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リーダーシップ・チャレンジ2023開催レポートvol.1 「会社の中でどう楽しく、面白おかしく生きるか」

社会人のためのリーダーシップ講座「リーダーシップ・チャレンジ 2023」(LC)は2023年4月8日(土)にスタート。第1回のプログラムは、三井物産の前副社長でLC塾頭の駒井正義さんが講義を行いました。

様々な企業から派遣された管理職層の19名が講義を受けました

💡「リーダーシップ・チャレンジ」で得られる3つの利点

  • 業種も住む場所も異なる多種多様な人が参加していることで、様々な気付きを得ることができる

  • ほかの参加者と自分を比べることで自分自身を見つめなおすことができる

  • 前向きな気持ちを持った仲間を得ることで、前向きに物事をとらえることができるようになり、前向きに会社に対して向かい合おうという気持ちが持てる

今は70歳になっても働き続ける時代。参加者の半数を占める40代は会社員人生の折り返し地点。このタイミングで自分の会社の中における生き方を再構築できる機会を得た皆さんは幸せ者であり、ぜひ前向きに取り組んでもらいたい。

リーダーシップ・チャレンジ塾頭・駒井正義さん

📖講義内容

第1回のテーマは、
「会社の中でどう楽しく、面白おかしく生きるか」

"会社の中でどう面白おかしく生きていくか"
"リーダーシップとは何か"
"正しい努力、意味のある勉強とは何か"
"会社の怖い部分に対してどう対処していくべきか"
"幸せとは何か"
"偉くなるとはどういうことか、どうしたら偉くなれるのか"
を1年間の中で3回の講義に分けて伝えていきます。

会社の中で面白おかしく生きるための4条件


①心身ともに超絶健康であること
→ウェルビーイングであること
②言いたいことを言って、やりたいことをやる
→そのためには結果を出さなくてはいけない。努力が必要になる。
③周囲、組織に認められているか
→上司からも同僚からも実力を認められ、
部下や下の世代から憧れの存在になる。
④自分がやっていることが自己実現に向かっているか

こうした4つの条件は、駒井さんが学生時代に読んだ『アウトサイダー』(コリン・ウィルソン著)という書籍に影響を受けて生まれたそうです。

社会において実現することが困難だと思われる課題を自分自身に設定し、
挑戦を続けて自己変革を起こすことで生き生きと生きていける。

これは、稲盛和夫、大谷翔平、鈴木敏文、ビートたけしなどの生き方にも共通しています。(ビートたけしは実際に『アウトサイダー』から影響を受けたことを表明)

正しい努力、正しい勉強とは?

駒井さんは三井物産に入社後、新人時代を経て9年半所属した鉄鋼本部では、上司から
「打ち出の駒井(小づちにかけて)」
「困ったときの駒井頼み」
と言われるくらい仕事ができたそうです。

なぜ仕事ができたかと言えば、取引先から価値ある情報を引き出すための『絶対的な会話力』があったから。

そしてそれを実現するために、正しい努力・正しい勉強をしたから。具体的には、製鉄のコスト構造や原価、流通の歴史、マーケティングなどを学んだそうです。

仕事のモチベーションを維持するためのポイントは「大言壮語・有言実行」。「言ってしまったからにはやらざるを得ない」と退路を断つことで、問題に正面から立ち向かうことができたとのこと。

言いたいことを言って、やりたいことをやる

駒井さんは貿易部門出身の部長から声を掛けられたことがきっかけで、英語を学び、貿易部門へ転出することに。英語も貿易実務も初心者でありながら、結果を出し続けて39歳ジャカルタに赴任。面白おかしく過ごすことができたのは、赴任地でも結果を出し続けたことで、言いたいことを言ってやりたいことをやれる環境ができていたからだと本人は語ります。

自己紹介ワーク

「ジョハリの窓」の理論から、コミュニケーションを円滑にするための『自己紹介ワーク』を実施。3人1グループで自己紹介後、雑談タイムの中でお互いの共通点を3つ見つけるワークに取り組んでいただきました。

🖊️受講生の講義レポートより

講義での学び、気づき、感想

講義を受けて先ず感じたことは自分自身がいかに勉強不足であったということです。 特に「仕事の役に立つと思って勉強する」という視点が自身には欠けていました。 「勉強」ということが通常業務に上乗せした「負荷」と感じる面がありましたが、今までの考え方を大きく変える気づきを頂きました。
成果が出ること、感謝されること、頼りにされることが自身にとってのやりがいですが、 そのために高い目標を設定し、成果につながる正しい努力をすること、挑戦し続けることがまさに「楽しく仕事をすること」であると実感しました。

(小売業・男性・30代)

駒井さんの生き方の「誰よりも面白おかしく」という軸を常に持ち続けていたことと、それを達成するために取り続けたスタンスをエピソードとしてお聞きでき、自分自身の固定概念が根本から払拭させられた感覚に陥りました。 今までの自分は「それなりに健康で」「相手のことを尊重するという言い訳を持って言いたいことややりたい事をやっておらず」「ある程度の評価を受けて」「自己実現していると言い聞かせてきた」ように感じました。

自分が歳をとって振り返った時、駒井さんのようにイキイキと話ができるかと思い、このままではせっかくのわずか数十年しかない一度きりの人生が勿体無いと心の底から思いました。 まずは自分が誰よりも面白おかしく生きるということはどういうことかを常に考えることと、それを達成するための圧倒的な成果を作ることが目標です。

