2022ファジアーノ岡山にフォーカス26 岡山 vs 山口「幕開けの雷光」
2022 J2 第32節 Home
ファジアーノ岡山 vs レノファ山口
『 幕開けの雷光 』
台風により中止になった試合がある中で、岡山の試合は、中国地方の岡山県での開催ということで、無事に行われた。日が暮れてくる19時のキックオフということもあり、約30℃で、湿度も70%迫る勢い。ピッチは、風通しが良いかもしれないが、席によっては風が弱く、見ているだけで汗が吹き出してくる。年々夏場の過酷さは増し、給水タイムや、交代枠の拡大もあり、なんとか試合ができている。リザーブメンバーやA契約の枠が、広がる可能性も出てくるかもしれない。あれだけ厳しかったW杯予選も常連国にとっては、形骸化するのではなないかというぐらい緩くなった。一年・一ヶ月・一週間・一日・一時間・一分・一秒先には、どうなっているか分からない。この試合もまさに、そういった激闘だった。キックオフと同時に音が響かない雷の光が見えた。これがまさか激闘の始まりの合図であったことは、この時は知る由もないが、何か起きそうな予感だけはしていた。
余力がある方は、下記のプレビューを事前に読んでいただけると、より本レビューを楽しめると思います。
2022ファジにデータでフォーカス4
「勝負を分けるのは個の力か?組織の力か?」
2022 J2第31節 岡山 - 山口 プレビュー
は、こちら(別サイト:SPORTERIA)。
URL:https://sporteria.jp/blog/sugi8823/6963832180250251265
1、魂の相乗効果
岡山のスタメンは、一つの完成形となる恒例のメンバー。代表に招集されなかったが、チーム状況を考慮し、見送った可能性もある22佐野 航大も含めたエンジン全開の最初から全身全霊のフルメンバーだ。
試合開始前に、集計が終了したアンケートで、2位であった19木村 太哉の名前がここにないのは辛い。今季での復帰はあるのか、来季は、どうなっているかわからないが、岡山に必要な選手だけに、木山ファジと共に成長していく未来線が、ここになかった喪失感は、想像以上だった。一日でも早い復帰を望むことは間違いないが、無理をせずに万全の状態で復帰して欲しい。
そして、そうした一度見たらまた見たいと思える選手が、今季の岡山には多い。今季の岡山の本気度は、例年以上である。ただ、選手を完全移籍で獲得するということは、その選手への想いを引き継ぐということでもある。多くの選手が、今までも岡山の地にやってきたが、その選手を応援するサポーターは、必ずいた。移動距離や移動費といった物理的な負担面だけではなく、応援しているクラブから離れる心理的な辛さがある中で、選手を追い続けることは、大変なことである。また、そうしたサポーターだから知っているその選手のサッカー選手の魅力だけではなく、人柄や性格などの人としての魅力もあるはずである。そのサポーターから、その選手の魅力が発信していくことで、その発信を受けたサポーターがその選手のことを知る事ができ、岡山の選手として、人として好きになれる可能性もあるはずである。
考えてみて欲しい。サポーター1人が、発信できることには、限りがある。時には、批判的な発言をするサポーターの方もいらっしゃるのも事実ではあるが、多くのサポーターは、応援しているクラブの良いところを共有したい方が多いはずである。それは、選手のことかもしれないし、フーズのことかもしれないし、スタジアムのことかもしれない。対戦するチームのサポーターを含めて、サポーターの数だけ魅力を知ることができる。岡山であれば、34輪笠 祐士の魅力を知るには、秋田のサポーターや福島のサポーターに聞くのが一番であるし、岡山での近況を伝えるには、岡山のサポーターが、伝えるのが一番である。今の時代は、SNSがあり、悪い面ばかりフォーカスされがちだが、良い面もある。話題にならなくてもフォーカスされなくても、この気持ちを共有したい。それが、多くの方が目にするSNSで発信していくことである。
