自己紹介も含め、そろそろユニクロで働いていた時のことを書こうと思う、その1

僕が働いていたのは、もう6年前になるから、
現役でユニクロにいる方からすれば、
この6年で労働環境は激変したと思うので、
ぶっちゃけ何の参考にもならないと思う。

データ的な意味でも6年前となると化石のようなデータ。

懐古、ただの懐古厨である。

ただ僕を僕とたらしめる基盤を作ったのはユニクロだと思う。
だから自己紹介はユニクロでの経験をベースにするのが僕らしい、未練タラタラ、タラちゃんな感じがよく出てると思う。

ユニクロの基準でいう準社員として入社したのが10年前。

当時採用してくださった店長は僕と同い年で、今は海外の店舗に行っている超エリートのスーパーサイヤ人だ。

バリバリの体育会系で売り場の商品整理を光の速さでやりつつ、呼び込みも1分に一回自身で率先してやるし、君らもやれという無茶ぶりだ。

当時の主婦達はその頃からパワハラだの無茶苦茶だの言う人はいた。

しかし結果がついてくるのである。
店長自身が率先してその「無茶苦茶だ」と言われることをこなすのである。
そして店長が売り場に出る時間帯の売り上げは伸びる。

結果どうするか?

みんな店長基準でやるしかないのである。
それぞれが店長のような意気込みでやる、第三者から見ればブラックだ。

だがそこには絶対に今日の売り上げ目標は落とさないというスタッフ全員の共通認識、プライドがあった。

スタッフ全員が各自持ち場の仕事を必死にやっていた。

5秒でも手が空くなら、1枚でも何か畳めるはずだ。
1分手が空くならパネルの裏にストックしている商品を出して、ボリュームを出し、サイズ欠品を減らせるんじゃないか?

閉店後の最終商品整理。

何時に終わるのか?
その時間に本当に終わるのか?
終わらなかったら責任はとれるのか?
早く終わるなら品出しは出来ないのか?

僕が働いていた店舗は感謝祭となると、1日の売り上げが一千万円を超える。

1000万だ。

そこそこの役職についたサラリーマンの年収が、お金が1日で動く。
都心部の店舗であれば2000万は簡単に超えるんじゃなかろうか。

そしてスタッフは

『1000万円分の商品の補充をする』

『1000万円分崩壊した売り場を立て直す』

ユニクロの感謝祭何度か利用している方であれば、ご存じだとは思いますが

『ユニクロの感謝祭は1日では終わらない』

1日目は大丈夫、補充も何とか間に合う。
2日目の午後から雲行きが怪しくなって来る、商品整理と品出しの両立が難しくなって来る。
3日目、商品整理の優先順位があがり、バックルームに在庫があるも品出しが追い付かなくなって来る。
4日目以降、スタッフの疲労がピークに、1日目から出勤していた人で連日朝から晩まで働いていた人によっては限界がくる、つーか倒れる。

1週間以上続くセールの場合、フルタイムで出ていない学生のアルバイトの子ですら「秋風さん、僕らセミだったらとっくに死んでます」という名言を遺す?程度にはキツイ。

しかし店長はやる。

店長は倒れない。

正直倒れろ、もう倒れてくれと思ったことがある。

しかし何だかんだで店長が倒れないように皆頑張るのだ、尚且つ自分自身も倒れないように。



続く↓


自己紹介も含め、そろそろユニクロで働いていた時のことを書こうと思う、その2|秋風 赤空(あきかぜ しゃっくう) (note.com)


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