秋風 赤空(あきかぜ しゃっくう)

僕に夏は暑すぎる。 僕に冬は寒すぎる。 僕に春は眩しすぎる。 残ったのは秋だった。 …

秋風 赤空(あきかぜ しゃっくう)

僕に夏は暑すぎる。 僕に冬は寒すぎる。 僕に春は眩しすぎる。 残ったのは秋だった。 頭の中がゴチャゴチャしてるときに、それを文字で書いてまとめたりするとスッキリする。 日常で創作に使えそうなものが溜まってくると、定期的に吐き出したくなる。 そんなどこにでもいる物書きの1人。

最近の記事

自己紹介も含め、そろそろユニクロで働いていた時のことを書こうと思う、その4

ユニクロには階級(スタッフグレード)がある。 準社員、アルバイト、パートの方の場合はPN1からスタートしてPN2、PN3と昇給昇格していき、次はAP1・AP2、さらに次はSP1・SP2といった感じだ。 なお僕が在籍していた時はもっと細分化されていたが(AP3やSP3があったはず)、とりあえずユニクロも公開している情報なので、時間がある方は冷房が効いた部屋で、アイスでも食べながら公式サイトに目を通すのもいいかもしれない↓ 昇給・昇格|ユニクロ(UNIQLO)アルバイト(パ

    • 自己紹介も含め、そろそろユニクロで働いていた時のことを書こうと思う、その3

      前回の記事で店長が悪いのか? しかし店長は店長で大変だといったことを書いた。 更に付け加えるのであれば、仮に初代店長が優秀で、売り上げ目標を大幅に上回る実績を作ってしまった場合、後任の2代目店長がユニクロの掲げる売り上げ目標を達成できなかった場合、複数店舗をみている、いわゆるエリアマネージャークラスの方から『なぜ初代店長で売り上げ目標を達成できていたのに2代目店長になると達成できないのか?』といった叱責?質問?激励?を売り上げ目標を達成するまで無限にしてくる。まあ達成したら

      • 自己紹介も含め、そろそろユニクロで働いていた時のことを書こうと思う、その2

        自身のプロフィールにも書いているが、僕は春が苦手だ。 なんというか、ありとあらゆる草木の芽生えが、陽キャパリピのウェーイな感じを連想させるのか、正直いって命の芽生えが陰キャの僕には眩しすぎた。 ついでにいうと冬は寒すぎるし、夏は暑すぎるから嫌だ。 四季を楽しむのが日本人だというのなら、僕は外国人でいい。 実りの秋、収穫の秋だけを楽しみたいのだ、野菜や果物の収穫だけ手伝う子供のように。 ……半分冗談だ、おそらく。 さて、ユニクロで働き始めて2年ほど経って、2回目の桜を見た

        • 自己紹介も含め、そろそろユニクロで働いていた時のことを書こうと思う、その1

          僕が働いていたのは、もう6年前になるから、 現役でユニクロにいる方からすれば、 この6年で労働環境は激変したと思うので、 ぶっちゃけ何の参考にもならないと思う。 データ的な意味でも6年前となると化石のようなデータ。 懐古、ただの懐古厨である。 ただ僕を僕とたらしめる基盤を作ったのはユニクロだと思う。 だから自己紹介はユニクロでの経験をベースにするのが僕らしい、未練タラタラ、タラちゃんな感じがよく出てると思う。 ユニクロの基準でいう準社員として入社したのが10年前。

        自己紹介も含め、そろそろユニクロで働いていた時のことを書こうと思う、その4

          『フラグブレイカー』 第7話

           半透明の石で出来た神秘的な神殿にて、白いローブを纏った女性が、白いローブを纏った子供達に物語を読み聞かせていた。  背中には女性にせよ子供にせよ白い羽が生えており、人間とは違う生き物・存在のような神秘性のある佇まいだった。 「遠い昔、この世界では神々の戦いがありました」  女性はそういうも、それを聞いていた子供の1人はすぐさま質問する。 「どうしてー?」  質問した子供に対して、もう一人の子供は 「こら!まだ母上が話している途中だ」  と宥めるも母上と言われた女

