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スタプラフェス後夜祭

2021.10.30 スタプラフェスに参戦してきました。

前夜祭と同じく、あまり人に読ませるつもりのない文章を書きますのでご了承ください。
いろんな感情がありすぎてまとまらないのよ。

それから、このnoteが公開される頃にはスタプラフェスから約1週間経っており、各グループの各媒体から動画やら写真やらブログやらが上がっておりますが、私はそのほとんどを見ていません。
あくまで10/30に見たその瞬間の感情をなるべくそのまま書き出したくて、あえて見ないようにしてました(アーカイブ配信は見たけども)。

そこんとこよろしくお願いします。

セットリスト

全部書くには長すぎたのでググってください。
大雑把に書くと、OA→オープニングメドレー→10秒PR→先輩4グループのライブ(バックダンサーコラボあり)→シンデレラメドレー→シンデレラ発表、シンデレラソロ→社歌及びエンディング。です。

OAの話

前回のスタプラフェスよりも今回のOAの方が持ち時間短かったのにめちゃくちゃ満足度が高かった。
10分という短さだからこそ、各グループ「何を見せたいか」がすごく考えられていて練度の高いOAだったなと。

浪江女子発組合は予想通りの『なみえのわ』1曲。
初めて浪江を見るって人が多かったので、グループのコンセプトを伝える意味でこの曲しかないでしょう、という感じ。
播磨がツインテールで気合いを感じた。

ukkaはovertureから始まって『恋いちばんめ』〜『リンドバーグ』〜『それは月曜日の9時のように』をメドレーで繋いで、ラスト『WINGS』。
まさかメドレーでくるとは!という驚きと、overtureと『WINGS』をフルでやったところにukkaというグループの芯があるなぁと思った。
横アリで観る『WINGS』は文句なしにカッコ良くて興奮した。

B.O.L.Tは予習してた『Yummy!』『Please together』をやってくれて楽しかった。
『Yummy!』は歌い出しの内藤るなのカッコよさにうおおおおおってなったし、『Please together』はスタプラフェスにぴったりな曲すぎて歌詞変えて披露してるの楽しかった!
B.O.L.Tのワンマンで感じる平和的な楽しさがOAでも伝わってきてとても良かった。

東北産は『うぢらとおめだづ』予習通りでフリコピ全力でやってめちゃ楽しい〜!からの2曲目『天下一品』かなぁと思ってたところに『whatever』でマジか!!!と思った。
2曲で完全にワンマンの空気出てた。圧巻だった。

ばっしょーは『OiSa』が始まって1分かそこらで「ん?なんか雰囲気がちょっと違う気がする……」と思ってたら「あれ?ここで終わりに向かってく感じじゃなかったっけ?」となって2周目のきいなソロで「うわ、うわ、そうきたか〜〜!!!」ってループに気づいて内心大興奮だった。
「今日はわた恋観れないな」ってその瞬間に覚悟した。
上田理子(推し)パート「君が思ってた想定の斜め上……」で赤ペンライトぶん振りすること3回?4回?途中からOiSa中毒による混乱症状が出てわけ分かんなくなった。「満身創痍だ」の振りコピもあやふやになっていって、本当にトランス状態って感じだった。
オタク私と違ってばっしょーの6人はOiSaループをミスなく最後までやりきっていて、当たり前のことかもしれないけど簡単なことじゃないよな、凄いなって思った。
温故知新ツアーで見せた衣装早替えもやってて「あれ、いつの間に!?」ってなるのも、ループの混乱に拍車をかけてて良かった。

ばっしょーに「やられた」ところからのアメフラっシ。
会場はOiSaの余韻でかなりザワついていたけれど、心配はしてなかった。今のアメフラ楽曲なら、十分戦えるって知ってたので。
『DROP DROP』のイントロがかかった瞬間にガッツポーズだった。キタ!!!!!
前日に音源解禁されたばかりの新曲。バチバチにカッコよくて今のアメフラを見せるのに相応しい曲。
OAでやってくれ、横アリで初披露カマしてくれ、って願ってたその曲だったから、もう脳みそが沸騰した。
初パフォーマンスとは思えないくらいの仕上がり、カッコよさで。はなちゃんがイケメン極めてた。はなちゃんの「DROP DROP」の歌い方が好きすぎる。
愛来(推し)はもう、ねぇ。歌もダンスも表情もすべて。圧倒的な存在感だった、としか言いようがない。最高だった。
そこからの『SENSITIVE』でまた色っぽくカッコよくキメて、最後は『MICHI』で可愛さも魅せて。
『メタモルフォーズ』をやらなかったことが気にならないくらい、10分たっぷり、今のアメフラらしさが詰まってて最高だった。
早くまた『DROP DROP』を浴びたい。

