朝風呂を浴びて、朝ご飯を食べ、二度寝してw、9時半にリスタートしました。朝から気温があがって、いきなりアイスです。 国道から県道3号にはいるところ、旭橋南詰・県道3号分岐386.4kmが最後のチェックポイントになります。ここを、19日12

          本州縦断フットレースR7ステージ青森-新潟433kmその7・終(瀬波温泉-新潟)

          本州縦断フットレースR7ステージ青森-新潟433kmその6(酒田-瀬波温泉)

          リッチ&ガーデン酒田というホテルを17日9時過ぎに出発しました。残りはだいたい150kmです。19日まで使うこととしたので、1日50km移動すればいいことになります。この日は、鼠ヶ関の旅館に泊まろうかと思っていくつか電話したのですが、空いていないということなので、適当に寝散らかしながら進むこととしました。 酒田で詠まれた芭蕉の句に「五月雨を集めて早し最上川」がありますが、酒田の最上川は満水状態でした。 これからはじまる研究プロジェクトでは、スマート農機も使うのですが、国土

          本州縦断フットレースR7ステージ青森-新潟433kmその6(酒田-瀬波温泉)

          本州縦断フットレースR7ステージ青森-新潟433kmその5(象潟-酒田)

          象潟のホテルで、温泉に入って、洗濯して、足裏のマメの治療をして、16日の朝9時半くらいにリスタートしました。この日は雨予報でしたので、Itoitexの5本指ソックスに履き替えることにしました。この選択が失敗でした。足がむくんで、そもそも足の爪先にマメができていたところ、無理に5本指ソックスに押し込んだために、左足の薬指の皮が爪ごとまるっと剝けていまいました。痛いのなんのって。足裏のマメは切開して、キズパワーパッドをあてたので、痛みは退きましたが、それ以上の痛みに襲われました。

          本州縦断フットレースR7ステージ青森-新潟433kmその5(象潟-酒田)

          本州縦断フットレースR7ステージ青森-新潟433kmその4(秋田-象潟)

          秋田市の快活クラブで、シャワー浴びて、洗濯して、4時間くらいは寝られました。快活クラブには6時間滞在して、20時にリスタート。ほどなく、次のチェックポイント「市街山王十字路」179.6km地点です。14日20:14通過です。次は、酒田の快活クラブかと思ったのですが、足のマメが痛いので、象潟(にかほ市)にホテルをとって、明日中にそこまで移動することとしました。 迂回ルートを進んだ女将ちゃんが、結局、ホテルまでタクシー移動になって、R7としては未完走扱いになってしまいました。た

          本州縦断フットレースR7ステージ青森-新潟433kmその4(秋田-象潟)

          本州縦断フットレースR7ステージ青森-新潟433kmその3(大館-秋田)

          土砂降りの雨に遭って、道路が冠水し、水浸しになった靴は、ホテルでもらった新聞を突っ込んで、朝にはなんとか履ける状態になりました。しかし、恐れていたように足にマメ、とくに左足の接地点に深いマメができて、思うように走れない状況になりました。二日目は、秋田市までオーバーナイトで進む予定です。だいたい100kmの道のりです。 ホテルを8時15分にリスタートして、まず、北秋田市のR105分岐点をめざします。下川沿駅の手前あたりからみると河川が氾濫したかのような光景でした。大雨で田んぼ

          本州縦断フットレースR7ステージ青森-新潟433kmその3(大館-秋田)

          本州縦断フットレースR7ステージ青森-新潟433kmその2(青森ー大館)

          わたしの本州縦断フットレースR7は、2022年8月12日朝7時54分に、青森駅前をスタートでした。当初のプランは、ざっくり、大館、秋田、酒田の3箇所のネカフェ・快活クラブで仮眠し、最後は、村上市の瀬波温泉で休憩して、新潟まで行くというものでした。昼の暑い時期に寝て、夜に走ろうという戦略でした。 青森から大館までは81km。100kmマラソンを14時間で完走するペースならば、11時間半くらいで到達できる距離です。しかし、今は、その脚力がないことと、先は長いので、20kmを4時

          本州縦断フットレースR7ステージ青森-新潟433kmその2(青森ー大館)

          本州縦断フットレースR7ステージ青森-新潟433kmその1(スタートまで)

          8月12日から、本州縦断フットレースR7ステージ(青森-新潟)433kmを「走って」きました。まあ、途中で走れなくなって、予定を1日延ばして、後半はほぼ歩きでしたが。その備忘です。連載になります。 そもそも、本州縦断フットレースって、どこも報道していないし、なんですかそれっていう人がほとんどだと思います。 本州縦断フットレースは、新木場から新潟まで走る「川の道フットレース」、日本三大仮装マラソンのひとつ「年の瀬マラソン」などでお世話になっているスポーツエイドジャパン主催の

          本州縦断フットレースR7ステージ青森-新潟433kmその1(スタートまで)

          選択的夫婦別姓について少し調べてみた

           わたしのゼミで、新聞記事をわたして、30分ディスカッションするというアクティビティを行うのですが、その題材として、選択的夫婦別姓を取り上げたことがあります(「夫婦別姓認めず 「期待 裏切られた」 特別抗告側 「世論に言及」評価も」2021.6.24『読売新聞』)。どのようにディスカッションするかは、参加者に任せるのですが、導入の是非について、ディベートが始まりました。そうすると、圧倒的に、選択的夫婦別姓を導入するという側が優位に立ったのですね。 ・別姓を義務づけているわけで

          選択的夫婦別姓について少し調べてみた

          『「脱炭素」は嘘だらけ』という嘘だらけの本について

          真鍋淑郎氏のノーベル物理学賞受賞で祝賀ムードですが、日本では、温暖化の科学を正当に評価できない人たちがまだ発言権を持っている状況です。 今年、杉山大志(2021)『「脱炭素」は嘘だらけ』(産経新聞出版)という本が出版されました。この本の著者は、科学者の知見は党派性を帯びたものであり、政治的に変わっていくものだと考えているようです。たとえば、次のような記述があります。 極端なCO2削減を正当化するような科学的事実はない。このような認識は、莫大な経済負担を突きつけられてショッ

          『「脱炭素」は嘘だらけ』という嘘だらけの本について

          『持続可能性の経済理論-SDGs時代と「資本基盤主義」』の背景

          7月9日に、『持続可能性の経済理論-SDGs時代と「資本基盤主義」』が東洋経済新報社から刊行されます。その成立の背景について、本のあとがきに書きましたので、その一部を抜粋します。  大学の学部時代に、はじめてミクロ経済学に接したときに感じた違和感が本書の原点にある。当時、若き伊藤元重先生が担当教員だった。当時の氏は、講義中に、科学が発達すれば、効用も測れるようになるだろうと話されていた。この言葉に強い違和感を抱き、ミクロ経済学を疑うようになった。とくに、当時から関心を抱いて

          『持続可能性の経済理論-SDGs時代と「資本基盤主義」』の背景

          人命が優先。「スタジオ貸し五輪」はやめるべき。

          今年の東京五輪は中止せざるを得ないと思います。その理由を述べます。 1.人命が何よりも優先されるべき 東京五輪を開催することによって、失われる命があってはなりません。新型コロナウイルスのために医療資源が逼迫している中、「安全安心な東京五輪」を開催するためには、やはり、医療資源を五輪対応に割かなければならないでしょう。現状では、そのことによって、新型コロナウイルスあるいは医療サービスを受けられないことによるその他の疾病による死者が発生することが想定される状況です。このオリン

          人命が優先。「スタジオ貸し五輪」はやめるべき。