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広すぎか!UI/UXのデザイナーの職務領域 〜逆立ちしながらラーメンを食べる〜  #UIUXデザイナー

こんにちは、VoicyでUI/UXデザイナーをしているスタミです。
前回に引き続き、私がパーソナリティを務めるVoicyチャンネル「プロダクトハック」にてお送りしてきたデザイナートークセッションの書き起こし記事を投稿します。
毎回私の直面している課題に対して大変参考になるお話やデザイン界隈の今がよくわかるお話ばかりだったので、UI/UXデザイナーはもちろん、PdMやその他の職種でもデジタルプロダクトに携わる方でしたら参考になればと思います。音声、テキスト、またはその両方でお楽しみください。

今回も引き続きゲストのしょーてぃーさんがAIの使い手ということでAIを使った収録音声からの書き起こしテキストをご提供いただいたトークセッションをお届けします。

🎙トークテーマ
「広すぎか!今時のデザイナーの職務領域」

🎉ゲスト
事業会社所属デザイナー フルサワ
Experience & Prompt Designer しょーてぃー


UX領域が加わったデザイナーの職務領域広すぎじゃね?問題

スタミ
本日は引き続き2名のゲストに来ていただいています。前回に引き続きですね。はい、じゃあ自己紹介をお願いします。

フルサワ
事業会社でデザイナーをしているフルサワと申します。よろしくお願いします。

しょーてぃー
Experience & Prompt Designerのしょーてぃーです。よろしくお願いします。

スタミ
よろしくお願いします。
今日のテーマがですね、「今時のデザイナーの職務領域の広さについて」ということで。
このテーマってフルサワさんからいただいたテーマなんですけど、いや本当にもう最近のUI、UXデザイナーの職務領域の広さってもう「広くね…!?」って言うのがすごいある。

全員

スタミ
それって別にUXリサーチャーっていう職業あるよね。みたいな。

きょーちゃん
分けようと思えば分けれるかもしれないけれども、期待値は全部包括されてるみたいな。

スタミ
それこそしょーてぃーさんのお仕事であるところの、ビジネス側とUI/UXデザイナーがやっているデザイン仕事の架け橋になるような、翻訳者になるようなことっていうのもデザイナー自身がやれよみたいな…

きょーちゃん
前回の放送で話したようなことですよね。全部やれみたいな(笑)

スタミ
かつ、UIデザインにも手を抜くなみたいな。
かつ、しかもできるならグラフィックデザインもちゃんとやれみたいな(笑)

全員

きょーちゃん
確かに。
フルサワさんは広いなって思うのは何があって広いって思っているんですか?

フルサワ
多分実作業自体で言うとそんなに広がってないなって私個人として感じてるんですけど、捉え方が「UX」っていう言葉によってかなり広がったなと思っておりまして、UXってある意味デザイン領域でいうと結構抽象の話だと思うんですよ。UIに行くにつれて具体になっていくと思うんですけど、その抽象から具体に下ろしていくまでの抽象領域が広すぎて、デザイン領域広く感じてるなって体感的に感じてるかもしれない。

きょーちゃん
逆ピラミッドみたいなのがあるのかな。

フルサワ
そうですね。

きょーちゃん
そのピラミッドがめちゃめちゃでかくなってるみたいな感じですね。

フルサワ
UXの定義って多分ここ人によって結構差分があると思うんですよ。同じ単語を使ってるんだけど、多分私と他の人が言うUXって例えば同じサービスについて言っていても若干別のところがある。被っているところと被っていないところが割とあると思っていて。そうなった時に、その「良い」と言われるUXの目線合わせ。それこそ前回の話でも出てきた「同じ方向を見て同じ景色を見る」ってなった時に景色を見るためのすり合わせみたいな部分で結構定義が、めっちゃ広いな、どこから挑戦していこうかな、って感じのこともあるなとは感じますね。

きょーちゃん
確かに。その辺エクスペリエンスデザイナーのしょーてぃーさんはどう思いますか?

