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二項対立について Delete C #7

 世の中には何でも二項対立で考える人がいます。
 「お金」に対して「愛」
 「体」に対して「心」
 「物」に対して「精神」
 「現実」に対して「夢」
 「事実」に対して「真実」
 「勉強」に対して「遊び」
 「授業」に対して「部活」
 それぞれ縦にも見てください。どうでしょうか?
 何だか前者より後者の方が大切だというイメージを持っているみなさん、いませんか? 
 二つを対立させて片方を否定する価値観はわかりやすいので人の頭や心にスッと入ってきやすいです。
 二項対立自体はものを考える最初の取っ掛かりとして有効なので決して悪いものではありません。問題は二項対立で結論を出すことです。ドラマなんかでは
「お金が全てじゃない! もっと大切なものがあるだろう?」
「勉強だけが全てじゃない! さあ、外へ飛び出そう!」
と主人公が叫んだりします。
 でもお金が全てではないのと全く同じように、愛が全てではありません。勉強が全てではないのと全く同じように遊びが全てでもありません。愛の尊さをダシにしてお金を懸命に稼ぐことを否定したり、遊びの大切さを言いわけにして勉強することを否定するのは、愛や遊びを馬鹿にしていることと同じではないでしょうか。
 そのようなことを踏まえて、 次回、delete C の協賛企業のあり方と、 delete C の寄付金の引き出し方について考えてみます。

つづく

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