          『フラグブレイカー』 第7話

          創作大賞、エッセイ部門で面白いと思ったのを挙げていく。

          尚、1年以上前に投稿されたものを今回の賞にリサイクルした、もしくは再掲載っぽいものは除外させて頂きました。 <まずはトップバッター↓> ルメールさんの「自信あります」について考察してみた|中毒じゃない象さん (note.com) 色んな意味で一番人気、紹介するまでもない。 今回の創作大賞 エッセイ部門、大本命でしょう。 作者の方のツイッターアカウントも拝見しましたが、競馬とルメールさんに対しての情熱を込めた、中毒じゃない象さんの書ける、いや半休も賭けた、おそらく最大火力

          創作大賞、エッセイ部門で面白いと思ったのを挙げていく。

          甥っ子と僕。

          僕には4つ上の姉がいる。 そしてその姉の子(甥っ子)は今年で小学2年生、つまり8歳になった。 とある土曜日に甥っ子が実家に遊びに来た時のことだ。 「ボク将棋やりたい、ボク将棋できるー」 甥っ子は何気なく言ったことかもしれないが、 この時叔父さん(僕)に電撃が走る。 (あれ?この子に今から真面目に将棋をやらせて、いい環境を提供すれば、あわよくば?) 親バカであれば想像しやすいであろう妄想。 一瞬でも棋士になる甥っ子の姿を想像してしまう自分。 藤井聡太七冠と大きくなった

          ジャンプ+の連載漫画の中で、面白いので固めれば本誌超えてるんじゃないか説。

           小学生の頃から25年くらいジャンプを買ってて、鬼滅の刃の連載が終わったところでジャンプを買うのを辞めた人間の独断と偏見による、ジャンププラスで面白いと思うラインナップがこちら↓ 1、スパイファミリー 2、チェンソーマン 第二部 3、マリッジトキシン 4、エクソシストを堕とせない 5、ジャンケットバンク 6、忘却バッテリー 7、バンオウ 8、魔都精兵のスレイブ 9、ダイの大冒険 勇者アバンと獄炎の魔王 10、幼稚園WARS 11、タヌキツネのゴン 12、トマトイプーのリコピ

          ジャンプ+の連載漫画の中で、面白いので固めれば本誌超えてるんじゃないか説。

          『ラグナクリムゾン』が面白すぎる件

           タイトル通りである。    スマホアプリ「マンガUP!」で無料で読める、著者・小林大樹さんの漫画「ラグナクリムゾン」が面白すぎる。  重要なネタバレを抑えつつ面白さを伝えるというのは、非常に難易度が高いのだが、自身の書き物にこの経験を活かせたらいいなぁ……という感じでタイパも意識して書いていこうと思う。  <どんな話か?>  人間(主人公側)と竜(敵側)がお互いに滅ぼし合う話。  <なぜ面白いと思うのか?>   人間側と竜側の戦力を比較した際に、竜側が強すぎるとい

          『ラグナクリムゾン』が面白すぎる件

          祖母のカレー大捜査線

           ふと施設に入り、介護される身になる前の祖母のカレーが食べたくなる時がある。 「おばあちゃんね、もう全部わからなくなっちゃったから、わからないよ」  そう祖母が言うのが口癖のようになり、レシピすら聞き出せなくなってしまったのは、いつからだっただろうか。  固形ルーはジャワカレー中辛をベースにしているのは間違いない。  問題はそこからだ。  ケチャップ少々にウスターソースを入れていた気がする。しかし思い出せる、思う味にならない。  祖母のいた実家にある調味料や、カレー

