くーぼー

デュエプレやデュエマの話をします

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最近の記事

"カノンのへそ"考

最近、TL上で"カノンのへそ"に関する投稿が目立っている。 ある人曰く、「へそを出すそのファッションには合理的な理由が見出せない」 またある人曰く、「(人間的感性を持たない)ウェディングが見繕った服だから仕方ない」 という意見が散見されるものの、未だとしてこれといった総意が存在する訳ではない。 そんな"カノンのへそ"について、思案した事を徒然と書き連ねていこう。 そもそも、"へそ"とは何なのだろう。 生物学上の答えを言うのであれば、それは胎児の頃、 母胎と繋がっていた臍帯の

    • ドロン・ゴーの逆襲

      どうも。くーぼー(@Soranaki00)です。 普段はツイッ……Xでデュエマとデュエプレの話をしています。 さて、デュエプレが指す時計の針もいよいよ革命編中盤に進み、そろそろE3のカード郡がスタン落ちする時期が近づいてきました。 デュエプレE3の特色は、何と言っても強化されたドロンゴーこと、PSドロンゴー。 TCGで全く使われなかったといっても過言ではないこの能力は、デュエプレの歴史に爪痕を残した……どころか、E3本来の主役として堂々と胸を張れる大躍進を遂げました。

      • 5月に観た映画徒然:『トラペジウム』/『劇場版 ウマ娘プリティーダービー 新時代の扉』

        ・トラペジウム・「東ゆう」というペルソナ 事前に色々見聞きした上で映画を観たけれど、結局「『東ゆう』とその周辺描写に理解を示せたかどうか」でこの映画の評価は二分されるんじゃないかと思った。 確かに彼女は利己的で、独善的で、打算的で、自己正当化が上手い、つまり人間的に"イヤな"所が多いキャラクターだし、実際に彼女が過程を蔑ろにして結果だけをいち早く掴みに行こうとするからこそ、物語は盛大な破局を迎える訳で。 でも、そんな所だって彼女の一面的な部分でしかない。真面目で、努力家で、

        • 【デュエプレ】全員分出揃ったから五守護者オリカをレビューする【ローテ一周記念】

          どうも。くーぼー(@Soranaki00)です。 普段はXでデュエプレやデュエマの話をしています。この前口上を使うの久々すぎてテンプレートを忘れてた さて、前置きは程々に。 皆さん、デュエプレ26弾環境で遊んでいますか? 私はバッチリND・AD両面マスターまで上げました。 そしてADのラダーには今回の目玉オリカ、《エンペラー・キリエ》を軸としたデッキを使用した訳ですが…… ふと画像フォルダを見直した所、驚愕の事実が。 この【青単キリエ】でのマスター到達によって、守護者がス

        "カノンのへそ"考

          デュエプレが"e-Sports"になった日

          2024年5月17日。 デュエプレGPの開催前日。 正直、現地に赴くかどうか迷っていた。 デュエルマスターズプレイス。 リリースされてからもう既に4年半が経つこのゲームにおいて、「大型オフラインイベントの開催」はリリース当初から大きな目標として挙げられていた。 それはリリース1周年のインタビューで、ゲームディレクターが2年目に向けた意気込みとして語る程だ。 当初の予定はコロナ禍の到来によって大きく崩れたものの、念願だった大型オフラインイベントの開催。 それは今、ベルサール

          デュエプレが"e-Sports"になった日

          拝啓、最強だった君へ

          本来ならば。今日という日を跨ぐ事なく、君の殿堂入りは決まっていたはずだ。にも関わらず、ゲームそのもののアクセスを不可能にする事で最後までその措置に抗おうとしているというのだろうか。それこそが、君の持ちうるEXターン、勝利への飽くなき欲求というものなのだろうか。 ボルバルザーク。 その名は一つのゲームに必勝を齎し、そして"デュエルマスターズ"に暗黒を翳した。かつてボルバルザークが生きていた二年間は"ボルバルマスターズ"と呼ばれ、メタゲームのほぼ全てを影響下に置いていたのだ

          拝啓、最強だった君へ

          《指向性》の侵略

          実際の所、デュエルマスターズに革命をもたらしたのは"侵略"の方であった。 デュエプレがTCGにおける『革命編』シリーズに突入してから2週間あまり。ランクマッチでは今日も暴走する【バイク】の排気音が鳴り響いている。 そんな【バイク】デッキの強みは言うまでもなく《侵略》。 《侵略》とは、特定のスタッツを持つ生物が攻撃する際、手札に《侵略》を持つ進化獣がいれば、無料で攻撃クリーチャーにそのまま進化できるという強力な踏み倒しギミックだ。 革命編で登場したこのギミックは、ゲーム

          《指向性》の侵略

          『かいしんの一撃☆彡』の歌詞を解釈してみる

          最近、デュエプレ4周年記念テーマソング『かいしんの一撃☆彡』をよく聴いている。 ルピコ(CV:指出毬亜)とダピコ(CV:河野ひより)によるツインボーカルで構成されたこの曲は、ポップでエモなサウンドから往年のアニソンを彷彿とさせる、4周年を飾るに相応しい楽曲である。 しかし、楽曲を繰り返し聴いている内に、気になる事も浮かんできた。 なんだか抽象的な歌詞が多くて、解釈が難しい。 一旦歌詞の内容が気になりだすとなかなか楽曲に集中できなくなるのが悪い癖。であるならば、一度歌詞の解釈を