Awww!のOAは、公野舞華に尽きる。
『泣くな!サイダー』を全力で楽しむ準備しかしてなかったから、そこで外周に飛び出した公野舞華に「まじか」と声が漏れそうになった。

一旦、第1回スタプラフェスOAの話をします。
これは当時書いたnote。

それから、センターステージまで出て行ったのは、8組の中ではちロケだけでしたね。
メインステージだけでも妹分グループにとっては広いステージだったと思うんですが、そこでセンターステージに一歩飛び出せるのはさすがの度胸。
しかも観客全員、播磨怜奈が飛び出してくることを期待してたと思うんですが、実際飛び出してきたのは公野舞華だという罠。

前回、OAでただ一人、センターステージに飛び出してきた公野舞華。
リハーサル後に川上マネが「センター使っていいのに、誰も行かないのか」とボヤいてたのを聞いて、本番思わず飛び出した、という話だったと記憶してる。

そして、今回も、外周及びセンターステージに出たのは公野舞華ただ一人だった。

10月17日のAwww!ラストライブで『Yes』の曲中に客席一人一人を記憶に刻みつけるようにじっと観ていた公野舞華。
スタプラフェスで外周を駆け抜けながら客席に向かって手を振り笑顔を振りまいていた公野舞華。
どこまでも、アイドルらしい人だった。

CROWN POPは前回のスタプラフェスでシンデレラになった三田美吹がソロ歌唱した『手のひらに青空』を、今度はメンバーと一緒に歌うのがとてもエモかった。そして三田美吹のハモが新たに加わっていて、常に進化し続けているグループだなと思った。

超ときめき♡宣伝部は予習したときに「ライブで観たい!」と思っていた『7月のサイダー』をやってくれたのが嬉しくて、イントロ聴こえた時点でめちゃくちゃアガった。
思ってた通りのライブ映え曲で、めちゃくちゃカッコよかった。

開演、オープニングメドレー

OAの前後には三田美吹と先輩メンバーたちの茶番……もとい場内アナウンスがあった。
先輩メンを怪獣だの妖怪だのと呼ぶ三田美吹。「三田ちゃんビーム」とか「どっかーん!」とか、技名も擬音語も全部声のトーンが変わらない、その棒読み加減が可愛らしかった。
この台本作ってる高柳さんは絶対書いてて楽しかっただろうなぁ、と笑った。

そして本編は初代シンデレラ・三田美吹のソロパフォーマンス『踊れ』から始まった。
前回同様、メドレーで始まるものだと思っていたから驚いた。
そのパワフルな歌唱はソロでも横アリの大きなステージにも負けることなく、堂々たるパフォーマンスだった。
本当にさっきまで「三田ちゃんビーム」してた子と同一人物か???

そして今度こそオープニングメドレーが始まった。
ここからは印象に残ってるところだけ抜粋して書きます。

B.O.L.Tの『Don't Blink』をももクロと2組でパフォーマンスしてるの、楽しくて良かったな。レーベルメイトでもあるとはいえ、結構珍しい組み合わせでレアだった。

『恋、いちばんめ』をukkaとたこ虹が外周で披露したとき、茜空(推し)と村星りじゅが私の席側の通路に来ていて、「空りじゅ〜!」って沸きながら赤いペンライトをぶん回してた。
してた、ら。
外周からセンターステージへ向かう通路へ入ろうかという時、茜空がこっちを見た。
あまりの衝撃にそのとき空ちゃんがどんな動きをしたかもう記憶が吹き飛んでしまったのだけど、「あ、見つかった」と感じたことだけ覚えている。
指差しだったか、手を振ってきたんだったか。とにかく明確に私(と連番していた茜空推し)に向けて、レスをした。
そんな簡単に、見つかるような距離じゃなかったのに。
あまりに突然のことすぎて、「うわーーー!!!!」と叫びたい気持ちを寸でのところで堪えて、連番相手の顔を見た。「あれ、レスでしたよね?」私の勘違いでないことを確認したかった。連番相手は同意した。
その後、センターステージに向かう通路の途中からももう一度、明確なレスが飛んできて、私は赤いペンライトを2本、死ぬほどぶん回した。

『恋、いちばんめ』『OTOMEdeshite』『頑張ってる途中』『午後4時ごろの好きです』『すきっ!』
各グループの可愛い曲を詰め込んだゾーン、めちゃくちゃ可愛かった。
入れ替わり立ち替わり、いろんな場所にメンバーが出てくるから目で追うのほぼ不可能だったの、夏Sを思い出した。

