ただよ!たーだ!ただなの!(外国のお人No.1)

コロナ禍が落ち着いて、街に外国人が増えてきた。
大人3人が限度の箱売店のカウンターで、ふと見ると、数選式クジを記入している3人が外国人だった。
ほぉ〜インターナショナルだわねぇ。

観光客の外国人が、スクラッチを削りながら盛り上がる光景も増えてきた。

外国人相手で困るのは、やはり言葉が通じないときで、日本語が少ししか分からない方に『スミマセン、ハジメテ、オシエテクダサイ』と言われて、英語ならまだカタコトでなんとかなっても、英語以外は分からないからお手上げ。

いっとき、聞いたことのない言語を耳すると、何語なんだろう?と知りたくなり、フレンドリーな雰囲気が察知できると『すみません、何語で喋ってるんですか?』と聞いていた。 
それはたんに興味本位で、意図などはなく、ただ、それ何語なの?ってだけ、知りたいだけだった。

『ギリシャ語です』とか『クメール語です』とか『タガログ語!』などなど。
聞いてみたところで、へぇ〜と納得するだけの、ただそれだけの自己満足。
それにしても、外国語を習得している彼ら彼女らはすごいなぁと関心する。リスペクト!

1人で買いに来た、陽気な感じの中東系男性がスマホで喋りながら申し込みカードを出してくる。
荒々しいような、スタッカートな音の言葉。
電話が終わったのでまたなんとなく、どこの国の言葉なのか聞いてみた。
彼は『アラビアゴデスネ〜』と言い、『アラビアゴスキデスカ?』と私に質問してきた。

べつにアラビア語が好きなわけではないので、『いえいえ、ただ聞いてみただけです』と答える。

すると『タダ?タダ?タダッテナンデスカ?』と聞いてくるではあ〜りませんか!

『タダハ、フリー(free)ノコトデスカ?』
(んんっ、そう来たか)

「ただ」の意味…  接続詞だっけ?接続詞を英語で説明… 無理ムリ!私に説明なんてできるわけない。

『違う違う、ノーノー、フリーじゃなくて、ただ聞いただけ』
あっ!また、「ただ」って言っちゃったょ(笑)

『なんでもない、なんでもない!ナッシング!ノープロブレムよ!ありがとうございました〜』
彼は笑いながら『ニホンゴムズカシイデスネ』と言った。

もう余計な質問をするのはやめよう!
そう誓った風薫る五月の出来事でした。

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