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分かりやすいアドラー心理学 その6 自分や他者を勇気づける実践法


アドラー心理学最終話:勇気づけの実践法を紹介します。

これまでのアドラー心理学その1〜5は、
こちらのマガジンで読んでいただけます。。


劣等感とは?


劣等感に対する建設的な対応

・劣等感は、目標を持ち、よりよく生きようとすることに伴う感情である
・劣等感は、かけがえのない友で、あなたが今日あるのを振り返って
 みると、劣等感のお陰様、と言ってよい部分がかなりある

劣等感があるからこそ、がんばれたことが多々あるだろうし、
これまでも上を目指し成長してきた。


劣等感の非建設的(時に破壊的)な対応

・劣等感を無理に押し殺そうとする
劣等感を自分を憐む材料にする
・他者を巻き込む

この場合、
人を責めたり、羨んだり、自分を責めたり、
他者に対してばかりでなく、
自分に対しても非建設的・破壊的な対応となっていく


重要なことは、
あなたが持っている劣等感、

その、与えられた劣等感をどう使うか。


今までの人生で、
あなたも劣等感を味方につけながら、
現在のあなたを築き上げてきた経験がある。

例えば、
テストの点数で点数が悪かったから、
次は良い点数を取ろうとがんばった経験。

仕事の成績が悪かったから、
成績を上げるよう努力した経験。


だからこそ、劣等感を感じる事は、全て、建設的に考えるようにする。

そのためには、

⭐️劣等感を味方につける大切な方法はたった1つだけ⭐️

劣等感のお陰様、と劣等感を感謝の気持ちで、抱擁すること!


ほめる、と勇気づけの違い

対人関係では、
ほめる、ではなく、
勇気づけ、が大切となる。


・勇気づけ:困難を克服する活力を与える 
・ほめる:相手をいい気持ちにして何かをさせようとする


勇気づけは、プラスの状況にある元気な人を、
より元気にする効果があり、
うつ状態などのマイナスの状況にある人に対しても、
尊敬・信頼・共感をベースにして活力を与えることができる

しかし、モチベーションを高める心理学的な手法は、
うつ状態などのマイナスの状況にある人に対して使うことは危険だとみなされる。その理由は、目標に向けて引き上げる操作的な手段だからである。


【超重要】自分自身への勇気付け

高すぎるハードルの設定、
達成できていない部分の指摘、
人格否定、
などの他にも、
私たちの周囲には、勇気くじきの圧力がみなぎっている。

自分がマイナスの状況に陥らないように、
自分自身への勇気づけが必要である。

困難を克服する活力を自分自身が持ち合わせていなくては、
他者にその活力を与えることはできない。


自分を勇気づける3つのポイント

※大切なのは、全てに”感”が付いていること
客観的な事実がどうあれ、
主観的に、自分自身が感じることが大切です。
下の3つの感覚を常に持つよう心がける。

・所属感
自分自身の居場所を持っている、という感覚

・信頼感
周囲の人々に対して、信頼している、という感覚

・貢献感
人のために役に立っている、とうい感覚。
自分の貢献を待ってくれている人がいる、と信じられること。


自分自身を勇気づける近道3つ

断言
自分自身や他者にプラスの言葉をはっきり使う

断想
言葉がプラスになることにより、
自分自身のイメージもポジティブになる、
マイナスのイメージが入り込む余地のないくらい、
きっぱりとプラスのイメージをする

断行
言葉をイメージをプラスにしながら行動に移す、時には見切り発車も必要

👉ポイント
これらは、
物事がすでに成就、
実現したかのように、
肯定的な使い方をする


👌自分自身を勇気づけるためのアクティブプラン

次の文章を日に何度も唱える

・私はユニークで、有能な人間だ。生活上の行動について自分で決断できる ・私には、個人的な特性(技能・能力・強み)やその他ポジティブな側面があり、あらゆる生活環境の中でそれらを使うことができる
・私は、ポジティブな特性を認識でき、それらに焦点を当てることができる ・私は、人生の困難を直視し、それらを乗り越えられる課題 (チャレンジ)だとみなす
・私は、過ち、間違い、失敗を学びと成長を得る可能性だと受け止める
・私は、達成と完璧よりも努力と前進に焦点を当てる
・この世界の中で、私の人生には目的と意味がある
・私は、自分や他人が見たり思ったりする以上の人間だ
・私は、「自分が本当になりたい人」のように振る舞っている


他者を勇気づける方法

念頭に置く3つのポイント
・相互尊敬・相互信頼の関係の中で勇気づける
・その人がその人自身を勇気づけられるように勇気づける
・共同体の役に立つように勇気づける


他者を勇気づける方法5つ

ヨイ出しをする
よい点を伝える

加減主義でかかわる
世間によくある、減点主義ではなく、加点主義で捉える

プロセスを重視する
小さな進歩、黙々とした努力に目を向ける

失敗を受け入れる
失敗は、チャレンジの証、学習のチャンスである

感謝を伝える
ありがとう、助かりました、感謝をしっかりと伝える



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