          『フラグブレイカー』第六話

           「いいか、パミ=リステッド」  窓を開け、風の吹き抜けるベットの上で横たわっているパミ=リステッドに話しかける、茶色い長髪を後ろでまとめた女性、『十剣』の二つ名持ち、ベルナーク=ステラ。  「なにさぁ」  リステッドがこちとらまだ体がガタガタだと言っても関係ないという風にステラは話を続ける。  「私は安全に、静かに、余生を過ごしたい……ところがだ」  「うん」  「そのためには貴様らと一緒にタッドとニーナを殺すような化物がいるかもしれん場所に赴き、下手をすれば命

          『フラグブレイカー』第六話

          『フラグブレイカー』 第五話

           青年に分裂したケルベロスの内の一匹が襲い掛かる。  狼系の魔物(モンスター)は獲物に飛びかかる際にまず前足を獲物の身体に掛け、それから喉や頭に嚙みつくというのが一般的だ。  例に漏れず分裂したケルベロスもそうだった。  風属性の青年は左手に持った盾を上に構え、その盾に前足の重さが掛かった瞬間に風をコントロールしてその前足を、上体を上方向に少しだけ弾く。  パリィ。  その技術は敵の攻撃を弾き、一瞬無防備な口を開けた三つ目の狼の姿を晒す。  「くたばれ!」  すぐ

          『フラグブレイカー』 第五話

          『フラグブレイカー』 第四話

           「実はメントのような転移者は他にもいるよ」  「え、そうなの?」  「……割といるな」   ボギットが仲間になり、とりあえず皆ご飯がまだだったので、昼食がてらミーティングというか、話し合いが始まってから、すぐのことだ。  「ケットシーは何も言ってなかったけどなぁ」  転移者=特別だと思ってたのに、自分の代わりみたいなのが割といると思うとショックだ。  「んー、教える必要がないと思ったのか、そもそも他の人は転移させたのがメントのいうケットシーじゃない可能性も……」

          『フラグブレイカー』 第四話

          『とある戦士の苦悩』 読切

           俺の名はヘシオール=ボギット。  成り行きで勇者パーティの戦士をやらせてもらっている。  全戦士の中でも中の中……ごめん、中の下程度の力しかない俺が、なぜ魔王を倒しに行くという大義を掲げた勇者パーティにいるのか?    ……話は半年ほど前に遡る。  その日ギルドに顔を出すと、俺達が住む世界とは別の世界から特別なスキルを持つ勇者が召喚されたから、魔王倒すためのパーティメンバーを募集しているという紙が、クエストボードと呼ばれるボードに、普段なら依頼書・討伐リストの紙が所狭しと

          『とある戦士の苦悩』 読切

          『とある戦士の苦悩』 あらすじ

           ある日俺たちの住む世界とは別の世界から転移してきた特別なスキルを持つ転移者、勇者がやってきた。  その勇者は魔王を討つ素質があるから王は惜しみない協力をと世界の冒険者にギルドを介して通達した。  戦士の中でも中の中、リアルに見積もって中の下程度の力しかない俺にできることはないなと思いながらも、勇者パーティの選抜試験に盛り上げ係程度のやる気で参加してみたところ、勇者の目に留まってしまう。  しかしそこから俺ことヘシオール=ボギットの苦悩は始まるのだった。 『とある戦士の苦悩

          『とある戦士の苦悩』 あらすじ

          『フラグブレイカー』 第三話

           一夜明けて、遅めの朝食をリスと食べる。  昨夜はあの後お楽しみでしたねとはならず、自分が転移者であり西へ向かいたいこと、スノーラビットにはボコボコにされたけど、ナイトメアフロッグの舌を斬り落としたことを話した。それをリスは最初は静かにうんうんと頷いて聞いていたけど、ナイトメアフロッグの話をしたあたりで少し首を傾げたので、これが証拠だといわんばかりに収納袋に入れていた斬り落としたナイトメアフロッグの舌をベロンと出したところでリスは悲鳴を上げて、マーニャさんに五月蠅いと怒られ

          『フラグブレイカー』 第三話