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新入社員の頃を振り返ってみる

2月に入って、入学式や入社式のスーツや礼服のテレビCMをみるようになった。
新年度が始まるのもそろそろか。

ここで、自分の社会人1年目の頃を思い出した。
私の場合、学生時代は自由に生活当時は入社2日目にして「会社を辞めたい」と思っていた。

学生の頃は、入社2日目で辞める人とかありえないと思っていたけど、自分が実際に働いてみたら「辞めたい」と思う気持ちが何となくわかったような気がする。

社会人になって間もない頃に何が嫌だったか、下記のとおりまとめてみた。

  1. 学生の頃とのギャップ

  2. 会社の電話に出るのが億劫

  3. 1日が長く感じる

  4. 職場の人と話が合わない




1.学生の頃とのギャップ

特に、生活スタイルとのギャップを感じた。

学生の頃はどちらかといえば夜型で、あまり規則正しい生活をしていなかったので、規則正しい生活に戻すことが正直なところしんどかった…。

学生の頃は不規則な生活をしていても、誰も何も言わないところがあるが、
社会人となるとそうもいかない。

いいことか悪いことかはわからないけど、私がその場にいないとできない仕事もあったりする。

規則正しい生活に慣れれてしまえば、
早寝早起きを苦に思うことはなくなるかもしれないが、学生の頃はすっかり夜型生活に慣れてしまっていたので軌道修正が難しかった。

明日の朝、ちゃんと起きれるか…寝坊したらどうしよう…。

と、翌日に仕事がある日はいつも怯えていた。。

いや、今でも怯えることがある。

うっかり夜更かしをして寝過ごしてしまう危険があるので、油断は禁物だ。

実は、何度か寝坊しそうになったことがある…。
その日の朝は、大袈裟かもしれないが「世界の終わり」を感じるほど、青ざめて頭の中が真っ白になる。

寝坊して会社に遅刻することに対して、
開き直ってしまったら終わりだ。。

私はそんな度胸はないし、
明らかに自分が悪いのに、上司に対して自分の非を認めずに開き直ることはできない…。

2.会社の電話に出るのが億劫

新入社員はまず電話に出ろと言われたが、
とにかく電話に出たくなかった。

そもそも電話があまり好きではないし、
私生活でもほとんど電話を使わないので、
余計に電話に出たくなかった。

見ず知らずの相手と「電話で」話すことは怖いと思っていた。

何が怖いかというと、電話口で噛まずに話せるのか、電話の内容を正確に理解することができるか、であったり。
もし、正確に内容を理解することができずに、電話口の人や取り次いだ上司を怒らせてしまったらどうしよう…とか。

自分が何も知らない内容に対して、自分が電話口で臨機応変に対応することができるかという不安。

自分が何も知らないことに対して、対応しなければいけないという恐怖。

ただでさえ社会人生活に緊張しているのに、
さらにこの鬱屈とした感情を味わうことが、
新入社員である私には嫌で嫌で仕方なかった。

自分の経験からすると、どんなに嫌でも何回も電話を取るようにしていれば、徐々に電話慣れて抵抗感はなくなっていくような気がする…。

電話を取り継ぐ時は、
電話口の人の「名前」「電話番号」と「簡単な用件」だけ聞いて、担当に取り継げば問題ない。

もし一回で聞き取れなければ、また聞けなかったところを相手に聞き返せば良い。

しかし、それでも電話に出たくない時がある。

自分が忙しかったり、あまり気分がよくない時はなおさらかもしれない。
それと、苦情の電話を受けた時。
私の言い方がまずかったかもとか考えて、
電話に対する不安や恐怖で、更に苦手意識が増してしまう。

どんなに出たくなくても出ないといけない時だってある。
何でかというと仕事だからかな…。

3.1日が長く感じる

最初のうちは、仕事のことで覚えないといけないことも多く、絶えず気が張っていて気持ちに余裕がなかった。

会社のルールを早く覚えないといけないけど、
学生の頃とは全然違う世界。
慣れない仕事をしていると、周りの人の何倍も覚えるのに時間がかかった。

それでも、仕事に集中していたら時間が経つのが早く感じるはずだが、
なぜだか時間が経つのが遅く感じた。

ひょっとしたら、最初からこの環境に身を置くことが嫌だったかもしれない。

仕事の楽しさややりがいなんて感じる隙もなく、
「とにかくここから早く出たい…。」と何度も思っていた。

4.職場の人と話が合わない

時間が長く感じる大きな要因が、やはり職場の人との人間関係によるところがあると思う。

仕事を教えてくれるし優しくて頼りがいのある人がいる一方で、冷たい態度をとってくる人もいたり、職場の人には色んな人がいる。

共通の趣味を持っている方がいれば、休憩時間に一緒にお話ししたら楽しいと思うが、
共通の趣味がなかったりすると、個人的には何を話したらいいかわからなくなってしまう。

途中から休憩時間は自分の好きなように過ごしたいと思うようになって、職場の休憩室では過ごさず、喫茶店やレストランへランチを食べに行ったりしていた。
ある別の職場にいた時は、休憩室で弁当を食べながら誰かと話す時もあれば、喫茶店やレストランへ行きたいとなれば、外へ一人でランチを食べに行ったりしていた。

でも、やっぱり気の合う同僚がいたら本当に頼もしいと思うし、うらやましい。
プライベートも一緒に遊びに行ったりしたら、もっと楽しい社会人生活が送れそうだし。


電話の話から、職場の人間関係の話まで飛んでしまったけれど、
私に関しては、社会人の最初の頃は楽しいと思えることがほとんどなかった。
覚えることが多いし、たくさんミスしたらたくさん注意されるし、会社に迷惑かけすぎていると自分を責めることだってあった。

社会人なって間もない頃に楽しかった出来事でも、
退社後に学生の頃の友人や趣味仲間の方々とご飯を食べに行って、仕事などの愚痴を言い合ったり、趣味とか様々な話で盛り上がったぐらいか。

できなかった仕事で一つ何かできるようになったり、自分のした仕事に対して相手から感謝されることで、仕事の楽しさややりがいのようなものを感じることもあったが、いつもそうとは限らない。

嫌なことが8割あれば、良いことは2割ぐらいのようなもの。いつも必死だった。

しばらく働いてみて、職場や働き方がやっぱり自分には合わないなと思えば転職すればいいと思っている。

今でさえ、まだまだ私は新入社員のような者でえらそうなことは言えないが、
次の職場で色々と苦労することがあっても、腐ることなく次の職場でも頑張っていくつもりだ。


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