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ひよこクラブVol.17 生徒が 授業を聞かない理由

①必ずチャイムと同時に授業開始する。
②毎休み時間に教室に行って生徒とおしゃべりする。
③毎朝、早めに教室前やフロアに立って生徒に「おはよう」する。
④がんがん授業見学する。
⑤HR見学する。
⑥いろんな授業法を試してみる。
⑦何でもばしばし動く。
⑧授業やHRの始業と終業の挨拶は、必ず全身を生徒に見せて行う。
⑨毎回、必ずフルネームで生徒の出席を取る。
⑩問いかけ以外は「わかりやすさ」が大切。

さらに引き続いて、
⑧「授業やHRの始業と終業の挨拶は、必ず全身を生徒に見せて行う」
にちなんだお話をさせてもらいます。

 あいさつ同様、授業を聞かない生徒がいます。

 本当に自分の授業を聞かせたいならどうしたらいいか、本当は多くのプロフェッショナルの教員はわかっています。
 わかっているけれど、負担とか時間がないとか疲れているとか余裕がないとかで、それを実行していないことが多いのだろうと思います。

 ですから、ひよこ先生方も、それをするかしないかは個々人の価値観だけでなく事情も踏まえて、ということになるかと思います。でも、原点は大切にしたいものですよね。教員は、生徒と格闘してナンボです。上等なプリント作ってナンボじゃありません。生徒に勉強させてナンボです。自分のお勉強優先してナンボじゃありません。

 さて、その、授業を聞かせる方法ですが、指導その他、もちろん必要です。でもそれ以外に、一番根本的で、一番欠かせない大切なことがあります。

 それは、その生徒の個人的な話を一所懸命聞く機会を作ることです。

 面談しろということではありません。普通に人同士として、一所懸命に生徒の話を聞くんです。説教やアドバイスや指導もいりません。深刻な悩みでなくてもいいです。その子の好きなことやはまっていること、逆に毎日が退屈でつまらないというならその思いやその心情を一所懸命聞くんです。
 すると、生徒はこっちの話(授業)も、たとえわけが分からなくても顔を上げて聞いてくれます(ふりをしてくれます)。
 さっきのあいさつの話とまったく同じです。こっちの話を聞いてほしいなら、相手の話をまず一所懸命聞きましょう。

 授業は、もはやセンセイサマの有り難いお話を聞く、といった時代ではありません。

 「授業なんだから聞くのは当たり前」にあぐらをかいて生き残れる時代ではなくなりました。もちろん指導としてはそういうセリフを生徒に言うことも求められます。でも、心底それが当たり前だなんて教員が思っていたらいけません。それはただのおめでたい人です。

 てなわけで、

「相手に求めることがあるなら、同じことをまず自分からやれよ」

という、人間関係でのごく当たり前の原則を生徒にも忘れないでね、というお話でした。上下関係ではない関係、リスペクトしあう関係って、それが基本ですもんね。

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