うみ

夜更かしの相手

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すきな花を集めたいだけじゃなくて

ラインの既読がついたかどうかではしゃげるの、恋愛してるときだけだと思うんです。極論。すぎたかな。 最近、『いちばんすきな花』というドラマをやっと観ました。 ずっとハードディスクにあって、観たいな、観ないとな、今じゃない、を繰り返して、3日で観終わりました。4時間観て、5時間観て、2時間。共感することが多く、友達や家族との向き合い方について考え直すきっかけになりました。浅はかなコメント過ぎて申し訳ないけれど、素直な気持ちです。 このドラマは、2人組が苦手、という共通点を持つ

    • 実は、まだ、おやすみません、とか言ってみる

      本気で卒論から逃げています。情報の取捨選択が苦手なことが、もともとの性格や要領の悪さに作用しまして、一日で一節も進みません。ホームドラマについて卒論を書こうとしています。あれはホームドラマなのか、と疑いますが、信じてもいます。家族のお話です。家族を構成する、個人のお話です。わたしにも家族がいます。いま、一緒に暮らす家族は、歯を磨いて、磨き終えて、口をゆすいでいます。幼い頃から、うがいが得意な人です。あ、いまあの人がうがいしてるな、と喉で水をごろごろ鳴らす音だけで判別できるくら

      • みっかぼうず

        餃子二人前を食べました。 ずっと焼き餃子を食べたくて仕方がなかったのに、いざ食べ始めてみると4分の1、つまり3個ほど食べたところで満足してしまいました。 今日は2024年10月22日。少しだけ、高校生3年生だった秋を思い出してみます。あの頃はまだまだコロナ禍真っ只中で、マスクを手放せなかった時でした。時期は忘れてしまったけれど、体育の時間にマスクをつける、つけないの話し合いが先生たちの間で行われていたように思います。そうか、週に数回、体育の授業があったんだ。今は運動を全くし

        • とわこちゃん

          小学生の時、自分の名前にある漢字を習った日をいまでも覚えています。 それまで名前はすべてひらがなで書いていて、漢字で名前を書ける同級生が、少しじゃなくてめちゃめちゃ大人びて見えていました。だから、さんずいが付くあの漢字を学び、次のテストで堂々とその漢字を名前の欄に書いたこと、それはそれで全く覚えていないけれど、小さな夢が確かに叶った瞬間でした。 小さい頃から、母の勧めで英語を学び始めました。そこから英語を使うお仕事に就きたいと憧れの職は二転三転し、大学に入学してまた夢ができ

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        すきな花を集めたいだけじゃなくて

          春が終わる

          2022年の年の瀬、わたしは二十を迎えました。 あの日は昼からアルバイト。いつもなら家を出る直前に起きて、せかせかと用意を始めるのですが、あの日は早くに目が覚めて、10時30分に家を出た姉を見送っていました。あの日から一年と半年。わたしの心はあの日のまま、あの場所で息をしています。 大学生になって、と言うより、毎年元気に年を重ね、一年が突っ走っていく様子についていけなくなっています。はやい。人生における一年に対する分母が日々大きくなり、仕方がないと言えばそうかもしれないけど

          春が終わる

          わたしが思う、おりこうさんになりたい

          もう期待するのはこれで終わり。大学生になってから、何度そう唱えたか。 姉と喧嘩するたびに、友人の気持ちが見えなくなるたびに、誰かを困らせてしまうたびに。もういい加減、ものわかりのいいわたしになってください。 わたしは自分が一番好きだから、思い通りにいかないとすぐすねるでしょ。一人でいる方がのびのびできるタイプでしょ。 わたしは通常運転で文字数が多いから、誰かに言わないとキャパオーバーなんだよね。 だったら最近続けてる日記に投げ込めばいいでしょ。 誰にいうこともなく、自分の中

          わたしが思う、おりこうさんになりたい

          壊れたのはパソコンだけじゃなくて

          私は悪くない。そう主張する自我と、 私が悪い。そう主張する自我。どちらを優先するべきでしょうか。 先月の最終日。企業の面接がありました。 1時間も面接に時間を割いてくださったお二人。素敵な出会いでした。 面接中、面接は笑顔が大事だから、といろんな人に言われ、ずっとにこにこしていました。でも、面接中、その笑顔の裏にたくさんの我慢があったと思います、とじっと目を見て伝えられました。こんなこと初めてでした。 面接ではこれまで取り組んできたことから、入社後は何がしたいのか、どう

          壊れたのはパソコンだけじゃなくて

          ふと幼馴染

          幼馴染がいます。私より少し背が高い人です。少し高いくらいかな、なんて書いたけど、実際10センチほど違います。この前一年ぶりにマックで会ったとき、「やっほー」とあいさつした時は座っていてわからなかったけれど、帰り際、ドアを開けていてくれた彼の横を通り過ぎたとき、「あ、でかいな」とシンプルに驚きました。やだな、もう21歳。出会ってうちら何年だ。 勉強ができて、スポーツもできる人。(これ、小学生なら大半が好き系。) かつ、面白くて、優しくて、まっすぐ。(これ、中高生以降にも一目置

