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ヴェイパーフライ関連

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シューズの考察やシューズに関する戯言を書きます。
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2020年2月の記事一覧

VFはストライドを伸ばし、ふくらはぎの疲労を軽減する【ブリガムヤング大学の研究より】

VFはストライドを伸ばし、ふくらはぎの疲労を軽減する【ブリガムヤング大学の研究より】

VFがすごいシューズであるというのは疑いようがない事実であるが、それは実際のレースという現場でも、研究というアカデミックな場においても、どちらでも数字というデータが実証している。

レースでの数字に関しては先日のnoteで書いたので省略するとして、私なりに感じたVFを履いて走った時の感覚と論文で報告されている実験結果をもとに考察してみたい。

ストライドが伸び、ふくらはぎが疲れにくくなるVFを履く

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それでもナイキは超えてきた。

それでもナイキは超えてきた。

2/1の有料note:それでもナイキは超えてくる。

で書いたように、
ナイキは2/5に「アルファフライネクスト%」など今年の新シューズについて発表した。

(出典:NIKE)

なかでも、INOES 1:59の時点ではソールの厚さが50mm以上、カーボンプレート3枚と言われていた「アルファフライ」が、「アルファフライネクスト%」として、世界陸連のレギュレーション内で使用できるようにきちんと作り直

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それでもナイキは超えてくる。

それでもナイキは超えてくる。

1/31に世界陸連はレギューレーションの変更を発表した。

(内容は以下です)

今後の見どころとして、4/30以降のプロト使用不可を受けて、ナイキのαFLYやプロトスパイクが今後どうなるか(発売されるとしたらいつ発売されるか?)というところである。

キプチョゲが履いていた「αFLY初期版」は、ミッドソール50mm、カーボンプレート3枚という構造でどちらもレギュレーションに反しているため1/31

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世界陸連がレギュレーションを修正 ①:αFLY“初期版”は使用不可 ②:2020年4月30日以降はスパイクを含む全メーカーのプロトが使用不可

世界陸連がレギュレーションを修正 ①:αFLY“初期版”は使用不可 ②:2020年4月30日以降はスパイクを含む全メーカーのプロトが使用不可

世界陸連(以下、WA)は1月31日、レギューレーションの修正内容を公開した。

現在の長距離界を席巻しているヴェイパーフライ(以下VF)ネクスト%は引き続き使用できるが、キプチョゲがINEOS 1:59で使用した“αFLY初期版”は今回のレギュレーション修正により1/31以降から使用できない。また、4/30以降は各メーカーのプロト使用も不可となる(エリート選手以外は使用可)。

以下、
・αFLY

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