『頑張ってる途中』の途中で(ややこしいな)で高城れにが新メンバー紹介をした流れはとても胸が温かい気持ちになった。
エビ中の桜木心菜、小久保柚乃、風見和香。
ばっしょーの蒼井りるあ、栁美舞。
超とき宣の菅田愛貴。
れにちゃんに名前を呼び上げられ、それぞれが初々しくも可愛らしい笑顔で自己紹介をする姿は、まさに「頑張ってる途中」な姿だった。
スタプラフェスではシンデレラ決定戦があるために必然的に妹分グループに注目が集まってしまうけれど、こうしてエビ中の新メンバーの3人の名前も紹介してくれたの、風見推しとしても凄く嬉しかったな。

『ダイビング』が新成人組でのパフォーマンスだってリアタイ時点では全然気づいてなかったというか、フェス中は終始興奮してたので細かいところまで全然見れてなかったので終演後にセトリとかTwitterとか見ててそのエモさに気づいた。時差。

『START』も『雑踏の中で』もめちゃくちゃ好きなエモ曲なのでこのブロックめちゃくちゃエモかったなぁ……。エビ中とアメフラの絡みは推し×推しで最高でしかなかった。

ラストは全員で『走れ!』。スタプラアイドルみんな一度はカバーしたりレッスンで歌ったり、きっと思い思いの感情が乗っかる曲。アイドルもオタクも「笑顔が止まらない!」で一斉に上がる腕。そんなのどう考えてもエモいじゃん。
さっきからエモいしか言ってないが???

10秒PR

今回の10秒PRは、どの子も前回の経験を踏まえて内容がブラッシュアップされてたように感じた。みんなそれぞれ自分の個性が出ていて、見ていてとても楽しかった。

印象に残ってる子をいくつか書いておく。

播磨かな。
「Awww!代表・播磨かな」その言葉に、胸に込み上げてくるものがあった。変化球タイプのキャラに見えて心根のところはまっすぐなところ、播磨の好きなところだ。

菅田愛貴。
「みんなのことをロックオンしに来ました〜!バンバンバーン!」ここまでは予想の範疇というか(あぁ、すだーきちゃんってこういうナチュラル可愛いことする子だよね〜)って見てたんだけど、その後少しカッコつけて「フッ……」って銃口の煙を吹く仕草が予想外の動きで(こんなユーモアなことできる子なんだ!)ってイメージが少し変わった。

春乃きいな。
緊張のあまり何も言えてなくて(よく考えたら前回は受験休みだったから初出演なんだよな)、でも言いたかったこと「ばっしょーを見てください!」ってことは伝わってきて、あまりに愛おしすぎた。
隣の春乃きいな推しに「あれはわざとですか?天然モノですか?」って聞いたら「天然モノです」と言われた。あざときーなあざとい。

蒼井りるあ。
きいなちゃんと同じく初出演ながら、いつも通りの自己紹介をしっかりできててえらい〜〜〜!ってほっこりした。とても緊張してるように見えてそれも可愛かった。

田中咲帆。
いきなりクソデカボイスで「投票してください!」って言い出したのめちゃくちゃびっくりした。
さほるんってそんな子だった?面白い子だとは思ってたけど、こんなハッキリとアピールする子って印象はなかった。もっと変化球タイプの子だと思ってた。
そのまっすぐさ、好きだなって思った。

律月ひかる。
「ひかる、うさちゃんだから分かんな〜い🐰」
10秒たっぷり会場をひかるんワールドに染めていて、そのブレなさと可愛さが見事だなと思った。

柳美舞。
いつもの自己紹介を10秒ぴったりでやってたの、あまりに完成度が高くて惚れ惚れしてしまった。
あと何が凄いって、ここでこの自己紹介をするために『頑張ってる途中』の自己紹介では「心配ないさ」も「眠れるライオンプリンセス」もあえて言わなかったこと。
本当に14歳か???人生5周目か何かか???

杏ジュリア。
正統派ど真ん中だった柳美舞ちゃんの後に「杏ジュリア、杏ジュリアでございます」と時事ネタ(選挙ネタ)を入れてくるのは強かった。めちゃくちゃ笑った。
先に誰かにやられたら二番煎じで埋もれちゃうとこで、その賭けに勝った感じ。
ジュリアは将来本当に出馬しても似合いそうな上品な雰囲気あるから、そこがまた愉快だった。

伊達花彩。
THE花彩って感じの自己紹介だったのでニコニコ見てたら、最後2-3秒余らせちゃって少し焦ってたのを見て「余らすなよ!」って思わず言いたくなってしまう、その絶妙に隙のある感じが可愛くて堪らなかった。

