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大河の約3,226,017滴 今からでもギリ‥‥ネタ②(マインド編)~ SDGs・探究への招待 #028 ~


目次
⓪ゼロウェイストについて

①ゴミは誰の物か?
②たかがゴミについて、なぜこんなに考えなければならないのか?
③なぜ法律まで作ってゴミの扱いについていちいち口出しするのか?
④そもそもゴミとは何か?
⑤「なんでオレ様が?」という思い
⑥天然AIをぶっ飛ばせ!(本当にぶっ飛ばしてはいけないが)
⑦思いやりのないやつらをぶっ飛ばせ!(本当にぶっ飛ばしてはいけないが)
⑧SDGsとは「大河の一滴」


⓪ ゼロウェイストについて

 アルピニストは登山の歴史と共に、遙か昔からごく当たり前のこととしてゴミの持ち帰りを実践していました。
 それがキャンパーやフェスの参加者へと広がってきて、今ではゴミの持ち帰りは当たり前のこととして実践されています。それどころか、知っているみなさんもいることと思いますが、例えば2018年のサッカーのワールドカップ(W杯)が行われたとき、世界各地の会場で日本チームのサポーターが帰り際に観客席のゴミをきれいに集めて掃除したというニュースが取りあげられ、世界中から賞賛されたこともありました。

参考記事⇒https://news.yahoo.co.jp/byline/kimuramasato/20180706-00088297/

(ちなみにこの記事は、「割れ窓理論」にも触れていますのでぜひ読んでください)

 一方でハイキングやキャンプの流行に伴い、素人登山家やにわかキャンパーの増加に伴って、山やキャンプ場にゴミを捨てて帰ったり、近くの道の駅やコンビニなどのゴミ箱に大量のゴミを棄てる人などが増えて問題になっています。もちろん「借りた場所は、借りる前より美しく」の精神で、焚き火の灰まできっちり持ち帰っている方も大勢いらっしゃいます。

「自分で出したゴミは全て持ち帰る」

「自分のゴミを外に置き去りにしない」

という精神は、衛生観念が発達している日本育ちの私たちに馴染みやすいマインドなのかもしれませんね。

 ひるがえってみなさんの身近なところでは、今回のコロナ禍で、感染拡大予防の観点からゴミ箱が完全撤去された学校や施設もあるのではないでしょうか?

 ゴミ箱撤去にもかかわらず、もし教室なんか散らかさない状態をキープできているとしたらそれは誇りにすべきことです。「たかがゴミの持ち帰りで……」と思うみなさんもいると思いますが、こういうことこそ、真に「誇り」と呼ぶべきことだと思います。「誇り」は、「自慢」ではないですもんね。
 みなさん、これからも「誇り」を持って「ゴミの持ち帰り」を続けていきましょう。

 さて、ここで問題です。

《問題》「ゴミの持ち帰り」は、SDGs17の目標の中のどの目標達成のためのアクションでしょうか? 理由を述べて論証してください。答えとなる目標は複数でも可です。

 これもまた、ポートフォリオになりますよ~。

 このことについて次回探究していきますので、よろしくお願いします!

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