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自分と仲直りしながら、あたらしい道を探してきたこれまでのこと

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ごく普通のOLが、心とからだのバランスを崩して休職→退職→社会復帰するまでの道のりを綴ります。
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2019年6月の記事一覧

うつは「家族病」「組織病」かもしれない│#11

休職期間に入り、身体をゆっくりと休ませる時間ができたものの
家族の理解をうまく得られず、すぐに折り合いがつかなくなって、心が休まらない日々を過ごすことになりました。

そんなときに主治医にかけてもらって印象に残っているのが、「うつは家族病だからね」という言葉です。

責任はひとりだけのもの?「あなたはいまの現状を、精神的に弱い自分の責任だと決めつけているかもしれないけど、そうじゃないよ。

誰かが

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ちょうどいい加減って、なんだろう│#10

ちょうどいい加減って、なんだろう│#10

もともと完璧主義で肩に力が入りすぎてしまうタイプではありましたが、うつ症状で苦しんでいた頃は特にいろいろなことが「行き過ぎて」しまって大変でした。

いま思い返せば、ふっと力を抜いたほうが水面に浮上しやすかっただろうし
何も考えずにのんびり過ごしたほうが、体調の回復も早かったのかもしれませんが

「休職期間を挟んでも、自分自身が変わらなければまた同じことになる」という不安があったので、当時はとにか

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箸が転んでも泣ける。いつもの自分はどこへ?│#9

箸が転んでも泣ける。いつもの自分はどこへ?│#9

休職期間に入ると、すぐに最初の壁にぶつかりました。
家族との関わり方をはじめとする、身近な人に理解してもらうためのコミュニケーションの問題です。

うつ状態で体調が崩れているときって、外から見たら何がどう変化しているのか分かりませんよね。

顔色が悪そうだったり、やつれていたりはするものの
それでも周りの人からすると、「いつも通り」に見えてしまいがちです。

包帯を巻いているわけでも、血が出ている

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