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愛と常識だけでは子育ては上手くいかない。 子ども達との関わりの中では特別なコミュニケーションスキルが必要だと感じた。

3人目が産まれて、もうすぐ8ヶ月。
友人からは、いつも心穏やかに子育てしてる感じがいいよね~!なんて言ってもらえるけど、心穏やかな時”も”あるというだけで、いつも心穏やかなんてことは、決してありません。

以前ブログに書いたので、我が家のワンオペ育児状況を知っている人も多いかもしれませんが、子ども2人のそれと子ども3人のそれでは、勝手がだいぶ違いました…。

産後2〜3ヶ月頃が自分に余裕のないピークで、赤ちゃんのお世話に、赤ちゃん返り気味のダダこね長男(保育園年少)と甘え下手な拗らせ長女(保育園年長)。加えて、締め切りが迫る自分の仕事と、散らかったままの部屋に「もぉ"ーーーーっ!(心の叫び)」となって、 自分の嫌いな口調で、言うつもりのなかったことを口走っている時もありました。

わたしはいつだって子ども達の幸せを願っていて、できる限り一緒に笑顔をつくっていきたいと思っているのに、なにをやってるんだか…ハァ(溜め息)。

「あ~、もっと優しい言い方があったかもしれない。もう少し丁寧に聞いてあげれば良かったかもしれない。」と後から思うんですよね。

愛と常識だけでは子育ては上手くいかない。
気持ちに余裕のない時ほど、子ども達との関わりの中では特別なコミュニケーションスキルが必要なんじゃないかと考えるようになりました。

そこでまずは、子どもとのコミュニケーションについて書かれた書籍を数冊拝読。「言葉じゃなく気持ちを聞き取る意識」や「”わたし”を主語に言葉を投げかけること( Iメッセージ )」など、日々の子育てに少しずつ実践的に取り入れてみることにしました。

するとどういう変化があったか。
子ども達もわたし自身も、本来聞いて欲しかったこと、伝えたかったことを互いに気持ちよく受け取りあうことができるようになりました。”優しくなる”とは少し違うけれど、”気持ちを汲む言葉を選ぶ”ことで、子ども達の反応が変わり、わたしの心にも余裕がうまれることを感じました。

そんな試し試しの子育てをしながら、同時に以前から興味があったコーチングも本格的に学ぶことに。「自発的行動を促進するコミュニケーション」として、昨今では日本でも注目度が上がっているコーチング。わたしは米国の「Life Coaching」を専攻し、先日無事に全ての課程を修了、卒業することができました。

コーチングの基本は北風ではなく、太陽になること。イソップ物語にある「北風と太陽」は、旅人のマントを脱がせるために、北風と太陽が競争する話ですが、突風を吹かした北風ではなく、暖かい日差しを降り注いだ太陽が勝ちます。ダメだしや戦闘的態度ではなく、相手に対する承認や温かい言葉こそが相手を動かす原動力になるというわけです。

この考え方は子ども達とのコミュニケーションにも大いに役立っています。コーチングで学んだことを子育ての場で実践することで、子ども自身が自分の存在や能力に自信をもち、可能性を広げていく助けになります。1人目を出産した時から、自己肯定案を育む子育ては意識的にしてきたつもりです。が、コーチングを改めて正式に学んだことで、より具体的に子育ての場で活かせるようになりました。

また、産後いったん仕事をセーブしているこのタイミングで、コーチングを通して「自分との対話」がじっくりできたことにも、大きな意味がありました。家庭と仕事と、どうバランスをとっていくのがBESTなのだろう…丁度悩んでいる時でした。愛するパートナーと大切な3人の子ども達とこれからも続いていく未来、家族みんなが幸せであってほしい。けれども、主人や子ども達をコントロールすることはできないから、妻として、母として、1人の女性として、わたし自身が幸せで、家族にいい影響を与えられる状態であることが、巡り巡ってみんなの幸せに繋がっていくと自信を持って思えるようになりました。

まだまだ迷うことも悩むこともたくさんあるだろうけど、その都度その都度、自分と向き合って、自分が決めた選択に、自信と責任を持って進んでいきたいと思います。

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子ども達とのコミュニケーションスキルや、コーチングの具体的な話については、別途また書きたいと思います。

コーチング関連では、オランダのコーチング教育について過去記事がありますので、もし良かったら下記リンクからどうぞ♪
「子ども自身で考え、改善し、自己肯定感を高める!!オランダの「コーチング教育」現地視察報告会まとめ。」


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