しょーてぃー
自分も昔は「これがUXだ」みたいなことをやっぱり2年目くらいまでは思ってたんですよね。そうすると「あの人が言ってるこれUXじゃない」とか、気づいたら自分の中で対立構造を作っちゃってて、やっぱり文脈によって「UX」って言葉はもう変わったりとか人によって変わるっていうのはもう仕方ないなっていう風にまずは今受け止めていますと。で、その中で本当に小さいUXだと人によったそのユーザビリティのことも本当に「ちょっとUX見てよ」って言ってなんか「なんだなんだ?」って言ったら「…コントラストやん!」みたいな(笑)

きょーちゃん
体験だって言われれば体験だしね、確かに(笑)

スタミ
要は全部ですからね(笑)

しょーてぃー
でももっと幅広いこと言うと、有名なドン・ノーマン氏とか、あの人の最近発信してる言葉とかもやっぱなんかもうレベルがデザインの対象が「僕らは人類とか倫理とかそういうことを考えないといけない」みたいな話になってて、本当にさっきのコントラストから人類まで(笑)

全員

きょーちゃん
全部やん(笑)面白いですね〜(笑)

しょーてぃー
それはでも文脈によって違うんで、その時々でやっぱり思考プロセスとか自分の持っている専門性を何を出すかって引き出しを変えていかないといけないなって思いますね。

きょーちゃん
じゃあもう広いのはしょうがないよっていうところから、まず受け入れるところからスタートって感じですかね。

しょーてぃー
ですね。

スタミ
大人~!

きょーちゃん
めちゃめちゃ大人や。
確かに定義とかをすごい主張してもしょうがないんですもんね。

しょーてぃー
結構定義を主張しちゃう人が、昔ちょっと言われてましたけど、UXとかHCDでその組織の中で害悪になってしまうみたいな、「その型にはまらないとそれはUXじゃない」とか、そっちに逆に寄せようとしちゃうので、やっぱり事業の状況とかプロジェクトの状況で全然取り得るものが違うので。

きょーちゃん
なるほどなー。どうですかフルサワさんは今の話。

フルサワ
めちゃめちゃ共感できるなっていうのと、多分考えは同じだなって思ったのが、その「文脈に合わせてUXの定義は変えていくべきだよね」っていうのは私もすごい最近実際に仕事をしている中でも思っていて、自分が正しいと思うUXは誰かにとって正しいUXではない可能性が全部にあることをベースにコミュニケーションを取ることによって、事業の中で1つの同じKPIを追っていく仲間として一緒に目線合わせしていきやすくなるみたいな傾向はありそうだなと思いましたね。

きょーちゃん
私は事業会社で一人目のデザイナーなんですけど、一人目の社員でもあって、だから最初入社した時、他誰もいないっていうか共同創業者の2人のメンバーに自分が次に入ったから、全然デザインじゃない仕事からまずやらなきゃいけないというかもう何でもやらなきゃいけなくて。
組織作りとか採用とか全部あったんですけど、そういうのも結局、採用するってなった時にどういう人がうちの会社に合うんだろう?みたいなことを考えて、その人がどうやってうちの会社を知ってどうやったら興味を持ってくれるんだろう?っていう設計ってジャーニーじゃないですか。もちろん人事の専門の方たちもそうやってジャーニーマップを引いて、EX(エンプロイーエクスペリエンス)というものを考えてるのとかだってベースはUXですよね。
私もUXをやってて「ある程度の知識がありますよ」っていうのがあって、最初の立ち上げの何でもしなきゃいけなかった時に全部そこに当てはめて考えられた。もちろん専門にやってる人には全然かなわないけど、でも根本間違ってない方向に行けたっていうか、「誰に対して、どういうことを考えていくのか、何をやっていくのか」っていうのはあって。
だから何にでも生かしちゃうからこそ、すごい広いし、全部できるって思われちゃうけど、いいことでもあるなぁみたいな感じがあります。

スタミ
桁違いに広くないですか(笑)作ってるプロダクトの話から全然…(笑)きょーちゃんは人事部の長やってたんですよね…?

きょーちゃん
そうです。マジで怒られちゃいます。イベントの責任者とかもやってました。

スタミ
デザイナーの仕事…(笑)さすがに広いな~(笑)

きょーちゃん
でもUXです全部(笑)

全員

きょーちゃん
それくらい広いなぁと思います。

しょーてぃー
まだね、「人類」まで残ってますから(笑)

きょーちゃん
確かに、「人類」に比べたら3万分の1くらいですよ。そこまでいけるんですよ究極!

