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「会社の中でどう楽しく、面白おかしく生きるか-出世実践論」/リーダーシップ・チャレンジ2023開催レポートvol.15

📖講義内容

リーダーシップ・チャレンジ(大隈塾)は2024年1月20日、第15回のプログラムを開催しました。今回は、駒井正義(大隈塾塾頭、前三井物産副社長)さんが「出世実践論(三井物産史上最速で副社長まで駆け上がった男の物語)」をテーマに講義を行いました。また受講生・修了レポートのプレゼンテーション、修了式も行いました。

今回の目的は……

・組織で活き活きと働くにはどうすればいいか、じっくり考える。
・この10ヶ月学んだことを振り返る

今回の内容は……

ー講義ー
駒井さん講義「出世実践論(三井物産史上最速で副社長まで駆け上がった男の物語)」

ー受講生プレゼンテーションー
選考の結果、5名が修了レポートのプレゼンテーションを行いました

◆塾頭・駒井正義の生き方論

イラスト:ひえじまゆりこ


駒井さんのこれまでの講義は第1回第5回をご覧ください。

◆商社収益3原則

  • 投資なくして成長拡大なし

  • リクスなくして収益なし

  • 機能なくして対価なし

これを30代の前半で、駒井さんが独自に考えだした。

◆「実践出世論」執行役員から4年で副社長になれた理由

  • 東北支社長、上海支社長として組織の活性化を実現

  • 船舶航空本部長に就任。「社長への事業計画プレゼンテーション」が”伝説のプレゼンテーション”と社内で評判が広がり、古い体質が残っていた船舶航空本部でも部下の信頼を勝ち取る。

  • 何事においても万全な準備を怠らず、周囲と圧倒的な差をつけること

  • 重要な取引先からの自身への評判を上げる努力をする(社外からの評価を上げる)

◆どうしたら偉くなれるか

  • 利他の心を持つ

  • 高い志を持ち、志を実現するために正しい努力をし、強い意識を持ち続ける

  • 自分の部下を目立たせてやる気をださせ、部下からあの人と一緒に仕事がしたい、あの人のために仕事がしたいと思ってもらえるようなリーダーになる

  • そのためには本音を引き出し、人を動かす、絶対的な会話力が必要

【修了式】
修了証書(デジタル)を授与し、記念撮影を行いました。

受講生による修了レポートのプレゼンテーション
様々な企業から派遣された受講生全22名が修了式を迎えました
(受講生の了承を得て写真を掲載しています)

🖊️受講生の講義レポートより

◆講義での学び、気づき、感想

宇宙138億年、地球46億年、人生100年と考えたら、点にもならないその時間を平凡に生きるなんてもったいなさすぎる。(と駒井さんの講義から学びました)

食品業・女性・30代

最終回の駒井さんの講義は、人生を俯瞰して見るという意味でとても価値のある講義内容でした。
そもそも、他人の人生をストーリーをもって知り、20代、30代、40代、50代、60代、70代と何を考え、どのような刺激を受け、どう行動してきたかなど貴重でしかありません。
ましてや、その対象が三井物産を率いた駒井さんであるわけですから、非常に参考になりました。

小売業・男性・40代

この講義を通じて、教育の愛という考え方が非常に面白いと思いました。 私はシステムエンジニアの経験から、システム構築に対しては思い入れが強い方です。
その思い入れからプロジェクトを遂行時にメンバーに対して「システムのここがダメだから悪いんだ。と言う前に、システムを愛してほしい」と伝えることがあります。
私のこの言葉には、事業の写し鑑となるシステムに対して、投げやりで要件定義・開発を進めるのではなく、自分の子供を育てあげるように接してほしいという意識で伝えています。
そうすることで、このシステムがどういった経緯で作られたモノで、どういう期待を背負っていたのか、ということが分かり、次の構築の成功への糸口となるからです。
このように自分なりに思っていた愛と、駒井さんの教育に考える愛が、私の中でもしっかり心に残るものとなりました。

医薬品業・男性・30代

大隈塾を通じて、学びの大切さと人との繋がりを築くことできたことは本当に財産です。 あとは、自分がどれだけ実践し、体現できるかだと思いますので、今後も大隈塾10期メンバーとしての誇りを持って、行動して参ります。

