【読書感想】『おちびさんじゃないよ』

2024年8月21日 18:06

「おちびさんでも、ほんとうはとっても強い心を持つ物語」

👑2024年課題図書👑
第70回青少年読書感想文全国コンクール「小学校低学年」の部

著者：マヤ・マイヤーズ
絵：へウォン・ユン
翻訳：まえざわあきえ
出版社：イマジネイション・プラス

👀 読書感想 👀

　わたしは、「おちびさんじゃないよ」という本を読みました。

　このお話は、テンちゃんというちっちゃな女の子がしゅじんこうです。

　テンちゃんは体が小さいけど、心はすごく大きいです。

　でも、まわりの人たちは、テンちゃんを「おちびさん」とか「子どもっぽい」って思ってしまいます。

　ある日、学校にマルくんという、やっぱり体が小さい男の子が転校してきました。

　いじめっ子たちがマルくんをいじめようとしたとき、テンちゃんは「わたしはちびじゃないっ！」と大きな声で言って、いじめっ子たちに立ち向かいました。

　そのとき、わたしは「テンちゃん、すごい！」って思いました。

　わたしも、体が小さいからって、それがその人のすべてじゃないんだって、テンちゃんが教えてくれたと思いました。

　たとえば、小さなお花だって、すごくがんばって咲いているのを見ると、「小さくても強いんだな」って感じます。

　テンちゃんも、そんな風にすごく強い心を持っているんだって、このお話を読んでわかりました。

　この本を読んで、わたしも「いじめはだめ！」って思いました。

　そして、ただ「だめ！」って言うだけじゃなくて、テンちゃんみたいに友だちをたすけるために行動することが大切だと思いました。

　この本を読んで、わたしももっとやさしくて強い子になりたいです。

イジられたり笑われたりしたとき、つい卑屈にやり過ごしてしまったりするけれど、立ち向かえる人でありたい。自分のために、誰かのために。
体は小さくても大きな誇りを持つ主人公に、子どもも大人も勇気をもらえる絵本です。
マヤ・マイヤーズ『おちびさんじゃないよ』 pic.twitter.com/4U8fvPzEYa
— 森潤也（ときどき文芸編集者） (@junyamegane) July 19, 2024

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？

【読書感想】『おちびさんじゃないよ』

付録：その他のおすすめ感想文