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高齢出産の子どものきもち

私は晩婚高齢出産の子どもです。
私は父50代・母40代のとき生まれました。

両親をよく祖父母と間違われていました。

私の家は貧乏で、両親が高齢なため健康状態も良くなく、恵まれた家ではありませんでした。

今回は親が高齢出産だと子どもが困ったことを話したいと思います。

1.困ったこと 

(1)高齢なため考え方が合わない

①考え方
私の親は高齢出産だからなのか?わかりませんが、考え方が合わず、衝突しても考え方を変えようとしませんでした。

高齢出産で生まれたお子さんでも、親御さんの考えが柔軟な家もあると知っています。

しかし、私の両親は晩婚高齢出産をいい事に子どもの気持ちに向き合ってくれませんでした。

子どもに迷惑がかかっても、いつも「高齢だからしょうがないこと」だと言い聞かされていました。

しょうがないことだからと、気持ちを抑え込んでいましたが、大人になっても気持ちがモヤモヤして悩みます。

(2)学校の行事への影響

①授業参観
授業参観に親が来るとよく「祖父母がきた」と言われていました。
子どもはすぐ思ったことを言葉に出します。
幼い時、親だと説明するのが恥ずかしかったです。親だと話すと笑われたことがあり傷つきました。
次第に親だと説明しなくなりました。

②体育祭
体育祭のときは、親は高齢で健康状態が良くなく走る体力がありませんでした。
若いご家庭の子どもたちは親と一緒に徒競走をしていて、羨ましかったです。

③卒業式
卒業式に来る時に、バブル全盛期に買ったであろう全身緑色の服装できました。

私は卒業式の前に、卒業式に来るならリクルートスーツか卒業式に親御さんが着る一般的な服装で着てほしいと懇願しました。

しかし、結局バブル期に買った全身緑色のスーツで着て変な目立ち方をしていて辛かったです。

卒業式にくる親御さんの服装と合わず服装が浮いていた思い出です。

④音楽の授業
音楽の授業でソプラノリコーダーを持参するように言われてました。

しかし、母親の時代はアルトリコーダーが一般的だったため、無理やり持たされ、クラスメイトから笑われました。

学校側がソプラノリコーダーがいると説明しているのに、ソプラノリコーダーを普通に買ってくれない親に憤りを感じました。

⑤水泳の時間
水泳の時間で着替えるとき、女児は体を覆うタオル?ラップタオルが必要でした。

しかし、母親の時代はそのようなタオルがないため、持たせてくれませんでした。

案の定、フェイスタオルを持って行かされて、体を隠すことができず着替えが最悪でした。


⑥服の価値観
親が子供時代に着ていた服や親戚の高校生が子供時代に着ていたお下がりの服を着せようとしました。

これは高齢が関係しているのかわかりませんが、、

私の学校では、その時代の流行りの服を着ていないとクラスメイトからダサいと思われることがありました。

あるとき、セーラームーンの刺繍がある服のお下がりを執拗にて着せようとしてきました。
私が幼いときはプリキュアが流行っていたため、セーラームーンは可愛いいですが、私の子供時代では時代遅れとされていました。

セーラームーンの刺繍の服を着ていくと、クラスメイトから流行りに合わないためバカにされました。

※私自体はセーラームーンとても好きです!

服の価値観が時代に合わないため、執拗に時代遅れの服を着せようとしてきます。

私がやめて欲しいと言っても治してくれませんでした。
母は「しょうがないじゃない、考え方は直せないの」といいます。

子供の気持ちを少しでも受け入れてほしかったです。

2.最後に

20代の私ですが、晩婚高齢出産の子どもの方にあまり出会ったことがありません。

今の時代では高齢出産も当たり前ですが、平成初期から中期のあたりはクラスに1〜3人くらいしかいなかった感覚がします(私の感覚)。

似たような家庭環境の友人が1人でもいれば、私の子ども時代も生きやすかったのかもしれません。

こういうことが、私自身の生きづらさに少なからず影響しているのではないか?と思います…




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