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集中することと、ゆるめること・・ドライアイ、ホットアイマスク、そしてルーマニア

イギリスも暖かくなりました


前回のブログから何ヶ月も経ってしまいました。

こちらはようやく晴天の日々が続くような季節となり、イギリスにいながら太陽を満喫できる喜びに浸っています。

ドライアイになってしまいました


私はこのところ以前よりも目が疲れやすくなり、残念ながらなかなかブログをアップしたり記事をチェックしたりできない状態が続いています。先日はとうとうドライアイの診断を受けてしまい、ホットアイマスクを日に何度かするようになりました。

パソコンで執筆などする中でどうしても前頭葉にぎゅっと力が集中してしまいやすい、とある方からの指摘を受け、アイマスクをする時に頭の中が心地良く緩んでいくような体感やイメージを持つようにしています。(もちろんこのブログも休み休み書いています〜)

集中すること・ゆるめること


また、集中しながら瞬きを忘れる癖があることも自覚せざるを得なくなり、こちらも日に何回か気づいたら瞬きをしたり、一点に向かって集中するような目の使い方を緩めるようにしています。ドライアイでなくても、これらのことをもっと早くにやっておけばよかった、と反省・・。

意識を集中させて何かに取り組むことももちろん人生の大切な一部ですが、そちらばかりに偏ると固まったり干からびてしまう。逆に緩めるばかりだと、どんよりと濁ってしまうかもしれない。今回、日常の中で集中と弛緩のバランスに気をつけることについて身体症状に思い出させてもらった次第です。

ルーマニアに行ってきました

さて、この5月には私用もあり、パートナーの故郷であるルーマニアを久しぶりに訪れたのですが、ここでも集中・緊張状態にあったものが緩むという体験をしました。良い気に満ち溢れたログハウスに滞在し、朝は太陽と共に目覚め、というよりも日の出と共に鳴き始める鳥たちに叩き起こされ(笑)、毎日家庭菜園の採れたてお野菜をいただき、 という心身ともに癒される毎日。

今回特に心に残ったのは、久しぶりに訪れた私たちのために親戚や知人が総勢16名集まってくださり(これでも人数をかなり抑えたとのこと)、レストランのテラスの長いテーブル席でお食事をしたことでした。大勢のお客さんで賑わうテラスの中でも私たちが一番大人数の集団。いつもロンドンのレストランでイタリア系やギリシャ系の方たちが大勢でテーブルを囲んでいるのを見てうらやましく思っていたのですが、「今度は自分がその図の中にいる!」

言葉もほとんど通じず、育った文化も考え方も違う人たちばかりに囲まれているにもかかわらず、その輪の中に身を置いていると、

「何があっても大丈夫、守られている」

という安心感や感謝の念が湧いてきて、心身がホッと緩んでくるのでした。

根無草の自由とコミュニティの安心感


ルーマニアは西洋諸国と比べて、名付け親も含めた拡大家族のつながりが濃いのですが、今回は特に一同に集まったので、その文化で育った人たちが持つ雰囲気や力をより強く意識させられたということもあるかもしれません。そういえば、ずっと昔、20人くらいのギリシャ人の集団の中でリラックスする機会があった時にも、これと似た感覚を持ったのを思い出しました。

私は若い頃から海外と日本を行ったり来たりで、自分のことに集中したり勝手きままにやってきましたが、根無草状態になってしまっているのが気になっています。「同じ土地に長年住み、食事や苦楽を共にするようなコミュニティの一員となること」というのは大きなテーマで、色々と考えたり迷うことも多いです。

今回のレストランでの集まりも、義理の両親が相互扶助の精神で日々丁寧に関係性を培ってきた積み重ねの賜物で、私はいいところどりをさせていただいただけ。そして、この関係性を育むのは結構大変だということは側から見てもよくわかります。ただ、今回このどっしりと頼もしい輪の中に実際に身を置くことで、コミュニティについて頭で考えるときとは違う感覚を体感レベルで得られたのは大きなことでした。

目の疲れの話ともつながりますが、個として頑張ることと、緩める・ゆだねることの融合は、私にとって永遠のテーマのようで、これからも試行錯誤することになりそうです。

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ホットアイマスクは暑い季節には難しいかもしれませんが、皆様も集中と弛緩の程よい塩梅の中で、素敵な初夏をお過ごしください。

ここまでお読みくださりありがとうございました。

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