漫画みたいな毎日。「言えなかった〈ありがとう〉~病とは、何か~後編。」
note街の小さな商店街・虹色通りへようこそ。
現在の虹色通りのメンバーは、
リコ、なちこ・ゆず・ららみぃたん・はられ・やなぎだけいこの6名です。
ここは、メンバーが今までそっと胸にしまってきた、ちょっと言いにくいこと、書くことに踏み切れなかったこと、大切な経験や思い出などを、少しづつ並べていくお店です。
そっと手にとっていただけたら嬉しいです。
読んでくださった方のお気に入りがみつかりますように。
虹色通りについての詳細は、メンバーであるららみぃたんさんの記事を一度お読みくださるととても分かりやすいかと思います。
前回の虹色通りで前編を書かせていただきました。
今日の記事では、後編を書かせていただこうと思います。20年以上前のことなのに、未だに私の中では思い出すと、様々な想いが呼び起こされる出来事です。暫し、お付き合いいただければ幸いです。
〈ずっとお世話になってきたM先生に恩返しが出来る!〉
私にしては、張り切っていた。前年度のM先生は、年長クラスを受け持ち、毎日毎日必死に保育をし、保護者対応をし、他の職員との関係性にも心を砕いていた。
今年も忙しいながらも、去年より少しでも楽をしてもらいたい!そんな気持ちで臨んだ新年度だった。
保育園には、年間指導計画、月間指導計画、週間指導計画、日案と、子どもたちの育ちを如何にサポートするかの計画を立てる為の書類が存在していた。保育園や幼稚園はもちろん、あらゆる教育機関にはそのようなものがあるのではないだろうか。
保育から離れて長いので現在はどのような形になっているのかわからないが、皆無ではないと思う。
複数担任の場合はクラスで年間の計画を話し合い書面に起こす。大抵の場合はクラスリーダーが請け負う事が多いが、決まっているわけではなかった。
私は、リーダーのM先生の業務を少しでも軽くしたくて、その仕事をやりたいと申し出た。M先生も快諾してくれて、私は早々にその仕事に取り掛かり、クラス担任皆で確認して上司に提出した。
他にも、出来ることは率先して動き、クラス運営が円滑になるようにと考えていたつもりだった。
上司に書類を提出し、ホッとしていたある日、保育中にM先生に呼び止められた。
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