だからこそ、この試合であれば、岡山のことを他のクラブのサポータの方にも、山口のことを、現地に来れない山口のサポーターに伝えたい。良い所と悪い所を含めて、サッカーの魅力を発信し、輪を広げて行く中で、一緒にサッカーを楽しみ、盛り上がりたい。それだけの魅力が、Jリーグに、サッカーにある。
岡山との激闘を演じた山口のメンバーには、先日山口への完全移籍が発表された15前 貴之は、しっかりとメンバーに入って来た。メンバーの所属元を見てみると、山口に戻って来た選手も多い。9岸田 和人や32高井 和馬などがその選手である。戻って来たいクラブ、愛されているクラブ、苦しい時にチームを助けるのは、そういったチームへの愛着のある選手達である。山口は、まだ危険な位置までとは言えないが、残留圏前後のチームの結果次第では、飲み込まれる可能性もある。そういった意味で、そういった選手が多いことで、最後の最後の力に繋がることは間違いない。
また、もう一つの特徴もある若い選手や山口で、プロキャリアをスタートさせた選手を積極的に起用している点だ。49梅木 翼は、大卒2年目の選手。シャドーの19沼田 駿也に関しては、今年がルーキーイヤーである。そういった若い選手達の中に、ベテラン選手が混じっていて、バランスの良いチーム編成だと感じた。岡山でも若い選手や中堅、ベテランなどがバランスよく出場していることで、相乗効果を生み出す。この試合の山口にも同じことが言える。
2、分析と対策の攻防戦
岡山の強み。それは、何か。対戦するチームに、ボールを保持することに恐怖を与える守備と、岡山の選手がボールを持つことが脅威となる個の力である。しかし、山口は、その狙いを外した戦い方を採用していた。
前に運ぶまでのテンポが早く、サイドの深い所への展開が非常に速い。布陣の形こそ、3-4-2-1をイメージすると、対策を誤ることとなる。3-4-2-1と3-4-3に近いイメージか、中に張ったと思えば、サイドの端に大きくポジションをとることがある。3バックの一角も高くポジションをとり、4-3-3のような形になることもある。イメージ的には、3-4-2-1に4-1-2-3の良い所を取り入れた可変式システムで、急造ではなく、今までの弱点である中央の弱さを補う意欲的なスタイルである。
ただ、こうした組織的な戦いを繰り広げる前に、バレーで見られるようなのようなハンドで、岡山がPKを獲得し、7チアゴ・アウベスがしっかり決めて先制に成功した。7チアゴ・アウベスPKは、触っても手を吹き飛ばすどころかネットを突き破るのではないかと言うシュートを放つ。ボールを持ったらとにかくゴールを狙う。倒れる時も仕掛ける時も、守備をする時も、7チアゴ・アウベスのプレーは、上品である。多少大袈裟かもしれないが、実は身体的な消耗より、心身的な消耗の方が大きいのではないか。そう感じるある意味、一般的な人の集中力と比べると、異常にも感じるほどの高い集中力。そして、真っすぐである。彼のPKには、彼のサッカー選手の魅力が詰まっている。サッカーボール、ゴール、勝利を心から愛し、サッカーの神への深い信仰と敬愛。彼のプレーは、サッカーを裏切らない。PKでもこれだけ語りたくなるほど、彼は、魅力のある偉大な選手だ。
早い時間帯に先制した岡山であったが、早い時間帯という事で、山口もサッカーはぶれない。ボールの奪い所を見出せない岡山は、いつもの囲い込む守備ができない。ただ、今の岡山は、一瞬の隙を見つければ、一気に決定機を作る事ができる個で勝負できる選手が揃っている。15ミッチェル・デュークや14田中 雄大、22佐野 航大は、ボールの奪い所を探っていた。7チアゴ・アウベスは、ゴールを決めるための守備を常に狙っている。奪う事が目的ではなく、奪ってシュートを打つことが目的の守備である。7チアゴ・アウベスにとって、守備すらも攻撃なのである。
