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毒親からのメール

今日の記事はただの愚痴です。
読んでて気持ちの良いものでは無いです。
すみません。
身内の恥を晒すようでなんですが、ちょっと吐き出したかったので。
恥ずかしくなったら消します(笑)




母とは、12年程連絡を絶っていました。

きっかけは、母の二度目の不倫による、両親の二度目の離婚。
私と妻(当時はまだ彼女)が、相手の男の元に行った母の部屋の片付けをしていたのですが、わかりやすく言うとラブレター的なものがわんさか出てきたんですね。

そんなもん読みたくはありませんが、重要な書類なのかの判断する為に少しは目を通してってするじゃないですか。
当たり前ですけど、しっかり読む気も毛頭ありません。興味ないですし。

不倫とは言っても、父からしたら「やっと離婚理由が出来た!やった!」という状態だったのでちっとも悲壮感は無かったのですが、片付けを手伝ってくれていた彼女からしたら

「私達が片付けしているからいいけど、お義父さんが片付けてたかもしれないのに、こんなもの残していくなんて!」

という気持ちが湧き上がったので、その事を母にメールしたらしいんですね。
そしたら「人の手紙を勝手に見るなんてなんて非常識な!」という逆ギレ返信があったんです。

そもそも部屋の片付けくらいしていけって話ですし、どっちが非常識やねんって話ですが、私も没交渉の良い理由が出来た訳ですから、これ幸いとそれ以降連絡を絶っていたんですね。

後から分かる事ですが、母は何故私が怒っているのかは分かってなかったんですけど。


で、相手の男なんですけど、また絵に描いたようなダメ男でして。

「お金にだらしないワープア」
「働きたくないマン」
「全て他人の所為」

って言えば通じますか?

再婚後3年程は沖縄で生活していたみたいなんですけど、仕事が無くなった2人は、金の無心がしやすい、男の実家・元夫(私の父)・娘(私の妹)の近く、つまり元々住んでいた県(関西)に戻ってきたんですね。

私は連絡されても無視していましたので、一連の事は後で知ったのですが、妹には同情を誘うメールや「金貸さへんって事は私たちに死ねって言うてるんやな?」みたいな凄まじい連絡をしていたらしく、妹も携帯が鳴る度にビクっとなるくらい病んでいたようです。

(ちなみにこの頃くらいから、妹はタトゥーを入れ始めました。今では服で隠れる範囲はタトゥーだらけです)

父は妹と母の関係がそんな風になっているとは知らないので「離婚したとは言え、お前らにとっては母親なんやから仲良くしてな」
「お前はいつまで怒ってるんや。仲良くしてくれや」
と言ってきていて、私や妹は長年の経験から父には何を言っても無駄なのは知っているので、私は無視、妹は父に従うという方法を取るのです。

もちろん私も、妹には母と連絡を絶つように説得はしましたが「何かあった時に後悔すると思うから…」と、きっちり洗脳されていたので、好きにさせるけどいざって時の尻拭いはする…という覚悟をしました。

妹は結局、お金渡しておけば静かになるから…と何度もお金を貸す事になります。

しかし、関西に戻ってきても結局仕事が長続きしない相手の男。
喧嘩したり不貞腐れたりして仕事を辞めてきては、やれ職場が悪いだの上司の人間性が問題だのと言って、収入が安定しません。

貯金も尽きかけ、娘(妹)や男の実家からの援助があっても足りなくなり、いよいよ本気でどうしようかとなった時、元夫(私の父)から渡りに船と言わんばかりな条件が提示されます。

私の実家は、猫を多頭飼いしていました。
だいたい常に10〜20匹くらいいたのですが、全て母のエゴによるものでした。
でも、不倫・離婚して出ていく時には、すべての猫の世話を元夫(父)に任せて出て行ったのです。

父にもパートナーが出来、その人が動物が苦手なものだから家にも呼べず、かといって外泊も猫がいたら出来ないと不自由していた父は、猫の世話してくれるなら家賃1万円(固定資産税分)で住まないか?と声をかけたのです。