スタミ
なるほど、思ったよりヤバい話だった(笑)

きょーちゃん
「人類」まで行くとはね…(笑)

デザインの民主化とデザイナーの役割

しょーてぃー
さっきの「人事もやってたよ」「いろんなものやってた」、そこにUXの概念を適用したりして、なんとかそれでいいもの作れたよみたいな話ってとても素敵だなぁっていう思うんですよね。
一方で僕らってデザイナーとして「自分たちはデザイナーなんでここは専門性があります、任せてください」っていう風に言いたい時もあると思うんですよね。
UXとかデザインを民主化していくっていうのと、でも自分がなんだかんだスキルを持って覇権を持ってますよみたいなことって、結構組織でのプレゼンスとか動かし方とかが難しいなぁと思っていて。

スタミ
今特に、デザインは民主化が流行りですからね。みんなでやろうみたいな感じですよね。

しょーてぃー
そこって皆さんモードを使い分けたりしてるのかな。どういう風に捉えられてるのかなと思って。

きょーちゃん
私はもう民主化は絶対した方がいいと思っているんですけど、民主化するにも引っ張っていく人とか民主化するための活動をする人が必要だから、それがデザイナーでもいいのかなって思ったりもしていました。
ステップがあって、「こういうことをやりたいんだけど」って相談されるところからスタートして、それを自立してできるように支援していくみたいなのも、「はいスタート!」って言って民主化するわけじゃないから。
「デザインする力」はどんどん広がっていった方がいい中で、「広げていける力」があるのも一つの専門性なのかなって思ったりしますね。

しょーてぃー
広げる力と本当にそこの一つの課題を解決する能力がまた求められるスキルセットと違いそうですよね。

きょーちゃん
そうですね。

スタミ
確かに私も結構きょーちゃんと同じ職場にいるせいかもしれないですけど、そういう考え方してるなっていうのを聞いてて思いました。
でも前職ではやっぱりそうじゃなかったし、やっぱりそこに身を置いていることによって状況がそうさせるみたいな、そういう力が働いているなぁみたいな感じがしました。

フルサワ
私の場合だとダブルダイヤモンドで言うと発散と収束のフェーズ2個あるじゃないですか。特に発散の領域ってブレインストーミングがメインだったりとかする。そこっていろんな人の声が必要になると思うんですよ。それこそめちゃめちゃ民主化した方が強いなって思うんですけど、発散させ終わった後に収束させに行くフェーズってデザイナーの持っているフレームワークのスキルとかだったりとか、知見が活きるところだと思うので、「発散まではみんなでやるよ」「でもここからは任せといて」って、そこで切り替えて動いてる人があるかもしれないですね。

きょーちゃん
確かに一理あるかも。

スタミ
でも結構民主化してるとその収束に関してもみんな感度が高いから自分事になってるんですよね。だから結構フィードバックが辛いなって思う時がある。

全員

きょーちゃん
みんなの感度が高いから、そこでさらにより気づきを与えるとか気づきを得られるようなことを言わなきゃみたいな感じになるかもしれないです。

スタミ
そこはもう「こちらでやるよ」みたいな気分に…うん、ちょっと辛いなぁ。

フルサワ
なるほど。

しょーてぃー
今の収束の時に結構デザイナー的な考えと、ビジネスの考え方って結構違うなと思って。よくある話は何かを二軸で取りましょうみたいな時に定量的に切れそうなものを設けることがビジネスとかでもよくあるとは思うんですけど、そうじゃなくて例えばデザイナーさんが考えると「いやこれはちょっと感覚的かもしれないけれども、射幸心あおられるよね」みたいなこととか、そういう感性な軸を設けて整理して、そこからまた新しい構造とかを発見をしていくっていう、両方とも多分必要だと思うんですけど、なかなか普段どちらかというと、感性的な頭の使い方ってしないので、よりそこはデザイナーさんの力が発揮できるところなんじゃないのかなと。

スタミ
むしろそういう側面を抑えようと思ってたりしてることないですか?