そういった意識からかPA内の決定機になりそうな場面で、7チアゴ・アウベスが、倒れた。ファールの判定は厳しく感じた上に、イエローカードも出た。審判によっては、ノーファールであっても不思議ではない。ただ、何か起きそうと極限の状態であると、反射的に笛を吹いてしまうことがあるかもしれない。審判も人間である。何か起きそうと思って、何か起きてしまうと、構えたことをしてしまう。山口にとっては、不運なPKであったかもしれないが、ボールを持たれていた岡山が、一瞬の隙をついてPAまで進入できたことで、PKに繋がった。プレビューでも書いたが、山口はPA内への進入を許してしまうことが多い。ただ、クロスでのそういった形が多いとしても、その対策での3バックであり、山口のピッチを広く使った攻守で主導権を握るサッカーを採用する上で、PA内への進入への抑止力を今後どう高めていくかは、今季残留できた時に来季に繋がる事は間違いない。
このPKを蹴るのは23ヨルディ・バイス。今季PKを蹴ったのは、実は15ミッチェル・デューク、7チアゴ・アウベス、23ヨルディ・バイスの3選手である。この3人に割って入っていく4人目として考えられる選手は、22佐野 航大のような勢いのある選手ぐらいかもしれない。そのPKキッカーを任された23ヨルディ・バイスのキックもまた強く蹴りながらもコントロールを意識した強烈なPKをであり、これもしっかり決めたことで追加点を奪うことに成功する。中継時にアップで写された7チアゴ・アウベスと23ヨルディ・バイスの抱き合って喜ぶ姿。序盤戦こそ、出場機会への言及が有る中で、終盤戦に向けて、チームへと成長していく中で、気が付くと、チームの勝利が最大の喜びであるという側面が強くなっているように感じる。当然、出場機会への不満がない選手はいないと断言すると、嘘になってしまう(9ハン・イグォンは悔しそうだった)が、全ての選手が勝利を願い、自らの実力不足を受け入れ、チームのために尽くせる。そういったチームになってきていると感じる。
ホームの岡山が、PK2本で、2-0とリードしたことで、このまま、岡山のペースで進むかと思われたが、内容は結果に繋がってしまうこととなる。山口の両サイドの幅を使った攻撃と、4-1-2-3で今季培ってきたレーン意識した攻撃と、人数の多いバイタルエリア付近でのプレスのいなし方は、高いレベルにあり、岡山は前半の最後まで捕まえきれず、被シュートがどうしても多くなる展開が続いた。
すると、5柳 育崇が、体を張ったブロックの跳ね返りが、腕に当たってしまったことで、今度は、山口にPKの機会が訪れた。35堀田 大暉がタイミングを図るが、素早く蹴った32高井 和馬のシュートにほぼ動けず、技有りPKを決められた。群馬で得点を重ねて多くのクラブを渡り歩いたストライカーの技術を感じた7チアゴ・アウベスや23ヨルディ・バイスとは違った凄さのあったPKであった。そして、このPKを与えてしまったのは、岡山が山口の組み立てを捕まえきれず、シュートまで持って行かれたことが大きな理由で、山口のサッカーの良さが出たことで、得点に繋がった。
それでも岡山が、ボールを持たれる中でも焦れずに追加点の機会を狙った攻撃を何度かしかけるが、追加点を奪えないでいると、前半の終了間際に15ミッチェル・デュークの懸命な守備が空回りしてしまった激しい接触で、山口の選手を倒してしまったことで、ファールからFKを与えると、そのFKで、2菊地 光将の高さを活かしたシンプルに高い打点で合わせられて、失点を喫してしまった。8佐藤 謙介のクロスも精度が高く、まさに練習してきた形の1つであることは間違いない。
