私の「人生」は、どこへ行ったの?
「お金持ちなんて大嫌い」だと皮肉ってる私が、友達の中では1番稼いでいます。
周りが遠くなるのを感じながら、「今の私が嫌いだ」と、はっきり言った友人を切り捨ててまで遊んだ、夜の友人との思い出の方が色濃く残っているからこれまた不思議なことです。
きっと周りは、決して綺麗なお金じゃなかったから、私の使うお金を嫌ったんだと思いました。
でも、私は「生きるためだ」と言い聞かせ、そして言い訳のように繰り返して、毎日自分の中の「正義」を奮い立たせています。
私が部屋に帰る時、街は動き出す準備をしていて、それが何と無く心地よかったのです。
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ちなみに、私の想い人は真逆世界の住人でした。そして、ある日ふと思ったのです。
「私と同じタイミングで、あの人は何をしているんだろう。」と。
それと同時に、
それと同時に、
「同じ世界で生きる女を、愛してるんだろうか」とも思いました。
でも、どうすることもできないので、私はその想い人を諦めることにしました。
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とある休み明け、出勤するとビルの壁に酷い落書きがありました。
そして、帰る時にはうすーくなっていました。
いつもビルを掃除してるおばさんががんばって消したと思うと胸が痛みました。
私はこれから先、きっと出会うこともない顔も知らぬ落書き犯を恨みました。
恨んだっておばさんの為になんかならないって分かってるくせに、エゴが働きました。
「あれ?私実はまだ"良心"が残っているのでは?」
なんて、立ち寄ったコンビニで流れてた好きなアーティストの有線に耳を傾けながら考えていました。
しかし、そう思っても、私は世間には理解されないお仕事をしているので、やっぱり諦めることにしました。
私の人生は、これからどうなっていくのでしょうか。
コンビニの前では、空腹に飢えたカラスが鳴いていました。そして今日も、街が動き出す準備をしています。
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お仕事中のドリンク代にさせていただきます。ちょっといい紅茶を買いたいです。