市川優月。
普段から女オタクに手厚い・女の子大好き・アイドルも大好きなのは知ってたけど、まさか10秒PRで玉井詩織推しの女オタクをナンパし出すとは想像の斜め上すぎてワロタ。
ナンパされた玉井詩織推しの女オタクはどうぞ、アメフラ現場でお待ちしております。

吉川ひより。
名前を!!!!名乗れ!!!!笑笑「とき宣のグリーンでーす!」じゃあないんだよ!!!!笑笑
開始0秒であちこち動き回るひよりんをカメラがきっちり追いかけてたのカメラさん凄いと思った。

茜空。
珍しくあざとさで攻めてきたな〜と思って見てたら、結局最後のお辞儀の深さで「これだよこれが茜空なんすよ……」ってなった。好き。

愛来。
タメてからの「ファイヤー!!!」はちょっと推しでも想定外でくそわろたwwwww
その後少し恥ずかしそうに照れ笑いしながら「ココナツの2C後半を歌わせて頂きます」って言ってるの可愛すぎてだめでしたね。あれはだめだよ。

スペシャルライブ「(アイ)ドル箱」

ももクロ、エビ中、シャチ、たこ虹のスペシャルライブ。去年みたいにグループ毎のライブかと思いきや今回はどの順番にどのグループが歌うのか、どのステージから飛び出してくるのかは直前まで分からない、というサプライズ形式だった。
ももクロにはukkaと東北産、エビ中にはばっしょーととき宣、シャチにはB.O.L.TとAwww!、たこ虹にはアメフラとクラポが1曲バックダンサーとして登場するコラボ楽曲もいつ披露されるか分からない。そのワクワク感がまた楽しかった。

『GODSPEED』では東北産の特攻服衣装がド派手カラーすぎてパステルカラーなももクロの衣装が目立たないの笑った。
ukkaの水色の衣装はももクロの衣装と色合いが合ってて横並びでもいい感じに調和してた。(東北産の衣装がだめってことではない。念のため。笑)

川瀬あやめが終始楽しそうで、バックダンサーなのにずっと歌ってたしで、その光景を見れてなんだか凄く「良かったなぁ」ってほっこりした気持ちになった。

『いただきっニッポン!〜おみそれしましたなごやめし〜』ではもう播磨かなの印象しか残ってない。笑
いや、ライブ中はいろいろ感じたことがあったはずで、咲良菜緒のカッコいい歌声聴けて嬉しかったはずなんだけど、この曲のことを思い出そうとするとセンターステージのど真ん中で好き勝手してた播磨の姿が浮かんできてそれ以外の記憶が引き出せないのよ。播磨邪魔しないで!!!
播磨はセンターステージのど真ん中で、振り付けを踊るでもなく違う踊りを踊ってた、ように見えた。何が正解なのかもよく分からないけど。ただただ凄く目立ってたし、記憶にこびり付いて離れてくれない。

このブロックで特に好きだったのは『愛のレンタル』『レディ・メイ』『シャンプーハット』の3曲。
あまりにカッコよすぎた。
新メン入りの『愛のレンタル』がこんなに早く聴けると思わなかったし、ラストの真山安本のWフェイクは興奮のあまりめちゃくちゃ沸き散らかした。
緑と白のペンライト振ってたんだけど、この時ばかりは緑と紫に変えた。
『愛のレンタル』に『レディ・メイ』を重ねてくるのは天才すぎる。あーりんの発案か?さては天才だな?
マイクスタンド曲は大人になった今だから歌えるカッコよさがあって、それを立て続けにやられたら興奮さめやらんでしょ。

からの、シャチの『シャンプーハット』。
外周に出てきた人影が、見たことないシルエットだったから「ん?誰?何?」と思ってたらシャンプーハットを被ったメンバーとブラス民だったから「ブラス民もいるのかー!」って嬉しいサプライズだった。
『シャンプーハット』はとても好きな曲なのだけど、シャチオリジナルを生で見たのはこれが初めてだった、気がする。(ばっしょーのライブで星野蒼良が歌っていたのは見たことがある)
生で見れたことの嬉しさとか、楽曲のエモい雰囲気とか、4人の歌声のカッコ良さとか、いろんな部分で気持ちよく浸りたくなるのだけど、それをジワジワと邪魔する頭部のQRコード。笑
いやほんとずっと、「歌がめちゃくちゃ良い……でも頭にQRコードついてる……めちゃくちゃ良い曲なのに……夏S・第1回スタプラフェスでやってたことの天丼してる……」ってジワジワ笑わせてくるの、ずるい。
早口で歌うパート、正直何言ってるか半分も聞き取れてないんだけど、突然歌詞が変わってることに気付かされたりとか。咲良菜緒パートでカメラに菜緒ちゃんが抜かれてるところにニヤニヤ顔の秋本帆華がひょこっと顔を出してくるところとか。
ずるい、としか言いようがない。「シャンプーハットをちゃんと聴かせろ!」って気持ちより前に、「いや、こんなの好きに決まってるじゃん!」が勝ってしまったからずるいのよ。