(小売業・男性・30代)

駒井さんの経験と実感を伴ったご講演が、一言一句聞き漏らしたくないというほど今の自分に必要な要素、言葉が詰まっていて、あっという間のお時間でした。印象的なフレーズは二つ。「人生は短い」「若い人との接点を大事に」これらを私自身仕事のシーンではもちろん、人生において意識していきます。

(食品業・女性・30代)

駒井さんのお話を聞いて、学ばせていただいたことは、一つは、仕事に対する自分の「楽しい」という気持ちに自信を持っていいのだということです。 私もささやかながら、今までの会社生活の中で、「楽しそうに仕事をする」とよく周りの人から言われてきました。 一方で、同じように楽しそうに仕事をする人に、それほど多く出会っていません。 様々な環境下でも、自分自身の人生観を通し、いかに自分の仕事を面白おかしくするかの工夫をすることで、人生を豊かにできることに気づかされました。

(小売業・男性・40代)

大変興味深い話しが多く挙げるとキリが無いですが、後輩や若いメンバに自分の大きな夢・目標を語ることで、退路を断ち挑戦し続けるといった姿勢・行動は取り組んでいきたいと思いました。昨今、コロナ渦で飲み会や後輩メンバとざっくばらんに会話する機会も減り、1on1等のミーティングや面談を実施する中で、話を聞くことが多かった。夢を語ることの大切さは時代によらないと思うので、実践していきたい。

(情報、通信業・男性・30代)

本講義のGOOD POINT

当初緊張していましたがリラックスした環境で学ぶことができました。 駒井先生のお話に引き込まれたこともありますが、あっという間に講義時間が過ぎました。 今まで参加した社内外の講義では聞くことができない内容であり、多くのことを学ぶことができました。 一緒に講義を受けていく皆さんとも打ち解けやすい環境、講義内容であったと思います。

(小売業・男性・30代)

初回で緊張しながら臨んだがいきなりリーダーシップを身につける方法論ではなく、自身の生活や仕事、くらしぶりをより充実させて高めていくことに力点を置いた話だったので自分に置き換えて考えることができました。また、自己紹介ゲームも緊張感をほぐすのにいいコンテンツだと感じました。

(食品業・男性・30代)

講和となるとプレゼン資料を使うシーンが多いですが、あえてそれをなくし生の声でリアリティを持ってお話を伺う機会というのはとても引き込まれましたし、エキサイティングな体験でした。

(食品業・女性・30代)

駒井さんの魅力的且つ臨場感の溢れるご講義に大変引き込まれ、あっという間に時間が過ぎていきました。他の参加者の皆様との交流もあり、大変有意義でした。

(情報、通信業・男性・30代)

🕰️タイムテーブル

13:55 オープニング
14:00 駒井正義講師講義(途中で休憩をはさみます)
15:50 休憩
16:00 グループダイアログ
16:10 質疑応答(グループごとに質問を出します)
16:35 自己紹介ゲーム
16:55 クロージング、次回案内
17:00 終了

👤講師プロフィール


駒井正義(こまい まさよし)
三井物産株式会社前副社長、リーダーシップ・チャレンジ(大隈塾)塾頭
1949年8月3日生まれ。73年早稲田大学商学部を卒業後、三井物産に入社。本店鉄鋼第三部を振り出しに、97年厚板鋼管部鋼管室長、98年関西支社鉄鋼部長、2005年東北支社長、07年執行役員駐中国副代表、10年専務執行役員、11年代表取締役副社長執行役員、14年退任。
趣味は野球。

❓リーダーシップ・チャレンジとは


リーダーシップ・チャレンジ(LC)は、会社で仕事(社業)を通じて社会に貢献する人材を育てる、ということをミッションにしています。

そのために、ヒューマンスキルを磨き、リーダーシップを身につけ、幅広い見識、判断力、思考力を学びとり、業界業種を超えた人脈を構築するビジネススクールです。

開講から20年目。本研修を学んだ受講生たちが日本国内のみならず、
世界の色々な都市で活躍しています。
彼ら彼女らを、LCの教壇に立ったゲスト講師の皆様に後押ししていただきながら、私たち LCはこれからも、有能な人材を育み、社会に貢献していきます。

詳細はパンフレットをご覧ください

🏢2023年度参加企業 (順不同・敬称略)

受講企業
株式会社セブン-イレブン・ジャパン
株式会社セブンドリーム・ドットコム
株式会社エヌ・ティ・ティ・データ
サントリー株式会社
三井物産株式会社
株式会社三井住友銀行
三井物産スチール株式会社
三井農林株式会社
リテールシステムサービス株式会社
エーザイ株式会社
綿半パートナーズ株式会社
第一生命ホールディングス株式会社
株式会社再春館製薬所
外務省

リーダーシップ・チャレンジ 2023開催レポートvol.1
2023年4月24日発行 
大隈塾事務局(一般社団法人ストーンスープ) 
ひえじまゆりこ yuriko.hiejima@gmail.com 
〒026-0002 岩手県釜石市大平町3-9-1 
TEL:050-3558-7527 
     公式MAIL:ookuma_school@stonesoup.tokyo



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