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20210611 通院メモ 何のために生きているのか・・・治療の目的を改めて考える

今日は、以前に撮ったメモを見返している。
1年半ほどクリニックに通っている状態なので、クリニックでのリハビリや取り組んだ内容についてのメモが膨大になってきた。
その時に自分に響いた内容というのがあるはずなのだが、記憶力が悪いのか、意識できなくなっているところもあり、見直す必要性を感じるようになっていた。

そんな中で、クリニックで治療を受ける目的というのをメモしているのを見つけた。

最大の目的は、『幸せになるため』。
不幸になるために仕事をしたり、生きているわけではない。
それを達成するために、自分を整える必要がある。
そのためのスキルは身につけなければならない。

つまりは、そういうこと。

双極性障害が発症している初期は、身体症状として健康を害している状態が多い。

だから治療の第一段階は、とにかく健康状態を取り戻すこと。
健康状態が悪くなっているのは、脳の状態が悪いことがほとんど。その原因は脳を休めることができていないから。
脳を休めるために必要なことは、睡眠、食事、生活リズムの確立。

ある程度の健康状態が改善したら、次は自分と向かい合うこと。
自分の特性をとにかく理解する。
そのためには、自分の思考の癖、認知の癖を客観的に捉える。
ここの段階は、正直言って、苦しい。
どうしても自分の「嫌」な状態を見つめなければならない。
もしくは、双極性障害が発症するに至る分岐点を振り返らなければならない。
思考として後悔や自分の不出来について考えるようになる。
しかし、今後同じ事を繰り返すことのないようにするためには、ここの作業が必要なのは間違いない。
しかし、本当に辛い。

ここの段階をクリアすることができれば、第三段階として今後想定される問題を過去の経験などからリストアップし、その対応策を準備すること。
これは、第2段階と行き来する事になる。
問題となる過去の経験というのは、うまくいかなかったこと。
しかし、過去の経験の中でうまくいっていることも有る。しかし、うまくいったことというのは「当たり前のこと」という認識になるために、あまり記憶に残っていない。
実際に、どんな具合に対応していたのか。
細かく細かくリストアップできればいい。

7年前にクリニックにお世話になった時は、ここまでの作業をせずに体調を整え、体調を崩さないためのスキルを身につけるという第1段階と、第2・3段階のさわりだけで復職したという感じがある。
そこまで酷い状態ではなかったという判断のもと、3ヶ月程度での復職となった。
しかし、復職してからの生活で、徐々にズレが生じて狂ってしまっている状態が存在していたのは間違いない。
だから、今の状態がある。
再発するたびに、その症状が重たくなるのがこの病気の厄介なところ。
それもまた、実感している。
ほんとに苦しい。
経済的な状況も苦しくなる。
まだ、比較的福利厚生が充実しているところに勤めることができているからマシなものの、それこそそうした支えがなければとっくに自殺していてもおかしくないと思うところもある。

いろいろなものに縛られ、視野が狭くなり、生きていることが辛くて仕方ない状態。
双極性障害のうつの状態の厄介のところ。
大うつ病との違いは、行動ができる状態になったときの自死。
大うつ病では、自殺はない。

今、もう一度、自分に言い聞かせている。

不幸になるために仕事をしたり生きているわけではない。
幸せになるために生きる。

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