『サドンデス』コラボはもう、これ発案した人にノーベル平和賞を受賞してもらいたいくらい、大天才の大発明ですよ。
「スターダストプラネットにシンデレラは必要ないわ」
もうこの曲でこのフェスが終わってもいいじゃんって本気で思った。シンデレラを決めることが嫌だとか悪いことだとは思わないけど。この日のためにアイドル達がめちゃくちゃ努力してきたことも分かってるけど。
ここまで全力でパフォーマンスしてきた全てを茶番として、『サドンデス』で終わる世界線があったっていい。
でも、そんな風に否定しつつ、このスペシャルライブブロックで一番後輩グループを目立たせて輝かせてたのも『サドンデス』だった。だから大天才なのだ。
私はばっしょーのオタクだから、ばっしょーメンバーの脱落理由がツボすぎた。え、これ、誰が考えたの?ってくらい本当にメンバーそれぞれのカラーが出てたから。
ラーメンに替え玉がなくて脱落する瀬田さくら。お芋の屋台の笛につられて脱落する希山愛。「しおどきーな」。側転が下手くそで可愛い上田理子(その後辻野かなみに完璧な側転を見せつけられるところまで含めて、最高)。脱落後に「はふん」する蒼井りるあ。真剣に、まっすぐな眼差しで最後まで残る柳美舞。
めちゃくちゃ楽しくて楽しくて、中山莉子の「立ち上がれ、スターダストプラネット〜〜〜!!!!」の雄叫びが最高潮だった。

満身創痍の全力エンターテイメント
見ていてこれが私たちだ
Oh Yeah 最後まで
連れてってもらうんじゃなくて
きっと連れてゆくからさ

これを泣かずに見ていられるか?私には無理だ。

『RAINBOW〜私は私やねんから〜』は後のMCでたこ虹メンバーも言ってたけど、推し・アメフラっシのダンスがキレキレだったのが最高だった。
フェス終わりによそのオタクに「アメフラのダンスすごいっすね」と褒められて「そうでしょうそうでしょう?」と鼻高々になった。

『BIONIC CHERRY』をここでやったことに驚いた。会場がザワついてるのが分かった。
余談だけど、スタプラフェスの翌日にukkaの川瀬あやめ生誕に行ったらそこでも川瀬あやめが『BIONIC CHERRY』を歌っていて二重に驚いた。
令和の時代に『BIONIC CHERRY』を2日続けれ見られる現場がある世界線が存在することに感謝した。

清井咲希が「これが私たち最後の曲です!」と言って『ホーム最強』を歌い始めた時点で、「ああ、たこ虹→シャチ→エビ中→ももクロの順に1曲ずつやっていよいよシンデレラメドレーかあ」と思った。
『ホーム最強』はたこ虹の曲の中でも好きだったし、ライブでも重要なところで歌われている印象があったから。

『ホーム最強』は堀くるみパートで堀の歌声が涙交じりだったのが不意打ちで少しもらい泣きした。
「僕は何度も負けた」という歌詞に今ここで勝敗を決めようとしているアイドルたちの顔が浮かんできて切なくなった。

エビ中の『スーパーヒーロー』が、ここで新メンバー入りで歌われることが驚きだった。
ココユノノカの3人にとって相当な試練だったはずだけど、8人の『スーパーヒーロー』は柏木ひなたの不在を感じさせない程に素晴らしい完成度で心が震えた。
安本彩花はスーパーヒーローだった。

たこ虹が『ホーム最強』、シャチが『MAMA』、エビ中が『スーパーヒーロー』と3グループともエモさ強めの曲が続いて、ラストのももクロが何を歌うのか――と構えていたら、百田夏菜子が

きみとの約束の時

と歌い出して、悲鳴を上げそうになった。
『今宵、ライブの下で』。
私がももクロの曲の中で圧倒的に一番好きな曲だ。
いつぶり?去年のバレイベか、あるいはその前のももクリで見て以来、約2年ぶりだ。まさか、ここで、見られるとは1ミリも思っていなかったから、頭の中の何もかもがぶっ飛んだ。
「あ~~~~~好き~~~~~可愛い~~~~~~」ってそれしか考えられなくなった。衣装もももクリの王道可愛い衣装だったからなおさらだった。
「可愛いと思われたいよ」と歌われて「可愛いよ!!!!!」って心の中で強く強く思った。只野菜摘の詩は天才だ。
興奮のあまり、クラップが全然正しいタイミングで叩けなかった。そんなことよりも可愛さ極まった4人を見ることに集中したかった。
この瞬間ばかりは、今日がスタプラフェスであることも忘れて「ももクロのライブ」を楽しんだ。

