ディレクショントレーニング編2【伝え方②】
こんにちは、いぬのパグです。
前回は、
クライアントの依頼内容を制作現場に伝える際にノイズを減らすこと、加工することについて紹介しましたが
今回は伝える際の納期設定について書いていこうと思います。
ケース1
デザイナー・上司とデザインの確認が終わり、エンジニアへ実装の依頼をする。(納期、デザイン格納場所など含めて)
上司の言葉
私の思考①
「なるほど、余裕を持って進められるようなスケジュールを組めばいいんだ。実際の納期より何日か前に期限を設定すればいいだろう。」と安直な考えをしました。その結果、以下の対応でいいか、まず上司に質問してみました。
私の行動①
「例えば今回ですと、再来週の3月27日(実際の納期の数日前)までに<私とAさん(エンジニア)の確認→〇〇さん(上司)のご確認いただき、OK>までいきたいのですが可能でしょうか?」という質問。
上司の答え
私の思考②
最初に取った私の行動は、現場が進めるペースに頼り、委ねすぎてしまったと感じました。確かに細かく決めて進行していった方がお互いにとって曖昧でなく、安心できるということに気づきました。
私の行動②
上司の提案に沿ってエンジニアに依頼。
まとめ
スケジュールを細かく設定・管理していることで、現状が予定より遅れているか、それとも早いか、はたまた順序よく進められているかデザイナーやエンジニアが把握することができ、ディレクターへの自主的な報告に繋がります。
もし、報告しないタイプのデザイナーやエンジニアだったとしても、こちらから進捗について伺いやすくなります。スケジュールがないと、忙しい現場の方々に進捗を伺うことは、かなり慎重になってしまいます。
だから、お互いに気軽に報告し合えるスケジュールをもとから設定しておく、というのはすごく大切なことだと思いました。
また上司から、「デザイナーやエンジニアにも個性があるのでそれを徐々に知っていき、相手に合わせたスケジュールの組み方、提案をするのも重要!」との言葉をいただきました。
10あるうち、1〜3まで伝えたら残りを全て察して取り組んでくれる人もいれば、1〜10まできちんと説明して初めて相互の認識が一致する人もいます。「●月●●日まで」と伝えた時に「できるだけ早いほうが助かるだろうから、午前中に提出しよう」と考える人もいれば、「●月●●日中だったらいつでもいいんだな、〇〇さん(ディレクター)が退勤するまでに提出しよう」と考える人もいます。個性や性格をまるっと理解して、大切にしていく。補えるところは補い、伸ばせるところは最大限に伸ばすのもディレクターの重要な役割です。
細かいことではありますが、日付設定に加え 時間設定も大切だと気づきました。多くの人はいちいち相手の出勤時間や退勤時間まで覚えていないので、こちらから事前に設定すること(例えば●月●●日中の場合、「●月●●日は〇時退勤予定なので、逆算して〇時にはご提出いただけると嬉しいです!」などと事前に伝えるなど。)も、Goodです。
人と人との関係性、信頼があってこそのディレションなので、業務以外でもコミュニケーションを積極的に取っていきたいと感じました。
実際のところ、退勤時間を過ぎて確認待ちの時間はかなり苦痛です。だからお互いにとってよりスムーズに、かつ円満に進めていけるように自ら動くこと。デザイナーやエンジニアやクライアント、上司など、誰かのせいにすると、結局しんどくなってしまうのは自分です。
自分が苦しい思いをすることがないよう、「自分のことを自分で守る行動」をしていくのもディレクターとして長く働いていく上で重要だと感じました。
そのあと一度、スケジュール設定・管理で失敗してしまったことがあったのですが、
と成長、経験を一緒に喜んでくださるような言葉を上司からいただき、すごく嬉しかったです。是非ともきちんと吸収して、知識にしていきたいです。
入社して5ヶ月経ち、実案件に参加させていただきはじめて2ヶ月弱。
総じて最近感じていることですが、ディレクターってめちゃくちゃ楽しい。そして覚えることがめちゃくちゃ多い。
デザインとプログラミングも並行して進めていますが、中でもやはりディレクションの「タスクを消化していく感覚」「多くの人と連携してプロジェクトを進めていく感覚」にはすごくワクワクしていて、人生の中でトップクラスで生き生きしているなと感じています。
仕事楽しいって感覚が初めてで、自分自身に動揺しています(笑)
その分大変なこともたくさんあるので、そのお話もまたどこかでフランクにできたらいいな。まだまだなんだろうけど、まだまだであることを焦らずに進んでいけるようにしたいです。上司もその「成長痛」を一緒になって応援してくれるので、一旦立ち止まって、しんどいと思うことはきちんと整理して、進んでいけているように思います。
ひとまず、今回はここまでです。
最後までお読みいただきありがとうございます!
またお会いしましょう〜!
そのほかの記事はこちら。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?