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小さな握りこぶし
最近お熱となると、「とりあえず」という感じで2種類調べられるキットが出てくる世の中だ。
ムスメ氏がお熱でクリニック行くことを伝えると、「鼻の検査やるの?」と警戒するようになった。
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不意にやるのでなければ、我が家は予告していく方針にしていて。
それは、子供も「自分で納得して受けられる」方がよいかなと思うし、
出来るだけ「大人の力で何とかする」というのを避けたいからだ。
大人の都合もあるけれど、子供の気持ちや都合もある。
仕事だと、エコーは試しに腕に当てて痛くないことをわかってもらったり、画面を一緒に見てもらうとか。
家だと注射の時はこどもニーズカードを使って、気持ちを後から聴いたりして。
なんかそんな向き合い方をしている。
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…話が逸れてしまったけれど、鼻の検査。
先生がいよいよ綿棒を構えている。
鼻の検査が超ー嫌いなムスメは見ただけで泣くのがいつもだ。
けれど、先日はキュッと両手を膝の上で握って。
「しーちゃん泣かないよ!」と言っていた。
先週のことなのに、なんだかその小さなこぶしと、大きな勇気が忘れられない。
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