きょーちゃん
ビジネスの場だとロジカルみたいなところ求められますからね。右脳の部分ちょっと抑え目で、左脳をめいっぱい働かせてるかもしれないですね。

スタミ
ちゃんとしなきゃみたいなね。

しょーてぃー
そこの右脳の部分をしっかりとある程度説得力があるものに仕立て上げられれば、多分自信を持って良い気はしていて。
今の例えば「射倖心煽られるよね」っていうのがそれだけだとやっぱりこのAとBがあってもどっちがどっちなの?みたいななっちゃうんですけど、その時に多分デザイナーさんが「例えばパチンコってありますよね」とか「パチンコのギラつく時ですよ。」みたいなことを絵とか動画とかなんでもいいし、イメージを補完して、感性だったり体験を同じ景色を見れるようにしてあげるっていうのがデザイナーさんなんだなって今は思います。

スタミ
それは確かに自分たちがやるべき役割ですよね。

きょーちゃん
まさにそうですよね。ずっと議論だったんだけどやっぱプロトタイピングすると話が変わってきたりする瞬間とかも、やっぱり実際触ってみたら違ったみたいなのとかって往々にしてある話だから、そこはね確かに自分たちができることですね。

フルサワ
確かに。

きょーちゃん
ちょっと自信を持ってやろう。やらなければと思いましたね。

フルサワ
「デザイナーは定性を扱うことが多いです」「ビジネスサイドは定量を扱うことが多いです」だった時に、A案とB案が絶対生まれるじゃないですか。その中で「絶対C案を生み出すんだ」って唱えながらMTGに参加してるかも。
AとBを掛け合わせていいとこどりのC案を作っちゃえばお互いハッピーだよねっていう思想の下、「絶対このMTGでC案を生み出すんだ」って…!

スタミ
マインドセットが全然ちげぇ…!

フルサワ
とりあえず唱えておくだけでも思考的に「私が持っているA案に納得してもらわなければいけない」っていうところからは離れられるのでちょっと思考の柔軟性が生まれる傾向があるかもなと思って、最近お気に入りのマインドセットです。

スタミ
それいいかもですね!「これで決まらなかったらどうしよう」とかっていうのもプレッシャーになったりするので。

きょーちゃん
やっぱりそういう化学反応のC案が大事ですよね。それがいろんな視点を持っている人とチームを組んでやっていくことの醍醐味だし。
実際それ一人じゃ思いつかなかったわーみたいなのが、お互いに生まれた瞬間て結構ハッピーじゃないですか。

フルサワ
いやーそうなんですよ!それが生まれたことが何回かあって、なんかすごい良い…会議室出る時超スカッとしてるみたいな。

スタミ
C案出たわ~みたいな(笑)

しょーてぃー
C案の汗が(笑)

きょーちゃん
最高ですよね。いやーわかります。その瞬間いいですね。

フルサワ
せっかくいろんなステークホルダーと一緒にプロジェクト動かすとなったらやっぱりC案以降でもいいから、掛け合わせていけるかどうかっていうのは結構意識してるかもしれないです。

きょーちゃん
それ最初から唱えてるのいいですね。

しょーてぃー
多分自分も結構デザイナーの強みだなと思っていて、アイディアとかの背景にある構造を、どういう要素が噛み合ってるんだろうかっていうのを可視化するっていうのが自分は役割だなと思っているので、あなたたちは要するにこういう見方にとらわれてますよね?みたいなことを見せて、ちゃんと可視化して見せてあげて、「あれ?なんかこっちいけるやん。C案や、C案の汗…!!」ってその場がなると良い(笑)

全員
C案の汗(笑)

きょーちゃん
名言出ました。今度はゴロが良かった。めっちゃいい。C案の汗や(笑)

UIデザインとUXデザインは逆立ちしながらラーメン食べるくらい異質

フルサワ
しょーてぃーさんにお聞きしたいなと思うことがあるんですけど、めちゃめちゃ広大なUXという領域の中で「ここのUXはプロとして絶対に持たなきゃいけないよね」みたいな領域があった時に、逆にあえて「こう時には捨てる選択肢も結構とっているかも」みたいに、線引きみたいなものがあったらちょっと聞いてみたいです。