5LDKの一軒家が月1万円で借りれる訳ですから、そりゃもう喜んで来る訳です。
父も猫から解放されたい気持ちで一杯だったからか、猫の食費は父持ち。
猫達の食費が1万円で済むわけないので、猫の世話をしてもらう為に手出しをして住んでもらう…という「どう言う事?」となるような状況になったのです。

こうして、私の実家には不倫して出て行った母と相手の男が住んでいるという、とても一言では説明出来ない状況になったのです。

そして数年は、娘(妹)に借りたり、男の実家から援助してもらったり、バイト行ったり辞めたりを繰り返しながら、なんとかしていたみたいです。
ちなみに母も働かない人で、昔から家事をあまりしない専業主婦でした。
(お陰で私も妹も、家事全般は小学生の時から出来るようになっていました)

しばらく平和でしたが、ある時、すごい事が発覚しました。
実家の家と土地の名義が、父7割・母3割になったままだったのです。
離婚の際に何も処理をしなかったらしく、ややこしい問題になりました。
父は、母名義の3割を私名義に変えようとします。

当然、私は断りました。
仮に3割を私名義に変えてすぐに父が亡くなった場合、妹と私とで家と土地を等分する事になりますが、母と相手の男が住んでいるのです。

大人しく出ていくとは微塵も思えません。
100%揉めます。
売れないのに、相続税の支払いが来るんです。

時間もお金も心も消費されるのは間違いありません。
それがわかってて、飛び込む事はしたくありませんでした。
あの人らと関わるくらいなら、遺産なんて要りません。
まぁ、遺産が億近いなら考えますが(笑)、幸い(?)あっても1,000万くらいのもんです。

なので私は、父が10持てば良いと言ったのですが、父と母は他人になった訳ですから、税金がかかります。
その税金を払うのを、父は渋ったのです。

元はと言えば自分のミスやろ…と言い合いになりました。
そして、なんとか出て行ってもらえるように、相手の男を私の会社(グループホーム)で雇えないか?と言ってきました。

確かに、ホームで夜勤すれば稼げます。
身体的にも他の夜勤と比べれば楽でしょう。

しかし、人間性を信頼出来ないので、社長としては即答でNOです。
でも、長年住んでいた家に愛着もあるし、妹が苦労しているのも知っています。

悩みに悩んで、父の遺産は全て妹に行くように遺言書に残す事、母関係の問題には直ぐに取組む事を条件に、社長としてではなく、息子として、相手の男を雇う事にしたのです。

基本的に決断に対して後悔しない私ですが、この時ばかりは後悔しました。
社長として決断すべきだったと。

約2ヶ月、計10回程の勤務を最後に、男は管理者に暴言を吐いて来なくなりました。
管理者が録音をしていたので全貌を知りましたが、理屈が通っているとはお世辞にも言えない駄々っ子がそのまま大人になったような内容でした。

幸い、利用者さんに何か迷惑をかけるような事は無く、ただ事務作業や掃除、スタッフ同士の取決めが壊滅的に出来ないだけだったので良かったですが…。

その後解雇したのですが、母からは「いかにこの人が我慢して働いていたか、管理者が酷い人だったか、身体が辛い中頑張ったか」というメールが届きました。

父からも「週1でも無理か?辞めさせたら出ていかんぞ?」という内容と、父も週2くらいでバイトで入って小遣い稼ぎをしていたのですが
「そろそろバイトを辞めようと思うんやけど、辞めても同じ金額くれへんか?」という何でこのタイミングで?というような言葉が出てきたので

『妹の為にも、死ぬまでにちゃんとあの人達の処理をしてな。』と言って、父とも連絡を断ちました。

親とは言え、お金が絡むと碌な事がありません。私と両親との間には、こんな経緯がありました。

やっとタイトルの話になりますが、毎年私の誕生日には「生まれてきてくれた事に感謝」「いつも笑顔、感謝」といった日本人の下手くそなラップのような自己陶酔メールが送られてきます。

