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変かなわたし

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2018年10月の記事一覧

危険区域に

興味本位で手を出してしまうと、
とんでもないおお火傷してしまう事があります。
大切に育てた小さな芽が、あっという間に枯れてしまいます。

膨大な情報が飛び交うなか、たった一つのクリックで、
たった一度のスイッチを入れ間違えただけで
大きな底なし沼に引き込まれてしまいます。

ツイッターだとかネットだとか書籍だとか、
作者さんは自分の感情、発想に正直に、
公表しているだけの事が、
手に取り開く方に、

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バイキング

バイキングを食べに行きます。

種類も多くて自分の好きな物を選べるし、
いろんな味を試せて楽しい。
ついついあれもこれもと、食べ過ぎてしまうのが難点だけど、
たまにしかない事なので許してしまう。

時々目に付くトレーに残された料理の数々。
そのまま残飯として処理されるのは気になります。
「食べ切れる分だけ取って来る」。 其れが原則と思うのだけど。

それはどんな外食産業にも思ってしまう事だけど、

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興味あり

作家さんにしても俳優、歌手にしても、
どんな人だろうと興味持ってしまうと
当分の間その人の作品を集め回り、
全体像を見たくなります。

あれこれ拾い読み、聞きかじり、見開いている内に
薄ぼんやりと こんな人かなと思えて来て
やっと少しずつ離れていく事が出来ます。

そんな時唯の興味本位で手当たり次第にだとか
誘惑に駆られて手に取ってしまう物の中には
トラウマになってしまう様な危険なものに
時々出会

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発想力

漫画家さんの発想には、思い掛けない意外性があったりして
とても興味あります。
こんな見方や感じ方があったんだと、新しい発見や
漫画を通して作家さんの人となりがストレートに伝わって来るみたいです。

半身半獣がいたり、動物達が人格を持っていたり、
自由すぎる発想が羨ましい限りです。

そしてそれらは現実化していくという所に
またまた驚きがあるのです。

リアルなルポ形式の作品は見知らぬ触る事も無かっ

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規則でなくて

交通規則があります。
無くても自己判断の方が有効だと言う意見もあると聞きましたが、
事故とか渋滞とか片側通行だとか、
人命に関わる事であり、その責任問題が絡んできたりする事を思えば、
可也重要な必要規則にも思えます。

他にも競技規則だとか校則だとか団体規則等々、
集団、団体、組織などが出来上がると
必ず規則(ルール)がくっついて来ます。

予め其れを了承の上、其処に参入する事を決めた場合は良いの

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初めてお腹の中に 「命が・・・」と思った時。

まだ何も自覚する事も無い。
産婦人科で知らされて、
ふわふわと さわさわと 
浮き足立って、電車に乗って、
プラスチックの箱の向こうを、
過ぎていく 人の波。

何なんだろうと思っている内に、
あっという間に、
体調も気分もどんどん変わって行く。

吐き気がし、ムカムカし、食べ物嗜好が変わって行く。
こんなんで良いんだろうか。
今まで通り食べちゃって

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お付き合いって

お付き合いって何だろう。
幼稚園、学校の集団生活が始まった途端、
お付き合い意識がいつもまとわりついて来る。

他人の目を気にし、周囲の状況に絶えず気を配り、
当たり障りのない様に、
自分だけ門外漢にならない様に、
自分だけ特別視されるのは、誰だって嫌だもの。

だけどそれは、学校を卒業したからと言って終わる訳ではなくて、
社会に出ても家庭を持っても、延々と続いて行く。

お隣近所、町内会、市で 

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* 母 *  忘れる

忘れる事も一つの才能の様に思えたりします。
特に感情を伴わない出来事は
大雑把な日常と云う 一くくりの中にしまわれて、
「特に 何も・・・」
と云った記憶の中にしまい込まれてしまう様な気がします。

だけど 忘れて行く本人にとっては、
かなり不安な事だと思っています。

思い出せない事が多くなり
記憶と記憶が繋がらなくなり、
誰が誰だったか解らなくなってしまう。
不安で仕方なくなる事もあるのです。

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今日はいいんだ。

いつもと違う自分でいたい日がある。
決まった時間を過ぎても、ゴロゴロと布団にくるまって
ぼんやりと窓の空を見ていたり、
いつもスーパーへ急ぐ道を、
脇にそれてぷらぷらと、いつもとは違う街並みを、
いつもとは違う軒並みを、通り過ぎ
公園の銀杏の大木を見上げ、生け垣を手でなぞり、
路地を抜け、本屋でぱらぱらとページをめくってみる。

そんないつでも出来る事なのに、
いつも「また今度ね」となっている

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夜の中の灯りの海の

お祭り太鼓の音があちこちから聞こえてきます。
神輿の屋根も子供たちの頭の上からのぞいています
でも近寄ってみると、子供たちが担いでいるのではなく、
荷車に乗せて掛け声のテープまで流しているのです。
「何か変」 子供たちの数も少なく、
寂しい気はしますが、それでもやはり不思議な気分です。

以前は大きな神社を目指し、彼方からも此方からも
神輿やだんじりが町中をねり歩き、
神社のある山の上から見下ろす

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出来る?

魔界とか地獄界とかあるそうです。

憎まれっ子世にはびこると言うか
嫌われ疎まれる存在は確かにあります。
人が苦しんだり傷ついたりするのを見て
楽しんでいる人がいるとか聞くと
不安や恐怖に駆られて 怯えてしまいます。

私の様に、お荷物子荷物的な人間は
周囲の人には鬱陶しかっただろうな と思います。

それなのに母や姉妹や父 祖父母に至るまで
私を追い出すことはなかった。
見放す事も諦める事もなか

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栗を拾う

山道を栗拾いしながら歩きます。
狸や猪が食べ残してくれた後の
お日様の光を受けて、こげ茶に光る栗の皮を、
草の合間に 石ころの陰に
見つけては拾ってきます。

わずかなお日様の温かみが
愛おしくありがたく感じるような季節です。
もうすぐ北風が吹き始め、
雪の舞い散る 寒さに閉じ込められる季節がやって来るよ。と
教えてくれています。

そんな季節、家の中で暖をとり
寒さに凍えてしまわないよう
準備し

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バッティングピッチャー

何事も歯に衣着せてでなければ受け取れない様な、
そんな姑息な思いでなく、
何事も包み隠す事もなく、

今ある瞬間をそのまま受け取り、
自分を偽る事無く、逃げ隠れもせず、隠し事もなく、
直接正面から、ストライクを投げ返せる
貴方がいるんだね。

そんな貴方を見る度に、浮き彫りにされる自分がいて、
吹きっさらしの荒野の中に吊るされている気がしてしまう。

2軍3軍には調子を崩してしまったバッター、

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火の精霊に

熱い!!
身体が燃えるようで!!

熱い!!
ヨタカの星が真っ赤になって上昇し
燃え尽きてしまう塊となる様に、、

意識は跳んで行く
真空状態の真っ只中に放り出され、
留置される。

喘いでいる。
喉はからからで、
口は渇ききっている。

私は真っ赤に燃え上がる精霊たちに煽られ、
炎の道を旅している。

燃え尽きてしまいそうな意識の中に、
わずかな かすかな風が吹き、
渇ききった口を湿らす露がした

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