2021年12月の記事一覧
霧のむこうのふしぎな町
霧のむこうのふしぎな町
「霧のむこうのふしぎな町」
柏葉幸子 1975
小学生六年生の上杉リナは、夏休みに初めて一人旅にでる。
「毎年長野に行くんだから、今年は霧の谷へ行ってみろ。」
と父親に勧められたのである。
風に飛ばされるピエロの傘を追いかけるうちに「霧の谷」の森を抜け、
洋館の建ち並ぶ外国のような通りにたどり着いた。
リナはピコット屋敷という下宿屋に泊まり、意地悪な婆さんに自分で働いて生
100万回生きたねこ
作・絵 佐野洋子 1977
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100万回も死んで、100万回も生きたねこがいました。
王様、船乗り、手品使い、どろぼう、おばあさん、女の子・・・。
100万人の人がそのねこを可愛がり、100万人の人が、
そのねこが死んだときに、泣きました。
あるとき、ねこは誰のねこでもない、のらねこになりました。
自分が大好きなねこは、めすねこたちにチヤホヤされて
有頂天になりま