ほんとうに好きな仕事は体に悪い
労働力資本を売りはじめて、しばらくが経つ。ヴェイユが『工場日記』をつけたのは89年前。昼食をできるだけ早く食べて、日向ぼっこをし、できるだけ「のろのろ」と歩いて会社に帰るという記述を見つけた時は、おどろいた。それは、私が昼休みにやっている動きのまさにそのままだった。
日本で、労働者として生きている。労働現場の摩訶不思議さ。みなし残業、業務内容が決まっていない状態での採用など、労働者側に不利な慣習がある。平均給与は20年以上上がっていない。物質的には豊かになっている。にもかか