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20221109 ワーキングメモリの小ささに対しての工夫・・・双極性障害やADHDの特性から

自分の中の苦しみとしては、ワーキングメモリの小ささがある。
大体、思考し始めたとして、前提の条件だったり考えている途中の筋道を見失ってしまったり。
本当に自信がない。

だから、むかしからブツブツ独り言をする事が多かった。
これは、言語化をする事で頭の中をまとめるとともに、音にする事の行動、自分が発した声や言葉が耳に入ってくることによる聴覚の刺激、こうした複数の刺激によって記憶をとどめることをしていたわけだ。

これは、仕事をしていてもそうしたことをしている。
よく周りの人達に笑われるのは、エクセルで数式を入力しているとき。
頭の中に浮かんだ数式を全部言葉にしながら入力していく。
IF関数などを使うときなどは、「もし○○がTrueならば、この値を返して、そうでなければ・・・」といったことを全部声に出しながら作業をしてしまう。
黙って、作業をする事が出来ない。

また、文書や書類を作成するときなどは、一旦ノートに下書きを書かないと、書類を作成することが出来ない。
プレゼンのスライドなども同じ。
一旦、アウトラインをノートに作成する。
それをしてからでないと、パソコンに向かっても出来なかったりする。
一旦、見てわかるようにアウトプットして、視覚化出来た状態で、ようやくパソコンに向かうことが出来る。
だから、同僚などで、いきなりパソコンの画面に向かって書類などを作成する人が居たりすると、本当に驚愕する。
「なんでそんなことが出来るの?」

結局、ワーキングメモリの小ささが、頭の中に思い浮かべたことをそのままアウトプットできるだけの時間、保持することが出来ないのだ。
さらに、ここにADHDの特性が加わると、何か刺激を受けたことで、すぐに意識がそっちへ向いてしまう。
そうなると、また頭の中で一からやり直しになってしまうのだ。
もう、本当にそんなことを繰り返すから、仕事が一向に進まなかったりする。

そして、このワーキングメモリは、疲れてくるとさらに小さくなる。
絶望的に頭に入らなくなってしまう。
もう、本当に苦しい。
当然、そんなタイミングで打ち合わせやら声をかけられたりすると、聞き間違えやら、勘違い、そして聞いたことが何かわからないなどということが普通に起こってしまう。
ミスを生みやすい状況になってしまうのだ。

もうこうなると、悪循環以外の何物でも無い。

ワーキングメモリが小さくてもやっていけるように、結局何でもかんでもノートに書くことをする事で、何とか対処しているというのが現状だ。
ノートに書けなかったりすると、また不安が生まれたりする。
どうしても、突発的な仕事が多い環境でもあるため、特にここのところはそうしたことがふえていることから、若干疲労がたまってきている状況だ。

今更ながら、ワーキングメモリが小さいことが改善できるとも思えない。
何とか、自分の特性と付き合いながら生きていくことが出来ればと思う。

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