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エッセイ。 日常の解像度を上げるための実験場です。 知識や人との出会いを楽しむ、元旅人…

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エッセイ。 日常の解像度を上げるための実験場です。 知識や人との出会いを楽しむ、元旅人の母。

最近の記事

読了してないの、バレてたかと…

前回書いた、作家・ライター 佐藤友美(さとゆみ)さん主催エッセイ講座のつづきの話。 赤字で「論理思考が課題」とのこと。 一緒に、下記の本がオススメ!と書かれていたので読んでいます。 『賢さをつくる』 谷川祐基さん著 実は、この本あらかじめ手元にあった。 昨年、Books & Coffee TAKIBIさん(現在は閉業)で行われたさとゆみさんと、店主 安藤哲也さんとの対談イベントに参加した。 イベント会場は、その名の通り本屋さん。 しかも、各界で活躍する方オススメのリ

    • note再開

      「エッセイを書いてみたい!」 そう思ったのは、佐藤友美(さとゆみ)さん著『ママはキミと一緒にオトナになる』を読んだ時だった。 小学生の息子さんと暮らす、仕事大好きなさとゆみさん。 忙しい日々の中でキャッチした子供のとの会話や、そこから社会について考えた事などが描かれている。 この本を通して、 「エッセイは誰かの話なのに人とつながることができる」エッセイの面白みを知った。 そしてこの夏、さとゆみさんにエッセイを教わりに行った。 起承転結など文章術によくある言葉はほとんど

      • ムラッとくる仕草

        いきなりなんだ?って思うかもですが… 帰り道に、見つけちゃったんです、私。 寄り道した本屋さんでのこと。 男性の店員さんが紙のカバーをかけてくれたのですが。 ピシッ!と綺麗に、 鮮やかな手つきで大きさを合わせてくれました。 その丁寧な手つきが美しくて。 なんかムラッとしてしまいました。 全く性的なことではないから 「ムラ」っとは的確な言葉ではないかもしれません。 でも、他に表現しようがなくてですね。 なんかムラッとしました(何回言うんだ) 忙しい世の中です。 こ

        • 生ものがかますパンチライン

          言葉を書くことを知るために、大好きなライター・エッセイストの佐藤友美さん(さとゆみさん)のお話を何度か伺う機会があった。 先日オンラインの動画で拝見したときに聞いた話。 AIがすでに浸透している米シリコンバレーなのに、rawという言葉が流行っているそうだ。 直訳すると、生、という意味。 「AIにはできない、人間だからできること」を現すらしい。 それを聞いた時に思い出したのはAwich(エーウィッチ)。 「生き様に惹かれる」と若い世代から絶大な人気を誇る、日本人女性ラッパー

        読了してないの、バレてたかと…

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        • Food
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        記事

          境目に立つ

          最近、すごく境目を感じるこの頃。。 今の古い住まい、 新しく選んだ住まい。 今までのやり方を通そうとする自分、 変化を恐れず選択していく自分。 何年も一緒に過ごした実家の猫の死、 甥っ子の誕生。 ほんの数週間でこれらの境目がクッキリ見えた。 周りにも同じような方、いるのだろうか?     差があるところに力は集まる、らしい。 何かしらの力が、今いるところにあるってことなのかな。 特に死と生とか、落差が大き過ぎて。 なんだかとっても気になる…!     境目に立つと、

          境目に立つ

          女神に出会った話

          保育園での最後の参観。 うん十年振りにドッチボールしてきました。 年長さんでもボール目の前で構えられるとこわいものですね! 投げるの強い子が同じチームで助かった。。 さて、遊んでいる途中で転んだ子がいました。 どうやら手を擦ったようで、座ったまま手をジッと見て動かない。 「大事かなー?」なんて声を掛けてみましたが、座ったまま動かない。 その時、一緒に参加していたお母さんが横から 「わー大丈夫かな?痛いの痛いの飛んでいけー!」と声を掛けてくれました。 わぉ、女神降臨!

          女神に出会った話

          『傷口から人生。』を読んで、人生を振り返った話

          読了しました。 「見たくないことを、見なかったことにしてきた」なんて、どの人も、どこかしらそんな所があるのではないだろうか。 この本は、心の「見なかったことにしていた部分」に刺さるのだ。 私も、その刺さった内の1人だった。 著者のように激しくはなかったけれど、海外をふらふらしていた時のこと、精神的にこもっていた時期のことを思い出しました。 === 若い頃長らく、社会に怯えて、いつも誰かのせいにして、繭玉にぬくぬくとくるまっていた。 外の世界で何かある度に、繭にこもっ

          『傷口から人生。』を読んで、人生を振り返った話

          同じ星の人と出会って感じたこと

          インタビュアーが、相手に話すペースを合わせることを「ペーシング」と呼ぶそうだ。 それを読んで、私は仕事で1桁から3桁までの歳の方とお会いするから。 自然とペーシングしているのかもしれないなぁ、と思った。 話すペースは人それぞれ違う。 みんな自分のペースがあるらしい。 仕事を通して、いつしか私は、相手のペースに合わせた方が仕事がスムーズに運ぶという知恵をつけていった。     …でも、もしや私ペーシングし過ぎなのかもしれない? それに気がついたのは、最近出会った友達とオ

