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鬱のときの考え

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心の霧

心の霧

曖昧なまま置き去りにした感情たち。
全てがうまくいかなかった生活を経て、目を逸らしてきたすべてのことに疑問を持つ今。
わたしの心を救ったのは、映画と言葉。
当たり前のように学ぶはずだった全てのこと、だけど一度やり方を忘れると途端に出来なくなる全てのことを、一つ一つ掬って、歩ませて、結末と解をくれる。私の過去は深く共鳴して、共に歩む。そのなかで浮かんだ言葉たちは、あの時置き去りにした感情であり、文脈

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物知り顔

自分の人生を模索してる時期に、映画が好きなら映画監督になったら良いという発想に至った。結局実らず、好きなことを仕事にするってことの矛盾を知った。普通に考えれば分かるけど、映画を見るのと、映画を作るのは全く違う。でもあの時の私は分からなくて、一年制の映画学校に通った。

自分の映像に関する創造性の無さに幻滅する前に、そこは兎にも角にも苦手な場所だった。

たばこを介したコミュニケーション。
長丁場の

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聖人

聖人

心の深部に植った種は
細かな細かな根を張ってワタシを作る

消えることのないワタシの形

消えてほしいと願っても
願いを養分にすくすく育つ 

誰か助けてと願っても
皮膚の下は誰にも見えない

見たくないほど醜いものを内に抱えて
人を愛すことは可能だろうか

心から笑うことは可能だろうか

人間くささ

人間くささ

人に好かれる自信がないから、自分を磨いてきた。
好かれてなくたって、私は私だって断言したくて。
だから、私についてよく考えて、自分を聞かれたらちゃんと答えたかった。
間違えたら考えたくて、考えるために人を巻き込んで迷惑かけて。
それでも、まだぼろぼろの泥団子で絶望する。
「誰か私を引っ張って」って『トウキョウソナタ』のセリフが身に染みる。
ずっと泣きながらトボトボ歩いてる。
自分でやらなきゃいけな

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