          ふと幼馴染

          よろこびのうた

          幼稚園の卒園式。本番前の予行練習は複数回行われた。練習の段階で毎回号泣している子がひとり。わたしでした。 もうすぐ3月が来ます。今年の6月、北海道に行っていました。あの日が昨日なんじゃないか、と思えるほど記憶が新しいので、きっと春もすぐ訪れます。遅くても再来週には「あったけーなー」とか顔出してきそう。と言いたかったけど、この寒さを考えると、現実的ではないかもしれないですね。ただ、気温を忘れると、本当にもうすぐ3月がやって来そうです。 大学に入学した頃はコロナ禍真っ只中で、

          よろこびのうた

          熱めの水って油汚れ落としやすい

          悪口だけど。今日の一組目のお客様、加齢臭凄かった。 私は飲食店でアルバイトをしています。そこでアルバイトを始めたとき、全く稼ぐことができなくて、あ、生きていけない(趣味にお金をかけられない)と感じて、即座に辞めたいと思ったけれど、今ではまかないにしがみつきたい欲が大きいです。これが惚れたが負け、惚れた弱み、とでも言うのでしょうか。 話は戻り、はい、おいしい香り漂う飲食店で、危険な香りがしました。 坂元さま、コメディーでもファンタジーでもありませんでした。 そのテーブル付近

          熱めの水って油汚れ落としやすい

          それが愛だと気づかない人

          朝、仕事に行く前に多かったり、少なかったりする洗濯物を干してくれる姉。 夕方、学校から帰宅して多かったり、少なかったりする洗濯物を畳む私。 ゴミの日、お風呂の排水溝を掃除してくれる姉。 同日、トイレ掃除をする私。 同日、どちらかが洗面所を掃除する姉妹。 同日、どちらかがキッチンの排水溝掃除とサスキ(?)でキッチンまわりを掃除する姉妹。 週に一度か二度、掃除機をかける私。 数か月に一度、洗濯機掃除をする姉。 以前のことも含めると、 「ご飯を作ってくれる姉と、片づけをする私

          それが愛だと気づかない人

          遊びに行くのは、まだ早い

          最近、歳はいくつか、と尋ねられ適当に返す癖がついた。大きな嘘ではないけれど、あえて一つ大きく答えている。どうせ数か月後にはこの数字になるし。悪気はない。その方が学年もわかりやすくていいだろう。むしろ優しさ、のつもり。 お母さん、私は無事に二十歳を迎えてあと数か月でまた歳を重ねます。 あなたが病気を患っていると知ったとき、しかもそれが難病だと知ったとき、あなたが死んでしまうのでは、と初めて死への恐怖を感じたように思います。 それでも日常では元気に振る舞うあなたを見ていると、

          遊びに行くのは、まだ早い

          冷めたお味噌汁

          小さい頃、家族なのに馴染めないと思い込んでいた。 父と母は私のことは好きじゃなくて、姉ばかりが好きだと思い込んでいた。 今振り返ってみると、私は相当愛想のない子どもだったし、扱いにくかっただろうな、と思う。それをひしひしと感じていた幼い私は、家族が集まる食事の場がとても苦手だった。三人の会話の話に入ることができず、一言も放さずに食事を終えるのは日常的だった。 それから数十年。家族との食事の時間が恋しくてたまらない。 きっかけは高校生の時。両親が一日中働いていた時期の事。

          冷めたお味噌汁

          1か月ちょい過ぎの誕生日祝い

          あくまでこれは、あなたの誕生を祝う文章です。 学校で「言葉は読むと死んでしまう」とプレゼンの際に言われましたが、読みます。でたよまた自分語り、と思われそうですが、はい、とにかく共感性羞恥を感じながら聞いてください。 あなたがご存じのように、私は「大切なじゃないと、それを大切にできない。大切にするから、私のことも大切にしてほしい」という性分です。性分、というか、人に期待しすぎてそうなったと思う。割と、誰にでも当てはまることかもしれないけれど、度合いでいうと、なかなか深いところ

          1か月ちょい過ぎの誕生日祝い

          いやいや期

          もう八月も20日目に入った。 というのに、六月の1日目と何も成長していないかも。 就職活動を始めた春。とりあえず、と登録したあれこれ。 おねがいします、と念を込めて提出したエントリーシート。 知らないあの人に伝えるって。ソファにすがりたくなるくらい難しくてしんどい。家族が就活をしていた時から、アルバイト先に来るやさしいあの人も急に叫びだすあの人も、レシートをお渡ししてもくしゃってわざわざして返してきたあの人も、みんな、みんな「就活」を超えてきたのかと思うと尊敬の「そ」の文字

          いやいや期

          宿題終わってたっけ、やばいやばいまずいまずい。 夕方、洗濯物を畳み終えて、ふと気づいた宿題の事。塾の宿題、長期休みに入ると忘れがちになる。そうじゃなくとも忘れやすいと言うけれど。 夏は日が長い。気づけば17時。明るいよ。カーテン越しに見える空は。 今年の夏も相当だけど、三年前の夏もかなり重たくて。コロナ禍は始まったばかりだったね。暑いけどそれを言い訳に勉強をやめることはしない。できなかった夏。 ぱたぱたと家の中を行き来して、ふと開いたひとつのアプリ。 なんだかみんなのつぶ