一時は、2点差あった岡山であるが、気が付くと2-2になっていた。ただ、岡山も決定機を作れているので、追いつかれたという気持ちから後半は、やってやるという気持ちに切り替えることが、できているようにも見えた。実際に、失点直後に無理をして、強引に前にパスを入れに行かずに、そのまま前半を終える事で、心身の状態を整えて、後半勝負という形で、前半を終えるという冷静さが、岡山にはあった。
3、継続は力なり
後半は、一度ハーフタイムがあったという事で、前半のような落ち着かない展開とは違い両チームとも地面に足をつけた戦いを展開していく、序盤の岡山であれば、ここで選手交代で流れを呼び込もうとすることもあったが、勝負をかけるには、やや弱かった。その結果、引き分けの試合が、どうしても多くなっていた。自動昇格でのJ1昇格を目指しつつも、プレーオフを勝ち抜く事を意識した木山ファジは、苦しい時期でも挑戦する事を忘れず、様々なことにトライしてきた。夏場までの補強も積極的に行ったことで、手にした攻撃時は、3-1-4-2。守備時は、5-3-2の新布陣。
この形の破壊力は凄まじく、流れを一変することも可能である。一方で、カウンタ―に弱く千葉戦では、奇麗すぎるカウンタ―を被弾し、引き分けに終わった悔しい試合もあった。ただ、補強した選手を巧くゲームプランに組み込むことで、90分間戦えるチームへと一段回押し上げた。
そして、この試合でも44仙波 大志と、38永井 龍を投入する事で、その形に変更することで、岡山の決勝ゴールが生まれた。前半では、16河野 諒祐の背後のスペースを突かれるシーンや、攻撃に移る前に守備に終われる時間帯も長く、そこからドリブルやワンツー、クロスを多く、配給された中で、苦しい時間帯が長かったが、基本ポジションがWBとなったことで、攻撃参加するシーンも増えた。その結果、良い形のボール奪取やサイド攻撃ができるようになった。
また、この形で、早い時間帯にCKでの5柳 育崇の勝ち越しゴール(結果的に決勝ゴール)を決める事ができたことで、カウンターを狙って行くという攻撃に集中できるようになった。時間を使うことができるキープの巧い18斎藤 和樹を投入し、終了間際には、4濱田 水輝や24成瀬 竣平を投入することで、守備強度と運動量を強化し、そのまま逃げ切る事に成功した。
ただ、決勝ゴールを決めた後に、山口側のゴール前で、岡山のプレスに引っかかるシーンが山口に散見されたのは気になった。14田中 雄大の運動量が凄まじく、他の選手の守備意識が高かったとはいえ、前半の岡山のプレスをほぼ完璧にいなしてきた山口の武器が弱点にも映ったことは、山口が勝利から遠ざかっている原因の1つかもしれない。
それでも山口の光明は、新加入の15前 貴之が、DFラインまで降りてきて、チームを落ち着かせるパス交換をすることで、流れを呼び込むような動きや振る舞いは、今までの山口に足りなかった部分をカバーできるプレーではないかと感じた。こういったプレーを含め、4-1-2-3と3-4-2-1を融合した山口システムの可能性を感じた試合であり、岡山が3-1-4-2と5-3-2の可変式システムの前に、決勝点こそ許したが、後での組み立て時のボールロストの多くは、もしかすると、得点を奪いに行った結果でもあり、攻守のバランスを突き詰めていけば、山口も勝ち点3を、この試合でも十分狙えたゲームであった。
ここまで、触れてこなかったが、オフサイドで取り消されたゴールもオンサイドの様に見えたのも事実であり、PKの判定を含めて、判定に泣かされた面は否定できない。それでも、そういった場面(そういったジャッジが生じやすい状況)を招いたしまったという側面もあったのも事実であり、そこは山口サイドからすれば、修正や調整していきたいところではあると思うが、3-2での敗戦してしまったとはいえ、この試合で、勝利して7戦負けなしとなった岡山に勝利できる可能性のあったサッカーは間違いなくできていた。同じ、中国地方のクラブとして、プライドオブ中四国のライバルチームとして、今後も多くの試合が有ると思いますので、良いライバルとして、お互いに上を目指していきたい。