今宵が終わって、はぁ……可愛かったぁ……と一息。
モニタでは「確変!」とかってスロットが暴走する映像が出てたけど、「あぁ、ここからの流れでシンデレラメドレーに入るのね」くらいにしか思ってなかった。
そしたらまさかの、姉貴分4グループによる『抱きしめてアンセム』。
は?!聞いてないよ!?!!!?って目ん玉ひん剥いた。
待って!!! まだ『今宵』の余韻から戻ってこれてないから待って!!!!!!
ジェットコースターのてっぺんから突き落とされるみたいな勢いで『抱きしめてアンセム』が始まった。もう思考停止で本能のままに身体を動かすしかなかった。予習不足ではあったものの、どうにか付いていくことができた。(ただしステージはほとんどちゃんと見られなかった。そこまで意識が追い付かない!)

唯一覚えているステージの景色は、ももクロの4人が「君も知らない物語始めよう」と歌う後方、2人・2人に割れた空間から歩いて出てきた大黒柚姫の「完成形はまだ未定」。
エモさとカッコよさが青天井で、感情がどこまでもどこまでも昂っていった。

「若手8グループの決戦のステージ」その直前に歌われる「完成形はまだ未定」「止まない声があるから いつまでも踊ってたい」はさぁ。泣くどころの騒ぎではないじゃん。
スタプラの、アイドルという仕事に対してド直球ひたむきなところ、最高にカッコよくて本当に大好きだ、って思った。

シンデレラメドレー

そして、いよいよ。このフェスの目玉と言っていい、シンデレラメドレー。
前回同様、参加する若手37名が外周を一周しながら、たこ虹の『もっともっともっと話そうよ』、シャチの『トリプルセブン』、エビ中の『ジャンプ』、ももクロの『ココ⭐︎ナツ』を歌い踊った。

私のいた席は、ジャンプ組の子達が正面にいるところからメドレーがスタートした。
私は前回のスタプラフェスでは天空席で、外周の子達はみんな遠くてほとんどメインステージを見ていたから、今回メインと外周どっちも見たい・なのに見られない、という状況が初めてであたふたしていた。
特にジャンプ、ココナツに推しメンや推しグループの子が多かったために、最初前半の『もっともっともっと話そうよ』『トリプルセブン』ではあんまりメインステージを見てる余裕がなかった。

印象に残ってる子達を書きます。メドレー順に書くけれど、外周に回ってきたときに印象に残った子もいます。

瀬田さくら。
可愛いセリフをアイドル全開で披露した後の「37人みんなでバトンを繋いでいきます!」って熱い言葉、めちゃくちゃ胸に響いて早くも目頭が熱くなった。

春乃きいな。
これは後で書く希山愛ちゃんもそうなんだけど、オリジナルとはまた違うアプローチの歌い方をするのってとても良いなと思った。
ラストの「話そう」を清井咲希を真似るのではなくて、自分の声質に合った歌い方で歌っていたのが「あ、いいな」って思った。

蒼井りるあ。
りるあちゃんが外周に来たとき、最初なんだか凄く疲れているように見えた。以前にステージで見ていたりるあちゃんより小柄な、か細い女の子のように見えて、「大丈夫かな?」って少し心配になった。
でも、踊っている中で顔を伏せたりるあちゃんが、次に顔を上げたときにいつものりるあちゃんスマイルに戻っていて、それを見て「あ、この子は大丈夫だ」と感じた。表情だけでなく、身体中に元気エネルギーが満ち満ちていて、さっきまでか細く見えていたのが嘘のようだった。

田中咲帆。
りるあちゃんが屈んだところに「ヘイテンチョー!」をカッコよさとユーモアも交えて叫んだ後、ヒョコッと引っ込むその2人のコンビネーションが可愛らしくて好きだった。

柳美舞。
リアタイではその凄さには気づけてなかった。
フリコピしながら外周に来てた子を見ながら、「あれ?なんかテンポズレた?」と思ってるうちに修正されたからあんまり気に留めてなくて。
後でアーカイブを見て、辻野かなみのズレを一呼吸で戻した美舞ちゃん、その冷静さと正確さがスゲェってなった。
え、人生何周目なの???

