自己紹介も含め、そろそろユニクロで働いていた時のことを書こうと思う、その2

自身のプロフィールにも書いているが、僕は春が苦手だ。
なんというか、ありとあらゆる草木の芽生えが、陽キャパリピのウェーイな感じを連想させるのか、正直いって命の芽生えが陰キャの僕には眩しすぎた。

ついでにいうと冬は寒すぎるし、夏は暑すぎるから嫌だ。
四季を楽しむのが日本人だというのなら、僕は外国人でいい。
実りの秋、収穫の秋だけを楽しみたいのだ、野菜や果物の収穫だけ手伝う子供のように。

……半分冗談だ、おそらく。

さて、ユニクロで働き始めて2年ほど経って、2回目の桜を見たあたりから、僕は春が嫌いになっていた。

というのも同期で入った人間と比較すると僕の昇給昇格は単純に遅かったのと、僕に優しく仕事を教えてくれた学生の子達が皆卒業して、新しい子達が入ってきたことや、最初に僕を採用してくれた店長はもう別店舗に異動し、4人目の店長に変わったところだったとか、色々な理由が考えられるけど、ぶっちゃけ3行どころか『五月病』の3文字で表現することが可能だ。

さて、察しの良い聡明な紳士淑女の方であれば、ここまでの内容の違和感にお気づきであろう。

『僕(筆者)の勤続年数2年目に対し、店長が4人目ということだ』

そう、ユニクロの店長は半年~1年で変わる(異動する)

コロナ禍でどうなったかは知りませんけどね。
ではそうなると現場(お店)はどうなるか?

やり方(基準)が変わるんですよね、店長ごとに

店長Aでは良かったやり方が、店長Bではダメとなり、店長Cになると店長Aのやり方に戻るとか、もう店長が変わるというのがスタッフ全体のストレスになるっていう。

マニュアルはあるんですよ。

ちゃんとしたマニュアルが。

ただ『顧客を最優先して行動する』という形が店長によって異なる。

店長によって売れる商品の見極め・発注、売り場のレイアウトのセンス、人事、カスタマーサービス、それぞれ得意分野があってそれを『顧客を最優先して行動する』に繋げている。

もっと細かく言うと例えば働いているスタッフが着ているユニクロの服は、社員割引されているとはいえ、スタッフが自腹で買っているものになるので、僕個人としてはスタッフは従業員であると同時に顧客でもあると考えています。

更に言わせていただくと、従業員満足度と顧客満足度は比例関係にあるので、僕は顧客とスタッフの関係性は顧客側が金銭を払ったとしても、現実的ではありませんが5:5に近い関係性が好ましいと考えています。

でもその顧客と従業員のパワーバランス、関係性の割合とかの考え方も当然店長によって異なる。

じゃあ店長が悪いの?ってなるんですが、店長は店長で半年で異動するということを頭に入れて考えると、暗に上の方から早く結果を出せとか、お店に自分の色を出せとプレッシャーをかけられているわけですよ。

更に半年後に海外の店舗に異動の可能性もある。



……救いはないのか?


続く


自己紹介も含め、そろそろユニクロで働いていた時のことを書こうと思う、その3|秋風 赤空(あきかぜ しゃっくう) (note.com)


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