見出し画像

孤独との向き合い方

孤独は山になく、街にある。一人の人間にあるのではなく、大勢の人間の"間"にある。  三木清

 孤独を感じる瞬間の多くが、学校や会社などの人間が集まる集団で起こると思います。ネットワーク的なものですね。また自然界であっても、オオカミも群れから追い出されたり、ニワトリでもいじめがあったり、と人間以外でも孤独を感じる瞬間はあると思います。ではその孤独を最小限に抑えることはできるのか?それはどんな時か?

 個人的にはそれは一人でこの世の真理と向き合っている時だと思います。この世の真理とは、物理法則とも言えますし、数学とも言えますし、音楽とも言えます。芸術や科学、学問を通して相対的で絶対的な何かに向き合うことで孤独を飼い慣らせるのかもしれません。ただ単に社会的な表面上の人間関係だけで孤独を乗り越えることはできないと思ってます。夫婦や親友といったものはまた別かもしれませんが。結局は一人で生きて、死ぬのです。

 ただ唯一厄介なことは、経済のために、生きるためには人と関わらないといけません。その中でどうしても学校や会社で阻害されて孤独を感じることはあると思います。そんな時は他にも居場所を作ったり、旅行がてら静かな自然や図書館に行き、その孤独を感じるネットワークから一時的に脱出するのも大変良いです。

一番いいのはその集団から出ていくことですが。

楽しいことをするというのも回避策かもしれません。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?