上田理子。
上田理子の良いところ、全部出てたと思う。私の好きな上田理子、そのまんまだって思った。無理に背伸びすることもなく、変に焦ることもなく。
カッコいい歌声から、最後の「飛ぶよっ!」で可愛くなるところも楽しかった。

『ジャンプ』はどのパートもエモいから、みんな良すぎてあんまり優劣つかないんじゃないか?って思ってた。それは間違いだってすぐ気づいた。
むしろ一番はっきりと勝敗が見えたのが『ジャンプ』だった。
「良かった」と「悪かった」ではなく、「良かった」と「超良かった」の違いをはっきりと感じた。

村星りじゅ。
イントロでめちゃくちゃエモさ引き上げられたところの歌い出し。難しいところをバチッとキメた瞬間の衝撃たるや。この一年でりじゅちゃんの成長著しさは分かっていても素晴らしい歌い出しだった。

伊達花彩。
暴力的なまでの伊達花彩節。フルパワーで、りじゅちゃんを超えてきた。
その衝撃に、戦争だ、と思った。ガチンコだった。明らかに前2曲とは違う空気だった。
メインステージから目が離せなくなった。

希山愛。
愛ちゃんのラップは凄く良かった。
パワーボーカルが映える曲で、安本彩花のラップのカッコ良さが脳裏に残っている中で、それとは全く違うアプローチだったのがとても良かった。
ダンスがキレキレな愛ちゃんだから、リズム感は完璧だし。あのハスキーボイスで可愛さとカッコ良さが混じったラップは、唯一無二の煌めきだった。

芹澤もあ。
伊達花彩を、さらに超えてきた、と思ったのがもあちゃんだった。
ここまで私の胸をエグる歌を歌う子だったかと、驚いた。
元々もあちゃんの歌声は好きだったけど。ここまで刺さってきたのは、今日が初めてだった。

青山菜花。
もあちゃんと同じくらい胸に訴えかけてきたのがなのちゃんだった。
最年少で、この顔ぶれの中で、一切怯むことなく恐れることなく、堂々たる歌声だった。

エモさたっぷりの5分間を終えて、ココ⭐︎ナツでまたガラリと空気が変わる。
藤田愛理の笑顔、茜空の笑顔、白浜あやの笑顔。
数秒前までの戦争が嘘かのように、ぱぁっと太陽のような明るいメンバーが続くのがとても楽しくて良かった。

茜空。
外周に来た空ちゃんは誰よりもダンスを楽しんでるように見えた。このメドレーを全身で満喫しているようだった。いつも通りの美しく軽やかな踊りに、とびっきりの笑顔だったから見ているこちらも幸せな気持ちになった。
ココナツのパートでは動きも表情もコロコロ変わって同じ瞬間がないのが空ちゃんらしくて楽しく可愛かった。

鈴木萌花。
ココナツでここまで歌のうまさを実感できることってあるんだなと思った。

川瀬あやめ。
一番ココナツを楽しんでたのがあやめちゃんだった。「逆回転!」も1人サークルも楽しそうで、モノノフとして120点のパフォーマンスだった。
その後の間奏で愛来と2人で踊ってる姿も息ピッタリで可愛くて良かった。

愛来。
いきなりでんぐり返しし始めて、めちゃくちゃびっくりした。推しメンだけど、ライブパフォーマンス中にこんな突拍子もないことするタイプじゃないと思ってた。
10秒PRもそうだったけど、今回の愛来は「愛来ってこんな子だよね」という先入観をブチ壊すことが目的だったのかもしれない、って思った。
そして最後に「キャンプは埼玉」を「今日は横浜〜〜〜!!!」と歌詞を変えて歌ったとき、めちゃくちゃゾクゾクした。興奮した。
このセリフを、ワンマンのステージで見たいって瞬間的に思ってしまった。あまりにも似合っていた。横浜アリーナというステージが。

高井千帆。
ラストの「ココココ」で自分の顔やエントリーナンバーを指差すの、アイドルとして5億点の可愛いアピールだった。
ココナツの「コ」パートの正解はこれだったんだなと思った。


記憶を頼りに書き出してて分かったけど、私は結局、私の推しグループ(ukka、アメフラ、ばっしょー)ばかりが印象に残ってるんだなって思った。
好きだから「推し」なのだし。推しが推しらしく魅力的なパフォーマンスしてくれたら、そりゃ好きだし印象にも残るよな。という、当然の帰結だった。
多種多様なパフォーマンスを一度に見ることができたからこそ、改めて自分にとっての「好き」を再確認する形になったのだった。