しょーてぃー
結構UX/UIデザイナーとか、よくこの2つが一緒の肩書きになっていることがあると思うんですが、自分がいた会社ではUXプランナーという名前でUXだけだったんですよね。
一応デザイナーさんがいたので、あえてUXのところだけにフォーカスして言うと、やるべきことはたくさんあるんですけど、「ここは自分がやらないと」というよりも、「お任せするべきだろう」と思うのは、特に表現レイヤーの部分。基本的にはデザイナーさんのプロフェッショナリズムを発揮するところだなと思ってます。
例えば、最近よく立体的なデザインのものとか、ちょうど「Threads」が出た時も会員証みたいなカードがクルクルってが回ってたのが話題になったと思います。あれっていわゆる、タンジブル性とか手触り感とか言ったりするんですけど、企画とかUXの人が「手触り感が必要なんだ」って言った時に、じゃあ「手触り感って何ですか」と分解して、それをデザイン落とし込むのはやっぱりデザイナーさんだと思います。UIとかグラフィックをやられる方なので。
自分は「手触り感の例っていうのはこういうもの」だったりとか、「手触り感があった時にこういう気持ちにユーザーをさせたい」ってところまで定義はしますけど、それ以降はプロフェッショナリズムはデザイナー側にあると考えています。ただどうしても難しいっていう時は手触り感っていうとそれは例えば立体感があるかもしれないし、重量感があるかもしれないし…とか、いろいろ手触り感を構成する要素っていうのがあるので、その言葉と事例(リファレンス)をつけてあげるみたいなこと「今回狙ってる手触り感はここです」みたいなことを言ったりとかはしますが、そこはできればお任せするべきだなと。

フルサワ
なるほどなぁ。

きょーちゃん
キーワード的なデザインコンセプト的なものの抽出まではやるけど、それをじゃあ具現化するっていうところは、そこからはデザイナー。

しょーてぃー
そうですね、そこは絶対お任せしたいと思いますね。

スタミ
しょーてぃーさんは捨ててるかもしれないんですけど、我々としてはしょーてぃーさんの役割もできればやれって要望されるような人たちなので、やっぱり広いなって。

全員

スタミ
捨てるもの無いじゃんて(笑)

きょーちゃん
確かにもっと広げてって言われますよね(笑)

フルサワ
確かにそうか(笑)

きょーちゃん
でも専門性が分かれるくらいそれぞれに深い領域があるっていうのを知ることはすごい重要ですよね。だから、なんか表面的にわかった気持ちになりたくない。これだけやこれやってるから私UX分かってますみたいに言いたくないし、それを専門にされている方がいて、ここからデザイナーだっていうぐらいの広さのもの、深さのものだっていうのは今日改めてわかりましたね。

フルサワ
確かに。

スタミ
いや~、一人でやるにはやっぱり領域が広すぎる、ボリュームがでかすぎるみたいなところがあって、なかなかそこまで深くその時々で考えられないみたいなもどかしさがありますね。
多分そういうところから何を捨てているかみたいな質問も出てきたと思うんですけど。やらないことを決めるっていうのも重要じゃんみたいな。

フルサワ
確かに。私もUIとUXを一応どっちも持っているポジションにいるんですけども、やっぱデザイナーって会社からするとデザインツールを手に取って何か具体化させるポジションにいる方ってイメージが強いと思うんですよね。でそうなった時に、私が例えばしょーてぃーさんがスペシャリストとして持っているような領域に入っちゃった時に、アウトプットを出せる人がいないよねってなっちゃうと、必然的にそのリサーチだったりとかプロトタイプっていうのはもう本当にここはやらないと、結構詰んじゃうよねって事業的に判断した時には入るんですけど、やっぱ基本的に毎回UXにめちゃめちゃ両足浸かって考えるみたいな領域ってなかなかない。今はそのタイミングじゃないからUI寄りでめちゃめちゃ尖りますみたいなことは、あえて自分もそういう選択をしてるかもしれないですね。
きょーちゃんはどうですか?

きょーちゃん
事業会社で特にスタートアップに入れないな人数少なかったりするとそれは選択せざるを得ないところもありますよね。どうしたってアウトプットして実装していかなきゃいけないものっていうのは存在するから。それはありつつ、いけるならね、ちゃんと上流の部分にもしっかり伸ばしていきたいとは思いつつ、結構そこは駆け引きやってるかもしれないですね。

スタミ
しかもUX領域って筋トレみたいなもので、普段から鍛えてないといきなりできないじゃないですか。

フルサワ
めっちゃわかる!それめっちゃわかります!