商社・男性・40代

今まで共に講義を受講していたメンバーの発表は心に響きました 。
多様なリーダーシップから得た学びを自分なりのリーダーシップに昇華させたいです。

小売業・男性・40代

◆講義を受けて、短期的な目標、自分の部署への応用 など

「万全な準備を怠らない。失敗しても悔いが無いレベルまでやり切れるかどうかで、差が生まれてくる」という駒井さんのお話は大変印象的であった。常に万全な準備でバッターボックスに立ち続けることで、社内外から評価され、それが周りの環境も変えていき、色々なストーリー(物語)を経験することにつながり、結果として偉くなるといった、いかに好循環をもたらすかが重要だと感じた。

情報、通信業・男性・40代

準備に関しては、駒井さんのエピソードを伺い頭が上がりませんでした。業務やプレゼンに向けてだけでなく、日々人と接する中でも自分の時間を割いて相手に向き合う準備を入念にされていると知って、やはりリーダーシップを発揮されてる方は人間の器が違うということを実感しました。自身も日々の生活の中で意識をし続けていきます。

食品業・女性・30代

「最高の教師は部下の心に火をつける」感銘を受けたお言葉です。
最高の教師を目指して組織員一人一人の特性を理解した上でコミュニケーションを図る。思い返すと尊敬できる上司には度々心に火をつけられていました。
これまで部下がいなかったということはありますが、今後は教育に力を注ぎ、部下に夢を語る、有言実行を念頭に行動します。若手・部下のコミュニケーションは「愛」自己犠牲を払うかもしれませんが、部下・組織・自身の為にも必要。

商社・男性・30代

駒井さんの講義受講生の大言壮語で自分も火が付きました。入社以来変わらない志に向かって、
・まず「大言壮語」、目標ややりたいこと、なりたい姿を周りに伝える
・毎月の営業への連絡および2か月に1回のプロジェクト会議(自分がプロジェクトリーダー)において、自分が万全と思ってからそこを突き破る準備をする
・通勤時間と朝の時間を活用して毎日勉強をし続ける
上記の3つをやると心に決めました。

食品業・男性・30代

🕰️タイムテーブル

14:00〜14:10 オープニング
14:10〜14:30 受講生プレゼンテーション(5名)
14:30〜16:30 第15回(最終回)講義・駒井正義さん(大隈塾塾頭、前三井物産副社長)
16:30〜17:00 修了式
17:10〜19:00 修了記念パーティ

👤講師プロフィール

駒井正義(こまい まさよし)
三井物産株式会社前副社長、リーダーシップ・チャレンジ(大隈塾)塾頭
1949年8月3日生まれ。73年早稲田大学商学部を卒業後、三井物産に入社。本店鉄鋼第三部を振り出しに、97年厚板鋼管部鋼管室長、98年関西支社鉄鋼部長、2005年東北支社長、07年執行役員駐中国副代表、10年専務執行役員、11年代表取締役副社長執行役員、14年退任。
趣味は野球。

❓リーダーシップ・チャレンジとは


リーダーシップ・チャレンジ(LC)は、会社で仕事(社業)を通じて社会に貢献する人材を育てる、ということをミッションにしています。

そのために、ヒューマンスキルを磨き、リーダーシップを身につけ、幅広い見識、判断力、思考力を学びとり、業界業種を超えた人脈を構築するビジネススクールです。

開講から20年目。本研修を学んだ受講生たちが日本国内のみならず、世界の色々な都市で活躍しています。
彼ら彼女らを、LCの教壇に立ったゲスト講師の皆様に後押ししていただきながら、私たち LCはこれからも、有能な人材を育み、社会に貢献していきます。

詳細はパンフレットをご覧ください

◆これまでの講義一覧

🏢2023年度参加企業 (順不同・敬称略)

受講企業
株式会社セブン-イレブン・ジャパン
株式会社セブンドリーム・ドットコム
株式会社エヌ・ティ・ティ・データ
サントリー株式会社
三井物産株式会社
株式会社三井住友銀行
三井物産スチール株式会社
三井農林株式会社
リテールシステムサービス株式会社
エーザイ株式会社
綿半パートナーズ株式会社
第一生命ホールディングス株式会社
株式会社再春館製薬所
外務省

リーダーシップ・チャレンジ 2023開催レポートvol.15
2024年2月5日発行 
大隈塾事務局(一般社団法人ストーンスープ) 
ひえじまゆりこ yuriko.hiejima@gmail.com 
〒026-0002 岩手県釜石市大平町3-9-1 
TEL:050-3558-7527 
     公式MAIL:ookuma_school@stonesoup.tokyo


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