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体験!沖縄で有機多品目栽培の畑づくり

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沖縄の有機JAS認証農業生産法人が始めた、多品目栽培を体験できる畑作りのレポート。
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お米づくり始まってます。

お米づくり始まってます。

自給自足を目指す者にとって、お米の栽培は重要なテーマ。
なんと言っても主食ですからね。

お米の栽培には田んぼが必要(畑で育つ陸稲もあるようですが。。)で、ハードルが高い気がしますよね。

しかし、稲自体はとても強い植物で、育てるだけならそんなに難しいくないと言うから希望が持てます。
それでも美味しいお米をたくさん採るのは、簡単ではないようです。

実はサンシャインファームでは、去年から密かに準備

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不耕起栽培に向かう、土づくり2021

不耕起栽培に向かう、土づくり2021

土づくり、奥の深い話です。。

去年、土づくりについての記事で、入り口に立ったばかりと言ったのですが、一歩くらいは進んだのでしょうか。

ただ、発酵というキーワードと、コンポストから芽生えた微生物愛が灯した明かりを道標に、8〜9月から今シーズンの土づくりが始まりました。

まずは水捌け。

コンポストでも水分過多は腐敗の大きな原因になります。
土を発酵的につくるためには、水捌けが良くなければいけま

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発酵する農場って? 土について思うこと2021。

発酵する農場って? 土について思うこと2021。

10月も終盤に入って台風の心配も無くなり、土づくりができた畝から、植え付けが進んでいます。

11月に入ると圃場は少しづつ賑やかになってきて、畑を眺めるだけでも嬉しい気持ちに。

大好きな季節です。涼しいしね。

去年書いた土について思うことと、土づくりの記事を読み返して、なるほどなるほど。。

前シーズンは野菜を効率よく栽培して、収穫した野菜を売って成果を得る「農業」的な視点から、土づくりへアプ

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まずは土台をしっかりと。土づくり前の準備が肝心です。

まずは土台をしっかりと。土づくり前の準備が肝心です。

今年もシーズン到来です。

沖縄の畑はコレから野菜が増えていきます。

6月に仕込んだボカシも3ヶ月の発酵期間を経てとってもイイ感じ。

土づくりも進んで、植え付けと種まきが始まります。

去年の今頃、試行錯誤していた土づくり。

1年あれこれ試した結果、今年も試行錯誤は続いております。。

ただ、「農業」よりだった作付け計画を「暮らしの農」という観点の作付けに改めたため、土のつくり方も変えてみま

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もうすぐ一年。少量多品目の模索と実践→失敗と反省。

もうすぐ一年。少量多品目の模索と実践→失敗と反省。

少量多品目の有機栽培(野菜、ハーブ合わせて約60品目)にチェレンジしてもうすぐ1年。

2020〜2021年の模索と実践→失敗と反省です。。

スタート前、ちょうど1年前の今頃。

栽培計画をつくる、模索中の僕がいます。

とにかくたくさんの種類にチェレンジしよう。

育てやすい、土地に合ってるものを見つけよう。

いろいろな土づくりを試せるように、ウネをいくつかに分けて。。

一度にたくさんの人

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自分で採った野菜が購入できる。農場朝市、始まるよ〜。

自分で採った野菜が購入できる。農場朝市、始まるよ〜。

EM有機栽培で、多品目の収穫を目指す畑づくりが始まってから、4ヶ月。

秋作で植えつけた野菜たちも軒並み収穫が始まって、多い時は13品目くらいを出荷するようになりました。

上の写真に写っているのは、

ロメインレタス・ディル・スイスチャード・ラディッシュ・ハンダマ・小カブ・ビーツ・ズッキーニ・わさび菜・ルッコラ・セロリの11品目。

一方、多品目畑づくりの方は、だいたい完成。

やることは、まだ

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有機農場で働く、僕の一日。こんなことやってます。

有機農場で働く、僕の一日。こんなことやってます。

前回、僕が働いている農場での1年の基本作業を、ざっくりと抜き出してみました。

で、今回は一日の作業の流れを抜き出してみたいと思います。

チームになって進めることがあればそれを共有して、段取りを合わせたりしますが、作業の段取り自体は、それぞれに任されているので、人によって動き方はいろいろ。

ココでは僕の作業の流れを追うことで、有機栽培の畑の一日を追体験していただこうと。

それでは、朝の7:0

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約30種類、多品目の野菜栽培予定表。

約30種類、多品目の野菜栽培予定表。

いよいよスタートした、2020〜2021年のシーズン。

種まき、植付けも進み、畑も賑やかになってまいりました!

多品目畑も準備が整い、新しく広げた圃場にも、今週から野菜たちが入ります。

前回上げた、圃場のレイアウト内に入る野菜たちのラインナップと直播、植付け時期、収穫時期を表にしてみました。

今回は野菜のみ約30品目。

同じ野菜の植付けや種まきが何度もあるのは、収穫時期を少しずつずらして

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野菜、ハーブ合わせて60品目の多品目栽培にチャレンジする畑のレイアウト。

野菜、ハーブ合わせて60品目の多品目栽培にチャレンジする畑のレイアウト。

2020年、おそらく沖縄に接近する最後の台風、14号チャンホン。

秋作の定植が始まっていたので、少し肝を冷やしましたが、沖縄本島では大きな影響も無く、一安心。他の場所でも被害が少ないことを願っています。

そんな中、スコールに悩まされながらも、雨の隙間を狙って水を抜く溝を掘り直し、畝を立て、水周りも引き直し、多品目畑がほぼ完成。

広場の「豆アーチ」も花盛り&実り盛り。ドラゴンフルーツもやって来

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有機多品目栽培チェレンジ。なんだかんだで進んでます。

有機多品目栽培チェレンジ。なんだかんだで進んでます。

8月のボカシ作りから始まった、体験できる畑作り。

畝の太陽熱消毒をしたり、土作りと苗作り、マルチ張りやトンネル掛け、ハーブを切り戻したり、苗を植えたり。

ゆっくりとですが、進んでおります。

10月からは面積も広くなって、栽培品目もドンドン増えていきます!

EMを使った有機多品目栽培。

これから、花の種まき、ハーブコンテナ作り、追肥用の2型ボカシ作り、植付け、防除、誘引、仕立て、日々の管理

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ビニール、有機、マルチいろいろ。頼ってしまうビニールマルチ。

ビニール、有機、マルチいろいろ。頼ってしまうビニールマルチ。

マルチというと「マルチプレイヤー」とか「マルチタスク」といった、multi=多くの、という意味で使うことが多いと思いますが、農業でマルチというと、mulch=根を覆うもの、土の表面を覆うもののことで、有機栽培では特に土がむき出しにならないよう、何かしらで土の表面を覆います。

何かしらというように、マルチの種類は様々。

ビニールで作られたものや、木屑やワラ、刈り取った草や落ち葉など、とにかく土を

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命のスイッチオン! ハーブの種まきその1

命のスイッチオン! ハーブの種まきその1

4週続けての台風来沖(7・8・9・10号)。

10号通過の直前(9/5)に、ハーブの種まきを。

今回まいた種は、タイム、コリアンダー(パクチー)、ディル、フェンネル、カモミールの5品目。

品目によって、種のまき方も少し違う。

定植までに、苗をどれくらいの大きさまで育てるか。

種まきの土はどんな土にするか。

深く埋めるか、浅くまくか。

この日の5品目はポットの大きさが多少違うだけで、土

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