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100万回生きたねこ

作・絵 佐野洋子 1977


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100万回も死んで、100万回も生きたねこがいました。
王様、船乗り、手品使い、どろぼう、おばあさん、女の子・・・。
100万人の人がそのねこを可愛がり、100万人の人が、
そのねこが死んだときに、泣きました。
あるとき、ねこは誰のねこでもない、のらねこになりました。
自分が大好きなねこは、めすねこたちにチヤホヤされて
有頂天になりますが、一匹の白く美しいねこに魅せられます。
・・・やがて子どもがうまれ、自分よりも大切な家族を持つことに。
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何度、読み返しても、その度に切なくなります。
この結末で、ハッピーエンドのような安心感。
今、自分は、ねこのように生きているのか、
ねこのように変わらなけらば、なんて。
感情が溢れてきます。
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🖋・・・・・子供より大人に人気のある絵本。

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白いねこは、かわいい子ねこをたくさんうみました。
ねこは、もう、「おれは、100万回も・・・。」
とは、けっしていいませんでした。
ねこは、白いねこと
たくさんの子ねこを、自分よりもすきなくらいでした。
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