          同じ星の人と出会って感じたこと

          小さな握りこぶし

          最近お熱となると、「とりあえず」という感じで2種類調べられるキットが出てくる世の中だ。 ムスメ氏がお熱でクリニック行くことを伝えると、「鼻の検査やるの?」と警戒するようになった。 ===== 不意にやるのでなければ、我が家は予告していく方針にしていて。 それは、子供も「自分で納得して受けられる」方がよいかなと思うし、 出来るだけ「大人の力で何とかする」というのを避けたいからだ。 大人の都合もあるけれど、子供の気持ちや都合もある。 仕事だと、エコーは試しに腕に当てて

          小さな握りこぶし

          ときどき逸脱する人生

          ふらっと、起業家の方やその道のプロフェッショナルの方々の話を伺いに出掛ける時ことがある。 私自身は勤めの、しかもわりと古い体制の組織に身を置いており、全然ジャンル違いにも関わらずだ。 ただ、なんとなく…知らない世界を覗くのは、この上なく面白い。 知らないことを知るのが楽しすぎる。 なので、ちょこちょこ顔を出させてもらっています。 起業家の界隈には、いろんな界隈がある。 いろんな人がいる。 普段の生活では出会えない人たちがいる。 人と会うのがそんなに得意でないのに、「

          ときどき逸脱する人生

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          インスタか何かで見かけた 「言い訳してないで、大きな責任ある仕事とかとっていけばいいのよ」 というような言葉。。 手厳しさも感じつつ、 でも本当そうなんだよなぁなんて思ったりもして🤔 ===== 自分の可能性を広げていくか狭めていくか。 それって自分で選べる事なのだよね。 人や物、環境のせいにしても何も始まらない。 ===== 言い訳は…出る時もあるなぁって感じるけれど、逃げてたり避けてても、結局別のところで同じような壁にぶつかったりするし。 安全な枠に入ってもの

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          イベントレポ 〜女の年齢は髪で決まる 出版記念イベント〜

          初めて参加するヘアアドバイス会…! 少し時間経ってしまいましたが… ヘアライター 佐藤友美(さとゆみ)さん& ヘアスタイリスト 八木花子さん著 『女の年齢は髪で決まる』出版イベントに参加させて頂きました! きっかけは、さとゆみさんの前作『ママはキミと一緒に大人になる』を拝読してとても素敵だったもので。。 ぜひお会いしてみたい!と思ったら、スイスイっと機会が訪れました。 「こんな華やかな感じのイベント参加して良いものか…」と直前までオロオロしていましたが。。 お二方とも

          イベントレポ 〜女の年齢は髪で決まる 出版記念イベント〜

          クズい自分は本質への扉

          クリエイティブライフ・サポーターのmiyo.です。 いきなり?って感じの題名ですが。。 最近沼にハマったことから、 ずっと掛けっぱなしだった鍵が外れたお話です。 最初に勘違いさせてはいけないので、断りを入れておきます。 クズい自分 || 自分の見たくない・認めたくない部分 という意味で使っています。 決して偏見のために使ったわけでないのでご注意を😌 堕ちるまでここ最近ハマっている作品があります。 『ゴールデンカムイ』というマンガです📚 ストーリーなど書かれた詳

          クズい自分は本質への扉

          コーヒーと本があれば、もう幸せ

          クリエイティブライフ・サポーターmiyo.です。 コーヒーと本と想い出の振り返り。 ムスメが昼寝中のこと。 インスタントのコーヒーを淹れながら思い出した場所があった。 地元の小さなカフェ。 今はもうない場所だけれど、大好きな空間だった。 天井が高くて、壁の一面はレコード棚。ものすごい量あった。 店の奥にはすごく良い音がしそうな、大きなスピーカー。 明かりは適度に暗くて落ち着く雰囲気。 店員は素朴そうな女性がひとりの、小さなお店だった。 (別にコレクター兼オーナ

          コーヒーと本があれば、もう幸せ

          ツツジと夕暮れの道

          Blue & Greyという曲を聴きながら、ひとり歩いた夕暮れの道。 人生は、白か黒かつけられないことばかりだ。 正しいか、正しくないかだけで決められないことが山ほどある。 「正しさ」の視点なんて手放してしまえばいい。 グレーという色が、存在することをそのままに見ればいい。 受け取れないとしても、ただある事を見つめる。 横を目をやると、ツツジの花がみっしりと咲いていた。 鮮やかな赤。 空はやわらかな薄水色。 今日も世界は自由に色で溢れ鮮やかだった。

          ツツジと夕暮れの道

          2歳のムスメと過ごす最後の日

          今日は、誕生日。 すっかり長く女の子らしくなった髪の毛を美容院へ切りに行って。 ケーキ予約して。 お誕生日を迎える準備をした昨日。 赤ちゃんだったのが、今はもう懐かしく感じるなぁ。 歩ける、ごはんを自分で食べられる、言葉を話せる、ハサミを使える、靴を自分で履ける、 あっという間に一つ一つできることが増えていった。 できるようになると、できなかった頃の感じは失われる。 常に変化し続け、何かを得て、失っていく。 ちょっと切ないけれど、それ以上に喜びがある。 だからこそ、「今」

          2歳のムスメと過ごす最後の日