思い出の茨城ドライブ 土浦・阿見編
この記事は、2022年6月1日時点の内容です。
混雑した市街地の走行も、運転席からの見晴らしが良いと「まあいいんじゃない? のんびり行こうよ」という気になるから不思議です。今回は羨望の眼差しを独り占め、すべてにおいて上質なミニバン「ヴォクシー」で、土浦市と阿見町のスポットを巡ります。
広々とした霞ヶ浦の景色と
心地良い湖上の風を満喫
A|ラクスマリーナ
茨城県土浦市川口2丁目13-6
駐車場:50台
まずは土浦港の「ラクスマリーナ」へ。ここは昭和42年に整備されたヨットハーバーで、かつては土浦から潮来までの定期便が、霞ヶ浦周辺の人々の移動手段として利用されてきました。今でも毎年あやめ祭りの時期に合わせて運行されており、その船旅の楽しさを知っているリピーターには大人気の航路です。
通常は9時台から16時台までの1日10便、霞ヶ浦を遊覧する30分のクルーズを運航。まるで路線バスを利用するような感覚で気軽に乗ることができます。いざ乗船!
岸壁を離れて速度を増していく遊覧船「ホワイトアイリス号」。ほどなく右手には「霞ヶ浦総合公園」のランドマーク、オランダ型風車の建物が見えてきます。涼しい風を全身に浴びながら、筑波山や阿武隈山脈、時には富士山まで見渡せる景色の良さと爽快感に誰もがビッグスマイル!
でも乗り物酔いしやすい方はちょっと心配? 実はこの日も船が苦手な人が同行者の中になんと4人も…。結果は全員平気で、もっと乗っていたいと思うほど快適。なぜなら霞ヶ浦は湖なのでよほどの荒天でもない限り波が立たず、船がほとんど揺れないのです。乗り物が少々苦手な方でもお楽しみいただけると思います。
B|霞ヶ浦総合公園
茨城県土浦市大岩田145
駐車場:850台
ラクスマリーナからクルマを走らせること約10分。湖畔のポプラ並道を抜けると広々とした「霞ヶ浦総合公園」に到着です。敷地内には、大型遊具ツェッペリン号&ローラー滑り台のほか、水生植物園などがあり、世代を問わず楽しめます。眺めの良い風車展望台からの朝日は格別です。
見た目もインパクト大
おいしい食事でお腹が満たされる
C|コーヒーハウス アモル
茨城県土浦市大岩田1771-1
駐車場:20台
そろそろお腹も空いてきました。道路から一段高い場所に建つ「コーヒーハウス アモル」。雑木に囲まれた建物はそこだけ避暑地のような趣があり、ランチは予約必至の人気店です。
早期退職をしてカフェを開くため、あちこち食べ歩いて勉強したオーナー夫妻が、自分達の理想を形にしたお店。四方向にある窓からは庭の緑や筑波山の景色が楽しめます。中には種から育てた樹木もあり、心地良い緑陰を落としています。そんなお庭を眺めながらいただくランチが下の写真。ご夫妻のご友人が育てた種類豊富な野菜をたっぷり用いた「気まぐれランチ」です。
手が込んだ前菜は、見た目にも彩り豊かで味わい深く大満足。そして、続くメインのプレートに盛られたサラダの量がとにかく半端ではありません。食べ進めると次々違う旬の野菜が顔を出し、なんとこの日のサラダには33種類もの食材が使われていました。
このサラダを目当てに朝食を抜いて来るお客様もいるそうで、本当に結構な量があります。オーダーの際にサラダとご飯を減らすか聞いてくれますので、お腹とよ〜く相談してくださいね。
D|焼き芋専門店 芋やす
茨城県土浦市沖新田1
駐車場:15台
次は土浦の焼き芋専門店「芋やす」を目指します。近年衰え知らずの焼き芋ブームが続いていますが、こちらのお店はサツマイモを素材としたスイーツのバラエティと、思わず長居したくなる、そしてそれを許してくれる居心地の良さが◎と評判のお店です。
暑い日は何といっても「冷やし焼き芋」がおすすめ。芋を焼く温度と時間を研究し尽くして到達した自然な甘みと食感は、熱々はもちろん、冷やしても絶品です!
年々新しい品種のサツマイモが開発されていますが、それぞれの個性を最大限に引き出す焼き方で、その持ち味にふさわしい商品へとつなげているのだとか。見た目にインパクトのある「焼き芋サンド」には、皮をむいたベニハルカの焼き芋と生クリームが挟んであります。焼き芋+乳製品は禁断の組み合わせ♡ その他の商品も写真映えするとあって、こぞってSNSで拡散されています。
この時代に生かされていることに感謝
「たいせつ」を心で感じる体験
E|予科練平和記念館
茨城県稲敷郡阿見町廻戸5-1
駐車場:56台
次に向かったのは「予科連平和記念館」。
七つの海と七つの大陸をモチーフにした記念館は、高窓から光が差し込み、どこにいても空が見えるよう設計されています。
予科練という言葉が太平洋戦争の記憶に結びつくため重い印象を持たれがちですが、ここに記録されている若者たちは、決して特攻隊を目指していたわけではありません。大空に憧れて、パイロットになるという夢を叶えるため、未来への希望を抱いて海軍に入隊したのです。
結果的には思わぬ人生を歩むことになりますが、優秀な若者たちが苦悩しながら懸命に生きた姿を、日本を代表する写真家の一人、土門拳がとらえた写真は圧巻です。各展示室の壁に書かれている文章にもぜひ注目ください。
是非は別として、空を目指した少年たちの純粋な姿を通し、命の尊さと平和のたいせつさについて考えさせられる場所です。
F|エフォートステーブル
茨城県稲敷郡阿見町吉原2553-63
駐車場:10台
「予科練平和記念館」から同じ阿見町の「エフォートステーブル」へはクルマでおよそ15分。ここは馬術競技に出場するための乗用馬や、オフレース期間中に休養をとる競走馬などを預かり、トレーニングやケアを行っている厩舎です。
自らも馬術競技者であるオーナー夫妻が、“馬が馬らしく生活できる環境を”という理念の元に開設。たいせつなパートナーである馬たちをベストな環境で育成したいという思いから、最新のトレーニング機器を導入し、馬にストレスをかけないことを最優先にしています。お手入れも人間のエステに使われているのと同様のマシンを導入し、競技後のケアなどにあたっているそうです。
この時はトレッドミルという勾配のかかるランニングマシンを使い、臀部や後肢の筋肉を鍛えるトレーニングを見学することができました。大きな馬が全力疾走に近い速さで駆ける様子は大迫力!
事前にホームページからコンタクトをとり見学することができます。天候など条件が合えば、小学6年生までのお子さまに限り乗馬体験も可能です。
新たな体験と感動に出合える土浦・阿見へ、ぜひお出かけください!
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