プライベート用のアドレスは、母は知らないので来ないのですが、残念ながら店用で使っていたホームページで公開していたアドレスに送られてくるので、こちらは何も出来ません。
一応拒否はしていますが、毎年メアドを変えて送られてきます。

仕事関係のアカウントのメールをそれに設定していたもんだから、たかだか母からの誕生日メールの為に色んな変更をするのも馬鹿らしく感じたので、来てもスルーするようにしていました。

いつもは開けずにそのまま削除するんですけど、今年、なんとなく久々に開ける気になったので、読んでみたんですね。

やっぱり前半はいつもの自己陶酔メールだったのですが、後半は違いました。

簡単に言うと

お父さんから「俺が75歳になるまでには出て行ってくれ」と言われた。
ガスの給湯器が壊れて点いたり点かなかったりする。お父さんにはリースしろと言われたけど持ち主じゃないから出来ない。
代わりにリースしてくれと言うと「ならすぐに出て行ってくれ」と言われるかもしれない。それが怖いから、今日も祈りながらガスを点けて、お風呂にビクビクしながら入っている。
ちなみに今年の春からです。

という内容が、可哀想な物語にしようと盛りに盛られて書かれていました。

父もえらいユルユルの条件を出してるので、本気でどうにかする気はあまり無いようです。
そもそも、まだ解決してないのかって感じですが…まぁ、予想通りです。

まぁ、それはさて置き。

いつもの私ならそのままスルーする所ですが、あまりの内容に思わず返信をしてしまいました。



『最長あと6年も壊れた給湯器に祈って過ごす気なん?アホちゃう?』


残念ながら、返信はありません(笑)

妹からも誕生日LINEが来たので、このメールの事を話すと「リース代も出せないんやろな…」と言っていました。
最近、男の親戚が亡くなったらしく、その香典代も貸したそうです。

妹も「返す気無いんやから、貸してって言わんといてくれる?」と言ったそうです。
そりゃ悪手やろ…と思いましたが、想像の斜め上の返答が母からありました。

「私が死んだら保険金入るからそれで返すわな。まぁ、死んだ後やからお礼は言えんけど(笑)」

との事。
働く気もないし、返す気も無いようです。

あと、生命保険に入ってる事に驚きました。
毎月の保険金は払えるのか。
そもそも、意味あるのだろうか?

と、思いましたが、同時に恐ろしい事に気付きました。

母が男よりも先に死んだ場合、生命保険などの遺産は男50、私25、妹25になる訳です。

面倒な事に、相続拒否したりと言った手続きをしないといけない訳です。
こちらが拒否をする前に「お母さんとは実質縁を切っていた訳だから、お金だけ受け取るなんてどうかと思います」なんて台詞が男から聞かされるかもしれません。

完全な妄想ですが、面倒な事この上ありません。

母には、妹の為にも1日でも早く死んでほしいですが、男よりも1日は長く生きて欲しい。

まさか自分が親になってから、反抗期ですら言った事も思った事も無い「早く死んでほしい」を親に思う事になるとは思いませんでした。

分かってはいましたが、両親と関わると精神的にも物理的にも碌な事がありません。

やはり両親の事は忘れて、子供の笑顔に癒されながら、過ごすのが一番です。

ちなみに、義父や義母もウチとは違った方向で問題ありなので『お互い変な両親持ったなぁ(笑)』と妻とは話しています。

でも、今が幸せなので、そんな両親から育ったのは良かったという事です。
私の考え方や価値観等の基礎は、間違いなく両親の影響が強いんですから。
いわゆる「毒親」だった事に感謝です。

でも、子供達にとって毒親になりたくはないので、私も妻もお互いの両親をしっかりと反面教師にしたいもんです。


二人の障害児の父
すけじろう

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