それでも、推しか否かに関わらず、「予想を超えてきた」「新たな魅力を見つけた」アイドルが何人もいたのは嬉しい発見だった。

シンデレラ・橘花怜

集計と結果発表、そしてスタンバイの時間を先輩たちがMCで繋いで、いよいよその瞬間が来た。


橘花怜がステージに現れた瞬間、「あぁ、そうだろうな」と思った。文句のつけようがない、シンデレラストーリーだった。

シンデレラメドレーの外周で、花怜くんが私の席の近くに来た時の印象が強く残っている。
他のアイドルの3倍は動いてるんじゃないかってくらい全力で踊って……もとい、暴れているようにしか見えなかった。
ガムシャラさを擬人化したような人だと思った。
そして、この姿を、メドレー4曲中ずっとやり続けるんだろう。やり通すんだろう。そう思った。
それは予想ではなく確信だった。
私は彼女の物語をそうきちんと追ってる人間ではないけれど。そんなオタクでも分かるくらい、花怜くんのパフォーマンスは常に実直だった。

そして、たった1人で、センターステージで『天下一品』を歌い踊る花怜くんは、あの外周で見た姿そのまんまだった。
東北産を背負って、東北産らしい、熱くて激しいパフォーマンスを笑顔でやり切った。

私は花怜くんのこと、もっと泣き虫な子だと思っていた。
立川の大一番ライブでも、可愛い顔が台無しになるくらい泣きじゃくった顔が印象に残っていたし。
花怜くんがシンデレラに選ばれたらあぁやって泣くだろうと思っていた。

けれど花怜くんは笑顔のままパフォーマンスをやり切って、メインステージで両手を広げて待つあーりんの胸に飛び込んだ。
あーりんの方が泣いていた。
花怜くんの笑顔と、掛け直しても掛け直してもタスキがずり落ちるなで肩ばかりが印象に残った。

社歌、そしてエンディング

社歌である『We are "STAR"』。
12グループ総出で歌われると圧巻だった。

柏木ひなたのソロパート「奇跡とやら起こしましょう」を誰が代わりに歌うか、とか、全然考えてもいなかった。そんな思考する余裕がないくらい、今日1日のステージに魅入っていたから。
だから、そのパートに来たその瞬間、安本彩花の歌声が聞こえてきて……それが安本彩花の歌声だと気付いたのと、涙が出たのは同時だった。

9月に開催された「ちゅうおん」、ひなたの休養前ラストステージを見て、彩ちゃんとひなたは戦友のように見える、と思った。
ひなたが彩ちゃんの居場所を守ってくれたように、彩ちゃんがひなたの居場所を守るだろうと。
そしてその想像の通り、『We are "STAR"』を歌ったのは彩ちゃんだった。

花怜くんの「未来とやら描きましょう」も楽しみだったのは紛れもない本心なのだけど、申し訳ないけど、「奇跡とやら起こしましょう」のせいでそれどころではなくなってしまった。


エンディングでは、さっきも少し書いたけど、花怜くんのなで肩が印象的だった。
頭を下げればティアラを落とすし、それでも頭を下げたいからティアラを手で押さえながらお辞儀をするし、タスキはもう何回落としたか分かんないし、そもそも、あのタスキ、ダサくない???ティアラだけでよくない???とか。
なんとも締まらない感じが、でもそこが良かった。可愛くて微笑ましくて。見ているだけでニコニコしちゃう。
そういう、笑顔の王様が、花怜くんだった。

あと、それから。
ゴボウに話を振られた三田美吹が語った「クラポと東北産の初めての対バン」エピソードがとても素敵だったのも印象的だったなぁ。

おわりに

土曜日に終えて、これを書いてる今は木曜日で、もうそんなに前なのかとも思うくらいついさっきの出来事に感じるし、あれは夢だったんじゃないかと思うくらい遠くにも感じるし、なんだか不思議な気持ちでいる。
あの夢のようなキラキラとした時間をまたやってほしいような、でももう争うステージはやってほしくないような、両方の気持ちが頭の中をぐるぐると巡っている。

シンデレラが1人、決まった。
それは私の推しではなかった。
その事実に思うことはもちろんある、けど。
シンデレラになれなかった子が、「見つからなかった」かといえば、そうじゃない。

この1週間足らずで、推し増しをしているオタクをTwitterで見た。今までCDをもらってても聴いてこなかったよその楽曲をサブスクで聴き始めたオタクも見た。
年末のライブのチケットを買ったオタク、あるいは買おうか悩んでるオタク。あるいは、もう既に、ライブに行ったオタクも。

いろんなものの見方があると思うし、いろんな意見があって当然だと思うし、正解は一つではないと思う。
でも、そういう、良かったこと、楽しいこと。
アイドルたちがキラキラと輝いていて、それを見て、感動したこと。
そんな景色ばかりを、記憶に留めたいな、と思って、このnoteを書きました。

12グループ65人すべてのアイドルに、愛を込めて。

おしまい。


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