今季の2試合で、山口に対して2勝こそできたが、本当にどちらの試合も難しいゲームであったのは間違いなく。岡山としてはより安定した強さを発揮できるチームを目指していかないといけないと強く感じた試合となり、山口のサッカーも、より粘り強い戦いと、自分達の現在のスタイルより練度を上げていく事で、より上を目指せるチームであると、確信を持ってい言えた2試合であった。
両チームの武器であるセットプレーでのFK、CKで1点取り合い、前半の26分で、PK3本という激しい試合(ゴール前での攻防が多かった試合)が示す通り、プライドオブ中四国の名に負けない激闘であった。そういった試合が見れた事に、岡山と山口の選手・監督・サポーターに感謝したい。
4、岡山への試合雑感
38永井 龍の可能性の片鱗を見る事ができた。この試合では、体を張ったポストプレーや一瞬の動き出しの巧さで、シュートまで持って行けそうなシーンが作れるなど、15ミッチェル・デュークの攻守で、360度ハードワークした結果、得点が欲しい展開の場合に、途中から15ミッチェルデュークに代わって投入された38永井 龍のゴールしか狙わないというようなポジショニングは、7チアゴ・アウベスとのコンビで、より何かやってくれそうという期待感をこの試合ではとても感じた。これは、15ミッチェルデュークの献身的なプレイスタイルの選手とのコンビでも活きる事も考えられ、状況に応じて7チアゴ・アウベスと15ミッチェルデュークのどちらか、もしくは、3人で組む形を採用することがあるかもしれない。この試合では、これから終盤戦に向けて、高い期待感と共に、ゴールを奪えれば、波に乗ってくれそうな勢いと、7チアゴ・アウベスと15ミッチェルデュークとは違った生粋のストライカーのような動きは、岡山の起爆剤となってくれそうな存在であると確信することができた試合となった。
もう一人の広島組である44仙波 大志と22佐野 航大の連係が、この試合ではより良くなっている様に感じ、お互いに活かすプレーや相手の裏をかくプレーが随所に見られて、心躍るプレーが多かった。願望であるが、2トップに7チアゴ・アウベスと38永井 龍、2列目に左から22佐野 航大、48仙波 大志、24成瀬 竣平、16河野 諒祐、アンカーに34輪笠 祐士、CBに左から41徳元 悠平、23ヨルディ・バイス、5柳 育崇という並びになった時のパスワークを想像すると楽しみである。卓上の空論であり、一人の岡山サポーターで、サッカー好きの私の妄想の1つであり、有効な相手も限られる事になると思うが、もしそういったメンバーでプレーする時間帯が実現すれば、楽しみな形である。
多くのサポーターは、やはり攻めるサッカーが好きだと思いますし、組織と個が融合した夢のサッカーとメンバーが見える。今までは、考えられないことが起こっている。昨季の有馬ファジのような快進撃を、木山ファジでも再現できるのか、今後の岡山から目を離せない試合が続くことになりそうであるが、一番の今季の目標は、J1昇格。岡山の悲願達成が近づいている。ただ次節は、ついに横浜FCとの直接対決。ここ2試合で、下位のチームに連敗こそしてしまったが、その得点力は、本物で、5柳 育崇抜きで、どこまで戦えるのか、ベンチメンバーを含めての総力戦が予想される。当事者の岡山サポーターと、横浜FCサポーター、いや両チーム以外のJ2サポーターやJリーグファンの注目一戦といえるかもしれない試合がどういった内容と結果となるか。今から楽しみで待ち切れない週末が、待っている。
5、試合観戦記
自分の衝動を抑えて、画に収める事の難しさを痛感しております。この試合では、バッテリーの残量不足や熱暴走で、タイミングを逃す事もしばしばあった。
勝利するために準備する事で、溢れ出す闘気?
