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いたって普通のバレーボーラーが感じた「ハイキュー!!」のすごさ

古館先生おめでとうございます。

そして、お疲れさまでした!!


祝!「ハイキュー!!」完結!!!


今日は育児や就活や仕事から離れて、“推し”の記事を書いてみようかなぁと思います。


2020年7月20日、8年半という時間を経て

週刊少年ジャンプにて「ハイキュー!!」が有終の美を飾った。

もう8年半か・・・なんてセンチメンタルな気分になってしまう。そりゃそうだ。わたしがちょうど大学生から社会人になろうとしている頃に連載が始まった作品、それが「ハイキュー!!」だ。


はじめ、「ハイキュー!!」が読み切り掲載されたり、連載が決まった頃、わたしはあまりの日常の忙しさで昔のように週刊少年ジャンプを読めないでいた。バレーボール漫画が連載されていることはTwitterを見て知っていた。

だがその時点で、わたしは「ハイキュー!!を読んでみよう!」という気持ちに心が動くことはなく、その頃好きだったアニメや漫画をみながら日常を繰り返していたのだ。


そんなわたしと「ハイキュー!!」を結びつけたのはアニメ版「ハイキュー!!」。当時「見てみよっかな~」なんて軽い気持ちで見始めたわたしは、もうズブズブと沼に落ちて行ってしまったのだ。

そりゃそうだ。(2回目)

わたしは小学生から高校までずっとバレーボールをしてきたのだから。


「じゃあなんで最初から見ないの?」

「バレー好きなんでしょ?」

という声が聞こえてきそうだが、長い期間バレーを続けてきた中で辞めたいと思うことなんて星の数ほどあった。それでも最後まで“バレーボール部員”でいられたことは、わたしの中で誇りでもある。

だからだ。

“本当のバレーボール”を知っているわたしは、“漫画の中のバレーボール”をうまく読める気がしなかったのだ。


そんな先入観で「ハイキュー!!」を見ていなかったわたしは、すぐに後悔する。

だって面白いのだ。

靴の音や、ボールが床をはねる音、

その場で試合を観戦しているかのような空気が、

深夜、仕事上がりに、たったひとりでテレビを眺めるわたしを襲ってきたのだ。

あの頃、バレーボールに夢中になっていた自分。

まるで、そんな自分が“そこ”でプレイしているかのような。

あの独特の、あの日にしか味わえなかった空気が、

ぶわっと体の中に入り込んできた。


その瞬間、自分の先入観が真逆だったことを知る。

「あ、これはバレーボールをしてきたからこそ味わえる感覚だ。」


伸び悩む背も、希望のポジションにつけないことも、

人の才能を羨んでしまう自分の弱さも。

あとから入部した後輩に追い抜かれる悔しさも。

試合前のエネルギー補給、テーピングの感覚、渡されるユニフォーム、

試合前の緊張感、試合中の高揚感、試合に勝った時のハイタッチの快感、

そして、

試合に負けた時の、あの、「もう1セット」という感覚。


ぜんぶ、ぜんぶ。

わたしは知っていた。


いつしか「ハイキュー!!」の放送が楽しみになり、予約録画で見ていた放送はリアルタイムで見るようになっていた。

キャラクターたちが叫ぶシーンは一緒に叫び、喜ぶときにはいっしょに歓声を上げ、

あと一歩、届かなかったときは、一緒に涙を流した。


そんな「ハイキュー!!」の連載が終わったのだ。

もちろん寂しくはあるけれど、やはり古館先生への感謝の気持ちが一番大きい。

「ハイキュー!!」の世界にいる“彼ら”は、きっとこれからもずっと生き続けていく。

8年半という長い間、最高のバレーボールをみせてくれてありがとう!!


飛べ!!!!!!!!!





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