がんと共に生きる Delete C #2
中島ナオさんは、インタビューでこのようなことを話しています。
(以下引用)
「『がん検診に行きましょう』というメッセージの先にいるのは、『がんではない人』ですよね。啓発の、がんではない人に対しての柱はすでにある。でも、『がんになった人に対しての柱』はまだないんです。
がんのグレーな部分、そこに人がいて生活があることを思ったら、『検診に行きましょう』というメッセージだけではなく、がんを患った先にある生活に向けての応援、『1日でも早くがんを治せる病気にしていきましょう』といったものがあってもいいんじゃないかと。」
(引用ここまで)
これまで、がんにまつわる呼びかけや運動は、健康な人の側からの視点ばかりでした。それは、がんにかかっている人の側からの言葉ではない。私は中島ナオさんのインタビューを読んで、そのことにハッとしました。
中島ナオさんは、健康な人のがん予防ではなく、がんにかかっている人を応援する、おそらく我が国で初めての運動を始めたのです。
つづく
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