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VF以外のシューズについて

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#ヴェイパーフライ

各メーカーのカーボンシューズ計39足の比較(2022年新作23足+2023年新作:14足)

各メーカーのカーボンシューズ計39足の比較(2022年新作23足+2023年新作:14足)

前回は“2021年秋までのカーボンシューズ32足の比較”を書いたが、今回の記事は2023年最新版で2022年以降に発売されたシューズを中心に紹介する。

【更新履歴】
※ 2/22:飞电3 ELITE / 飞电3 CHALLENGERを追加し24 → 26足に
※ 3/2:UA Flow Velociti Elite / Deviate Nitro Elite 2を追加し26 → 28足に
※ 3

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多くのカーボンシューズを長期間履き比べながら考えたこと

多くのカーボンシューズを長期間履き比べながら考えたこと

近々、「各メーカーのカーボンシューズ計25足の比較(2022-2023年新作:21足)」というnoteを公開するが、その前にこれだけ多くのカーボンシューズを長期間かつ幾度も履き比べながら考えたことを以下に記す。

ヴェイパー4%とアルファフライの衝撃

この2つシューズを初めて履いた時(2017年秋と2020年春)は、衝撃的だったのを今でも覚えている。

ヴェイパーフライ4%が画期的だったのは、ミ

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2023年の各ブランドの新作シューズ:ヴェイパーフライ3, ドラゴンフライXC, ウルトラフライ, ロケットX2, キンバラプロ, SCトレーナー2、ゲルニンバス25など

2023年の各ブランドの新作シューズ:ヴェイパーフライ3, ドラゴンフライXC, ウルトラフライ, ロケットX2, キンバラプロ, SCトレーナー2、ゲルニンバス25など

2022年11月30日と12月1日に米国テキサス州オースティンにて、毎年恒例のランニング製品の展示会「THE RUNNING EVENT」が開催された。

以下に、2023年発売予定の新作ランニングシューズの動画や投稿をシェアする。なお、以下はリーク動画、画像ではなく、各ブランド公式の製品紹介なので安心して見ることができる。

ロードランニングNIKE:ZoomX Vaporfly Next% 3

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「ヴェイパーに自分の走り方をフィットさせていくか」 or 「ヴェイパーよりも自分の走り方にフィットするシューズがあるかどうか」

「ヴェイパーに自分の走り方をフィットさせていくか」 or 「ヴェイパーよりも自分の走り方にフィットするシューズがあるかどうか」

2017年にヴェイパーフライ4%が発売されて以降、駅伝やロードレースにおいて競技力の高い選手が着用するものが薄底シューズから厚底カーボンシューズに段々と変化していった。

そのフェーズにおいて、これまでの薄底シューズの「履きこなし」は次第に厚底カーボンシューズのバウンスに「乗っていく」という走り方に変わっていった。

ここで「(厚底カーボン)シューズに自分の走り方をフィットさせていく」というスタイ

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今後、ランニング用カーボンシューズの評価項目で「価格」と「重さ」を重視するのがいいだろう。

今後、ランニング用カーボンシューズの評価項目で「価格」と「重さ」を重視するのがいいだろう。

2020年は本当に多くのメーカーがカーボンプレートを挟んだ新製品をリリースして、ランニング界が盛り上がりのあった1年だった(一部違う素材のプレート内蔵の製品もあるが)。

それでも、王者ナイキの牙城は崩されず、ネクスト%、アルファフライがロードレースや12月までのトラックレースでは選手たちの足元を支えた。

また、来年には東京五輪を控え、アシックスの厚底シューズ(プロトタイプ多数...メタフライな

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なぜホカやリーニンの「厚底シューズ」の厚さが世界陸連のシューズリストで25mm未満なのかを細かく解説します。

なぜホカやリーニンの「厚底シューズ」の厚さが世界陸連のシューズリストで25mm未満なのかを細かく解説します。

2020年8月に発表された12月1日以降の公認トラックレースでの25mmルール。いわゆる厚底シューズが12月1日以降の公認トラックレースで履けないというものでランナー界隈で大きな議論が起きた。

10月や11月になって世界陸連は認可されたシューズリストを更新しており、それらのシューズの厚さが25mm未満なのか、それ以上なのかが一眼でわかる。ここに、元祖厚底のホカオネオネのシューズで25mm未満とな

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各メーカーの厚底カーボンシューズ計30足の比較(2021年新作:11足)

各メーカーの厚底カーボンシューズ計30足の比較(2021年新作:11足)

2017年の夏にナイキがヴェイパーフライ4%をリリースしてからはや3年。

各メーカーがこぞって厚底カーボンシューズの新製品をリリースし始めたのが2020年になってからだった。今や、メジャーなブランドだけでなく世界中のシューズブランドがこのシステムのシューズをリリースしているので、今回は19足+2021年の新作11足の比較を“各ジャンル”ごとに行うことにした。

シューズの重量は各26.5cm、各

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厚底カーボンシューズ戦国時代履き比べレビュー【2020年秋場所】

厚底カーボンシューズ戦国時代履き比べレビュー【2020年秋場所】

5社の厚底カーボンシューズの5種のテストランを9月6日の朝に行った。

よく会う人に「おはようございます」と言われたけど、内心「あの人何してんねん」と思われたかもしれない。笑

“2020年秋場所”

左から(L to R)
① RACE 160x(Xtep)
② Endorphin Pro(Saucony)
③ Fei Dian(Li-Ning)
④ Adios Pro(adidas)
⑤ VF

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本当に「自力」を高めるシューズってなんだろう?厚底「軽量」シューズ全盛期に重いシューズでトレーニングすることの重要性と👟のレジスタンストレーニングについて。

本当に「自力」を高めるシューズってなんだろう?厚底「軽量」シューズ全盛期に重いシューズでトレーニングすることの重要性と👟のレジスタンストレーニングについて。

今日のジョギングで意識した点と、ジョグの後に考えたことについて。

【練習内容】39'モデレート+流し100m3本
(100mは17秒1、17秒3、17秒1、R31秒=ほぼ同じ動き)
Total: 41:00, 10.5km(ave. 3:53/km)
5km19:29(3:54 /km) 10km19:26(3:53 /km)のイーブンペース
シューズ:ナイキボメロ14(270g)

(このジョ

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