オレンジに埋まっている。山口を見ると、岩政 大樹を思い出す。鹿島での監督としての成功を密かに応援中。
プロの言葉の重みは違う。笑いの中に熱さあり、岡山を応援の形はいろいろある。
8月唯一のホームゲーム。夏休みという事で多くのサポーター。来るべき声出しの時に備えて、サポーター熱の高まりを感じる。
この日は、集合写真が熱暴走で撮れなかった。スマホもこの暑さは辛いみたい。
26本山 遥 選手は、臨戦対戦?16河野 諒祐 選手は、ストレッチ?35堀田 大暉 選手は、ハンドパワーを注入している。
写真アプリが熱暴走で落ちてる間に、ここまで進んだ。熱さはサポーターの敵。時の流れは早い。
悲しい事にこのシーンしか試合中の良いシーンは撮れなかった。得失点で、心躍ると、スマホを操作が遅れて、気付いた時に手遅れとなる。こういったシーンを発信していきたいけど、サッカーも楽しみたい。
スマホの限界とタイミングの悪さを感じた1シーン。さて、何のシーンの後でしょうか?
選手が集まっている。つまり、そういうことなのです。
8000人の壁を超える日がくることを信じたい。
山口のボール保持する力は、岡山のハイプレスをも凌駕する。リード許していたらと考えると恐ろしい。
心なしか歩み寄るスピードが速い。
5柳 育崇 選手は、プロレスラーになれる?話題の恐怖のハイタッチ・・・
存在感の大きさは、画面の位置に実際に頭が来ても不思議ではない。セットプレーでは、頭一つ抜けている。
いつの時代も主役は、選手。でも、責任は監督の方が重い。時には、孤独だが、勝利した時のサポーターや選手が喜ぶ姿を観た時のことを想像すると、監督を目指す選手が多いことも納得である。
雰囲気だけ感じ取って頂けたら幸いです。
ファジアーノ岡山のサポーターと分かり易いゲート10で撮影時間を確保するために、順番の変更した可能性があるのではないかと、ふと思った。こういった細かい配慮は地味に嬉しい。でもちょっと寂しい不思議な感情。
8月の写真コーナーは、恐らく今回のみ。ホームが1試合しかないのは、寂しいが、DAZNがあれば、気持ちだけは、一緒に戦える。怖いけど楽しみな首位の横浜FCとの一戦。横浜FCは、試合が延期して中3になってしまったが、岡山も5柳 育崇が出場停止。この辺りが、勝敗を左右することとなるのか?
最後まで、読んで下さり有難うございました。
文章・写真(図)=杉野 雅昭
text・photo=Masaaki Sugino
こちらレビューが、気持ちや熱さを出したレビューとするならば、下記で紹介しているレビューは、数字や図、冷静さを前面に出したレビューです。もし良ければ、そちらも一読して頂けると嬉しいです。
2022ファジにデータでフォーカス5
「組織と個の総力戦」2022 J2第31節 岡山 3-2 山口 レビュー
は、こちら(別サイト:SPORTERIA)。
URL:https://sporteria.jp/blog/sugi8823/6964716356499410945
おまけ
ファジ造語
参考
2022ファジにデータでフォーカス2
「中盤の真田丸(本山丸)」
2022 J2第2節 岡山 1-1 徳島 レビュー
は、こちら(別サイト:SPORTERIA)。
URL:https://sporteria.jp/blog/sugi8823/6905499896963403777
筆者紹介
代表作
2021ファジアーノ岡山にフォーカス46
J2:第42節:ファジアーノ岡山 vs ジェフユナイテッド千葉
「有難う有馬さん、有難う椎名さん、有難うファジ」
は、こちら(別記事)。
URL:https://note.com/suginote/n/n511a1b501907
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