青春の後ろ姿#8 〜20代は、清志郎と、バイクと、文学以外に何もありませんでした〜日本古典全書　全109巻

　古典文学の本文です。
『日本古典全書』（朝日新聞社）

　全書本は全109巻ですが106巻しかありませんでした。何がなくなっているかはもう確認しませんでした。全書本だし。
　これで、日国や大漢和などの辞書類と大系本、全書本、思想大系が収まりました。全書本より新潮社の『日本古典集成』の方が注釈がおもしろかったのに、なぜ全書本の方に手を出したのか、30年前の自分に言いたい。

なぜこんなに同じ作品の全集ものを何種類も集めていたかというと、主に『源氏物語』の本文で、同じくだりを、
①大系本
②新大系本
③集成本（日本古典集成　新潮社）
④全集本（日本古典文学全集　小学館）
の注釈を全部並べて、近代以降の解釈を比較、分析していたからです。もちろんこの他に古注も。とてもおもしろかったです。ヲタクです。
　ちなみにその前後に、同じく
⑤完訳（完訳日本の古典　小学館）
⑥新全集本（新編日本古典文学全集　小学館）
など出版されました。この辺の本たちも、持っているものについてはおいおい紹介していきたいと思います、
　次回は、純粋に好きな作家の個人全集にいこうと思います。