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障害者雇用で30才の壁を気にしなくて良いと感じた話※発達障害事務員

お久しぶりです。
人生100年時代と言われている世の中で、良くも悪くも、ほんの数か月なんて大した月日ではないと思いますが…

私が書くときは、社会で障害者として生きる人たち、障害者として生きることに対して不安を抱いている人たちに、自分の経験上の話を伝えるために書きたいと思っています。
ちなみに障害者雇用歴約2年になりました。

心が軽くなるかはわかりませんが、私は30歳を超えたら転職が厳しくなるのではないか?と不安に抱いていたので、色々考えた末、皆さんには『そんなことはない』と伝えるために書こうと思いました。

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自己紹介

※ちなみに、絵や漫画は書こうと思って書き始めたけれど、想像以上に合わなかったのでたぶん書かないです……


30歳の呪い

もちろん、30歳を超えたとたん、転職が難しくなるという話が嘘とまでは言いません。
噂とはいえ、かなりこの言説が広まっている以上、全くのウソではないですし、実際何のスキルもなく手に職もない30歳以上の人の転職が難しくないとは全く思えません。

ただ、障害者雇用の話をするのであれば、30歳以上でもちゃんと転職できる方はいますし、私の知人は30代後半で障害者雇用の事務員に転職しました。

あまり詳しく書くと身バレてしまいそうで落ち着かないので、詳しく言えませんが、特例子会社の一つとだけ書いておきます。

特例子会社は、おそらく障害者雇用で転職しようとしたことがある人はご存知だと思います。
障害者雇用の世界ではかなり有名ですし、働きやすいとよく言われています。

私も特例子会社で働く知人二人から話を聞いていますが、かなり休みがとりやすく、例えば具合が悪いからと突発的に休みたいと言っても、仕事が回る仕組みが整っているとのことです。

それは一般企業ではなかなか難しく、実際私が働いている会社では、その人が休むと困るような体制で仕事が回っています。
つまり属人的な経営をしているということです。

その人が辞めてしまうと、周りの人もその人の仕事を詳しく知らないからフォローが上手くできないわけです。私の今の会社は基本的に属人的なので、急に1週間以上休まれたりすると途端に困ってしまうわけです(笑)


属人的ではない会社は大企業の方が多いはず


特例子会社は、簡単に言うと障害者を集めた子会社です。リーダーは障害者でなく、健常者ではありますが、サブリーダー的存在も障害者の場合が多いと思われます。

ただ、そんな会社を作れるのは一部の大企業だけです。
聞いた話では、マニュアルはかなりしっかりしているようです。一般企業で使われているマニュアルを、障害者向けに分かりやすく編集して使っている場合が多いと思われます。
※私の推測も混じっているので、この辺は実際働いている知り合いや、就労移行支援施設のスタッフに聞いた方が良いと思います。就労移行を知らない場合、無職で求職中の障害者なら使えるので、調べてみても良いと思います。かなり私もお世話になっています。


特例子会社は30代以上の人も多い(?)


特例子会社は、障害者を集めているので、中高年の障害者の方でも働きやすいと思われます。
私は一般企業で事務として働いていますが、正直雰囲気的に定年まで働き続けるのは厳しいと思っていますし、30代以上でも、特例子会社なら転職できるのではないか?と知人は言っていました。
※その知人は30代後半で特例子会社に転職しているからだと思いますが。


ただ、私の知人の数は少ないですし、あくまで憶測です。
特例子会社はそもそも数が少ないですし、働きやすいイメージがあるのでかなり競争率も高いです。
特性が強くて協調性の低い人も、なかにはいるようですし、働きやすいかどうかは一緒に働く人に寄るだろうと考えます。どの会社でも同じですが…

障害者には良くも悪くも、企業は素直さとか真面目さとかを求めているのではないか?と思うので、一般的な転職よりは、まともに受け答えができる人であれば受かりやすいとは思っています。

もちろん、誰でも受かるわけではなく、かなり障害者同士での競争も激しくなっていると思います。発達障害者は増加していますし、仕事も複雑化した影響で苦しい思いをする人も増えていると思います。


30歳の壁は気にすべきか?


つまり、30歳を超えても絶対大丈夫!とは言えないまでも、何かしら社会との接点を持ち続ければ、何とかなるのではないかと思っています。
あまり社会との接点を断ちすぎると、なかなか社会復帰に時間がかかるので、なるべく無職になっても就労移行等に通うなどして、社会との接点を持った方が有利かとは思います。


気にしすぎるのは良くないと思っているだけなので、もちろん企業は若い方が良いだろうと私は思います。ただ、若くとも偏屈で扱いづらい人間を雇いたいとは思わないでしょうし、ある程度の素直さ、従順さが必要と思います。

また、一般企業の障害者雇用枠は健康を維持する能力もかなり重視されていると肌で感じます。

私はあまり体調を崩さない人間なので、コロナ以外で休んだことは有りませんが、特例子会社のように体調を崩したら週数回出勤でも許される、ということは基本有りません(特例子会社だから、どこもそうとは言い切れませんが)
あくまで私の会社の場合ですが、私以外職場には障害者がいない状況なので、少なくとも周りの人は基本的に休まない前提で仕事をしています。

休みやすい環境に身を置きたければ、面接で聞くしかありませんし、一応私も面接で月一休みを確保したいとは話しました。あくまで月一しか休みは基本取りませんが、それでも月一休めるかどうか?はかなり大事と考えます。


特例子会社でない一般企業は、正直障害者に対してどう接すれば良いかわかってないところは多いと思います。
個人的には、一般企業なら他にも障害者を雇っていて、ノウハウを持っている所の方が楽だと思っています。ただ、私自身は何のノウハウもない上司の下で働いているから分かりませんが、恐らく職場に他に障害者がいたほうが楽かなと思います。
とくに発達障害を持つ仲間は希少価値が高いかと……


私は今の所辞めるつもりはないですが、あと何年も持たない可能性があると感じているので、転職はすると思います。
ただ、転職する際は、特例子会社もしくは、障害者雇用の実績がちゃんとあり、他にも発達障害の同僚がいる会社が良いなと思っています……


※あくまで私の所感ですし、一般企業でもちゃんと上司が定期的に面談をして相談に乗ってくれる優しい会社もあるようです。私の会社は本当に全く面談をやらないので驚いていますが、入ってみないと面談の有無は分からないかもしれません。
もしくは、途中から大丈夫と決めつけられ、面談がなくなってしまう可能性もありますし。

ただ、面談してもらえるか?休みが取れるか?他に障害者がいるか?等、なるべく働きやすい環境を選ぶ為には、入社前に確認すべきかと思います。
私は選択を失敗したとまでは思いませんが、正直今はあまり良い会社とは思っていません(笑)ただ悪くもないですし、転職の際に職歴で有利になると思うので、後数年は頑張って働き続けようと思っています。

障害者雇用は働きやすいとはいえ、やはり楽園とも言い切れません。とはいえ、配慮を受けられるのは大きなメリットだと思います。


☆参考


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