          『かいしんの一撃☆彡』の歌詞を解釈してみる

          DEad stoQ

          フラスコの中でゴポ、ゴポ、と音を立てながら、ロートへと遡っていく熱水。 移動要塞空母ピタゴラスの一室、龍素王Q.E.D.の為に誂られたラボの中。 彼女の相棒であるメタルアベンジャーは、Q.E.D.が黒黒とした粉と共に静寂をかき混ぜる姿をじっと眺めていた。 今や水文明の王であり、指揮官でもあるQ.E.D.の、"龍素力学の研究者"としての癖を知っている者は、この艦隊内にももう少なくなってしまった事だろう。 そんな事を思う。 アルコールランプとコーヒーの匂いを漂わせて、

          【デュエプレ】《豪勇者『猛攻の面』》とかいう緑単サソリスに理解のある彼くん

          『あ~~~。 せっかく24弾で《ベル・ザ・エレメンタル》が出るなら、23弾で使ってた【緑単サソリス】をまた練り直そうかな~~~。 でもまぁ、どうせ他に強化入った訳でもないし、そんな変わんないか~~~』 誰~~~~~~~~~!?!?!? どうも。くーぼー(@Soranaki00)です。 24弾環境初め、普通に【緑単サソリス】を使おうと思ってた所に訳分からんオリカが来て混乱しています。 全く、なんだこいつは!!!!!! 俺はTCGの頃からビートダウン型【サソリス】を使っていた生

          【デュエプレ】《豪勇者『猛攻の面』》とかいう緑単サソリスに理解のある彼くん

          オール・ウィル・ビー・ゼロ~"水晶化"するデュエル・マスターズ~

          先日、デュエル・マスターズ公式チャンネル『デュエチューブ』にてこの様な動画が投稿された。 この動画の主題である次弾 『アビス・レボリューション外伝 邪神と水晶の華(デスベル・クリスタル)』 の新ギミック、『水晶マナ』こと"裏向きで置かれたマナ"は、ルール上 『(元がどのような特性のカードであったかに関わらず)マナ数1を発生させる無色カード』 として扱われる。 それだけではただマナの色を失うだけのギミックだが、この『水晶マナ』をカウンター代わりとして利用する"水晶ソウル"や

          オール・ウィル・ビー・ゼロ~"水晶化"するデュエル・マスターズ~

          視座

          オラクル教団の本拠地直下。信者達が埋葬された棺が並ぶ共同墓所(カタコンベ)。 そこには一際巨大な棺が横たわっている。 棺の中で眠りに就いたはずの人造神(オラクリオン)は、今しがた足元を覆う魔法陣に訝しげな視線を送った。 「──────我を再び喚び出すとは、何を企む」 そう巨大な体躯からオーラを放ち睨め付ける姿に、仮面の魔導師はおためごかしが無用である事を悟った。 シューゲイザー。 それは『靴を睨む者』という意味を持つ。 その言葉は、足元に生い茂る草ですら踏む事を避け

          月下祭

          1.『彼らは、誰かが死に際に思った空想の具現化と言われている』 つまる所、『実存の悩み』こそが、その若きドリームメイトを火文明の荒野に向かわせた理由だった。 超獣世界を破滅せんとする終末魔導具の暴走からおよそ1万年。不死鳥の降臨により新たな戦乱の時代となりつつあるこの時代に、無闇に文明間を移動する事は極めて危険な行為である。 そんな時世の中、生まれ故郷である自然文明を飛び出し、火文明の僻地へと向かう彼の身を焼いていたのは、あてどない焦燥の念であった。 「あぁ。《アリンコ

          ボルメテウス・武者・ヒストリー

          どうも。くーぼー(@Soranaki00)です。 普段はデュエマやデュエプレの事をXで呟いています。 いや~もう気付けば年末ですね。師走という言葉通り、色々と忙しくて困っている今日この頃です。 さて、今回の記事は『デュエマのバカせまい史 「殴れる軽量ブロッカー史」』について…… ???「待てぃ!!」 そ、その声は!!!!!!! 《ボルメテウス・武者・ドラゴン》!?!?!?!?!?!?!?!? ヤバい、バレてる…………………!!! という訳で、今回の記事のテーマは

          ボルメテウス・武者・ヒストリー

          未知と既知

          思えば不思議な1年だった。 今まで「DUEL MASTERS PLAY'S」を遊んできた期間、それは私にとって”未知”に溢れた時間だった。 TCGにおいて《ボルバルザーク》が活躍していた頃にはデュエルマスターズというタイトルすら知らなかったし、《アポロヌス》や《武者》が強いデュエマなど漫画の中でしか見た事がない。 私が「カードだけ知っていて、環境など考えたことのない」時代のデュエルマスターズをひたすら歩んできたのが今までのデュエプレであった。 リリース当初には「あの頃のデュ

          未知と既知

          TCGの好きな所について

          度々、「自分がカードゲーム(TCG)を続けている理由は何か」という事を考える。 無論、ゲームをプレイする事そのもの、そして勝つ事が楽しいから、というのは根底にあるだろう。デッキを作る事、プレイングを工夫する事、環境を考察する事。そうした競技的な「上達」もしくは「攻略」に面白さを見出している時もある。 一方で、美麗なイラストや深遠な世界観に心揺さぶられる自分もいる。幼少期、ゲームの遊び方すら覚束無い原初の体験において、カードゲームという遊びをオンリーワンなものとして強く印象

          TCGの好きな所について