きょーちゃん
そうですよね。UXとUIって使ってる筋肉結構違いますよね。全然違いますね。

しょーてぃー
さっき自分がここやってほしいなって言うのは使う筋肉が違うので、もうなんか多分なんか逆立ちしながらラーメン食うみたいな(笑)

全員
爆笑

しょーてぃー
死んじゃうよーみたいな(笑)

スタミ
そこまで違ったんだ(笑)

しょーてぃー
死んじゃうよーみたいな境界があるんですよね。それって結構チームとしては最大限パフォーマンスを出すっていう意味ですごい必要なことなので、そういった目線で分けたりする時もありますね。

きょーちゃん
確かに。
使う筋肉全然違うっていう認識を持ちつつ、でも「自分はスーパーマンになるんだ」で鍛えに行くのも全然良いですし、やっぱりチームでパフォーマンス出すためにそこを役割分担して、そういった専門家の方にちゃんと入ってもらうとかっていうのも、なんか違う筋肉なんだってわかってることすごい重要ですね。

しょーてぃー
そうですね、よく言いますよね。ストレッチとか筋トレもどこの筋肉使ってるかわからないままやってると、そこ伸びないよねとか。多分そういうことなんだなぁって思って、「逆立ちしながらラーメン食べる」って(笑)

全員
爆笑

きょーちゃん
ラーメンは筋肉なのかっていう(笑)

スタミ
1チャプターにつき1つそういうのが(笑)

きょーちゃん
名言があります。これは名言なのかな?それだけ聴いた人、マジ何言ってるのか「何の話?」だよね(笑)
まさかデザインの話をしてるとは思ってないですよね。

しょーてぃー
しょーてぃーって実はこんなしょうもないことばっかり毎チャプター言ってるのかって(笑)

きょーちゃん
ちょっとあれかもしれない。名言メーカーとしての仕事増えちゃうかもしれないですね。

スタミ
ちょっと構成作家とか台本を書く人。

しょーてぃー
それはちょっとスペシャリストとしてやらないかもしれない(笑)

きょーちゃん
捨てますと。

スタミ
まぁやっぱりデザイナーっていうのは今時は領域が広すぎて、なかなかやらないと決めて捨てたりとかしたこともまた拾わないといけない時が来ると思うと、筋肉を鍛え続けないといけないみたいなジレンマがあるんですけど、まあでもそれでもどうにかやっていこうっていう(笑)
「やってこー!」みたいな感じですね。ギャル的な。

きょーちゃん
「逆立ちしながらラーメン食べてこー!」みたいな感じ(笑)

しょーてぃー
ギャル言わないです(笑)


スタミの1人エンディングトーク

いかがだったでしょうか?
UIデザインとUXデザインの両方をやるのって、逆立ちしながらラーメンを食べるイメージっていうくらい違うものなんですね。非常にわかりやすい例え話だなと思いました。
それを一手に担うのがUI/UXデザイナーですので、まあそれはなかなかできないこともありますよねって思ったんですけど、だからこそこれは一人で毎回毎回すべてを完全にやろうと思っても、体は一つだし時間は人類みんな等しく1日24時間ですので、やっぱりここでチームの特性だとか、自分の得意分野、これから強化したい部分、その時置かれている状況などによって、それに合わせる形で力の入れどころとか、動き方のバランスを調整することなのかなって思いました。
またこういった考え方も時代の流れとともに常に変化していくものだと思いますので、ちょっと前までチームでやろうみたいな流れってそんなに強くなかったと思うんですけど、今はそれが強く来ているということで、今はこういう考え方でいいと思うんですけども、やっぱりその時の状況に応じて考えるっていうところには常に感度を高く持っておきたいですね。
ということで2回にわたってお送りしてきたフルサワさんとしょーてぃーさんをお迎えしてのスペシャルコラボ放送は、これで終わりとなりますが、また近いうちに別のデザイナーさんを呼んでどんどんコラボ放送していきたいと思っています。もしこれをお聴きの方で、デザイナーやリサーチャーをやっているので私も出てみたいっていう方がいらっしゃいましたら、Twitter(現:X)のDMとかコメントなどでご連絡いただければと思います。
それから参加希望だけではなくて、もちろんこの放送を聞いてのご感想ですとかいいね、フォローもお待ちしています。
それでは次回もお楽しみに~!



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あなたも「プロダクトハック」に出演しませんか?

ここまで読んでいただきありがとうございます。
Voicyのデザインチームでは絶賛UI/UXデザイナー、リサーチャーの方との横のつながりを強化中です!ぶっちゃけリファラル採用を視野に入れつつw
Voicyへの転職意欲のある/無しに関わらず、私が運営しているVoicyチャンネル「プロダクトハック」にゲスト出演&もっとディープなお話もざっくばらんにしませんか?
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