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“面白い”を通して、ゼロをプラスに!「遊び場」×「SDGs」で目指すもの。

専門店街アルパに、子どもたちが全力で遊ぶことができる遊び場「Sunshine City PLAYPARK(サンシャインシティプレーパーク)」が登場します。このプロジェクトに携わる、株式会社サンシャインシティ・まちづくり推進部リーダーの坂本さんと、村岡さんに、取り組みについてお話を伺いました。

池袋のまちをぐるぐる歩き回って楽しんでもらいたい

――子どもたちの遊び場「Sunshine City PLAYPARK(サンシャインシティプレーパーク)」を企画した経緯を教えてください。

坂本
私たちは2020年より、池袋のまちなかをリビングのように居心地の良い空間にする取り組み『IKEBUKURO LIVING LOOP(イケブクロリビングループ)』の企画運営に携わらせていただいております。メイン会場は池袋駅東口に位置するグリーン大通りですが、“LOOP”とあるように、ぐるぐると池袋のまちを回遊してもらいたいという思いからサンシャインシティでも同時開催でイベントを実施し、足を伸ばしていただくきっかけづくりをしています。
サンシャインシティではこれまでもマルシェなどのさまざまな催しを開催してきました。その中で、今年は子どもたちにも楽しんでもらいたいと、企画したのがこどもの遊び場「Sunshine City PLAYPARK(サンシャインシティプレーパーク)」です。

村岡
実は私は2022年に入社したばかりで、この部署に配属になってまだ1ヵ月くらいなのですが、池袋のまちづくりに携わるようになって、豊島区は公園も多く家族が住みやすい街だなと実感しているところです。そして今回の企画のような、子ども向けのイベントもたくさん!楽しく、ワクワクする空間を提供したいという思いがあり入社したので、早速このプロジェクトに携われて嬉しいです。

――『IKEBUKURO LIVING LOOP(イケブクロリビングループ)』は、近隣の方には既に定着している取り組みということもあり、初日の今日も楽しみにされている方がたくさんいらっしゃいますよね!
プレーパークでは、ダンボールなどの“ごみ”になりそうなものを活用して、新しい遊び道具に生まれ変わらせているのが印象的でした。

坂本
NPO法人の豊島子ども WAKUWAKU ネットワークさんによる、「冒険遊び場」コーナーでは、ダンボールを使った工作遊びを展開していただいていて、そこでは実際にサンシャインシティで破棄される予定だったダンボールを活用しているんです。

――以前もサンシャイン劇場の廃材を使ったストリートファニチャーを作られていましたが、もともとごみになるものがアイデア次第で楽しく活用されているのが素晴らしいですね!

坂本
捨てられてゼロになってしまうものを何かプラスに変えられないかというのは、常に考えていることなんです。他にも、最近のプロジェクトのひとつで、子どもたちのアイデアから生まれた移動式の「ECOステーション」などもあるのですが、このようなさまざまな活動を通して、子どもたちに「ごみ問題」を継続的に伝えていけたらと思っています。そしてそのベースにあるのは、楽しみながらやること。そうでなければ続けられませんから。これからも子どもたちに、楽しく面白い形で伝えていけたらと思っています。

助け合いの輪を広げる、気軽に参加できる仕組みづくり

――子どもたちを対象にした「プレーパーク」と同時開催で、ご家庭に余っている食品を集めて、必要とされる方に提供する「フードドライブ」も実施されていますが、こちらはどのような経緯でスタートしたのですか?

坂本
「子ども」とひとことで言っても、さまざまな事情を抱えたお子さんもいらっしゃいますよね。そんな中、豊島区の活動で、家庭の食品を持ち寄り地域の福祉施設や団体に寄贈するという「フードドライブ」という仕組みがあることを知りまして、わたしたちも多くの方に気軽に参加いただけるよう参画してみようということになりました。

――「フードドライブ」は様々な民間企業の方も参画されているようですね。

坂本
そうですね。フードドライブだけでなく、豊島区にいる様々な民間企業が行政と一緒に取り組んでいることは他にもたくさんあります。池袋の魅力を高めるためには、1社でできることは限られていますし、たくさんの企業や地域の皆さんと協力して活動することが大切だと思っています。大人だけでなく、お子さんや学生の皆さんなど、たくさんの方々を巻き込んで、たくさんの意見をオープンに聞いて、アイデアを形にしていきたいです。


楽しいこと、ワクワクすることを提供していきたい

――イベントは5月を皮切りに11月まで定期的に続くわけですが、今後の展望はありますか?

村岡
入社したときの思いでもあるのですが、楽しいこと、ワクワクすることを提供していきたいですね。そして、何かあったら「村岡さんに相談してみよう!」と言われるようになりたいです。地域の方や他の企業の方、豊島区のさまざまな方とコミュニケーションを取りながら皆さんの期待に応えられるような企画を考えていけたらと思います。

坂本
身近にあるものを使って楽しく遊ぶ。日常の中の驚きを提供したいと思っています。そして、これからも様々な方と連携し、こどもたちが体験を通して学びを得るような場にしていけたらと思います。

サンシャインシティプレーパーク