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天才について #2

 前回からの続きです。

 そんな彼は、小学生の時から火星に行きたくて、でも火星の大気がほとんどが二酸化炭素だということを知り、二酸化炭素を使って何かできないかということをメインテーマに考え続けてきた方です。

 みなさん、ぜひこのリンク先のインタビュー記事を読んでください。

https://www.recruit.co.jp/talks/meet_recruit/2020/08/crramuraki.html

 この記事の中でいくつか印象に残ったところがありました。その中で、一番大切だと思ったところを紹介します。

(以下引用)
 研究発表をしても反応は冷ややかで、「その研究には意味がない」と頭ごなしに否定されたり、話すら聞いてもらえなかったりしたことは何度もありましたね。学校で研究の指導教官の先生からも「君の研究の何が面白いんだ。今すぐ辞めちまえ」と言われて実験室を使わせてもらえず、自宅でひっそりと研究をしていた時期もあります。
(引用ここまで)

 何でもそうです。新しいことを始めようとすると、必ず周りから猛反発を食らいます。あらゆる方面からバッシングを受けます。まさにサンドバッグ状態、かつ、四面楚歌、かつ、浮きまくり、となります。
 ただ、ひっそりと応援している人もいます(ほんの少数であることが多いです)。
 共同体は常に均質化を求める運動体なので当然なのかもしれません。つまり全体はいつでも変化を嫌います。

 村木さんは、それでも変わらず「二酸化炭素が火星にこんなにたくさんあるんだったら何か使えないかなあ」と考え続けたんですね。

つづく

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