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心の豊かさを取り戻した30代でのフォルケホイスコーレ留学🇩🇰

普段忙しく働いていると、自分が本当は何を感じているのか、どんなことを大切にしたいのかを見失ってしまうことってありませんか?

そんな時に一度都会から離れて自然に囲まれた場所で過ごしてみる。自分の感性に意識を向ける時間をとり、他者と対話する時間をとる。そんな時間は人生の大切な余白なのかもしれません。

はじめまして、そのまんまフォルケホイスコーレ運営メンバーのGaku(がく)です。

今回は私たち運営メンバー1人1人がどんな想いで今回のプログラムをやろうとしているのか。そもそもなぜフォルケを選択したのか。どんなことを経験してきたのか。そこから浮かんできた問いを皆さんと一緒にシェアできればと思っています。

なぜフォルケに行こうと思ったのか?

僕は2021年の4月から12月まで約9ヶ月間デンマークのNordfyns Højskoleに留学していました。30代後半でのフォルケ留学を経験しています。

森の中でのサーカスをNordfyns Højskoleの仲間と見にいった時

元々デンマークという国は幸福度ランキングで1、2位を争う北欧の国の1つということは知っていました。でもそれ以外は全く知らずフォルケという言葉も全くなじみがありませんでした。

偶然が重なったことでフォルケ行きを決断することになります。
行ってみたいと思った理由の一つは「人生の中でいつでも立ち止まれる仕組みが日本にあったら素敵だろうな」と思ったことです。

人生の中でいつでも立ち止まり学べる仕組みに価値を感じる

その当時インターネットで調べた情報では、フォルケホイスコーレという場所はキャリアの途中でたっぷりある余白の時間をとりながら自分を見つめたり。他者と対話をしながら自分のやりたいことを再確認したり。幅広い年齢や国籍の人と一緒に学び合えるという記載がありました。

僕の目にはフォルケがこれからの人生を考えるために立ち止まって休憩する、まるで砂漠の中のオアシスのような場所に映ったのです。

というのもまだまだ日本では特に30代や40代で収入が途切れたり、子育てが忙しかったり、転職で不利になったりするなどの理由から立ち止まる時間をとることが難しいのが現状だと感じています。

自分も社会人になってからギャップイヤーを取った経験がありました。転職エージェントの方から「履歴書に空白期間があると転職に不利になるよ」と言われたこともあります。余白をとる価値を社会の共通認識として持てていないことに違和感を感じていました。

だからこれからの人生100年時代と言われている中で、サステナブルなキャリアを歩んでいく(柔軟にベストな選択肢を選んでいく)ために、立ち止まり自分の人生の方向性を感じ、考え、仲間と対話できる場所があったらなんて素敵なのだろう!と思い、行くことを決めたのでした。

Nordfyns Højskoleの素敵な校舎

「表情が変わったね」と言われたフォルケでの余白の時間

僕はこれまで海外旅行経験はあったものの、長期間海外で生活する機会はほとんどなし。30代にして初めての留学、初めての共同生活、初めてのルームメイトとの暮らしを経験しました。

最初は授業についていける英語力があるだろうか?若い子たちと一緒の生活になじめるだろうか?という不安が頭をよぎりビクビクしてました。

緊張して自分のことをあまり話せなかったり、アクティビティにも積極的に参加できなかったことを思い出します(苦笑)。

さらに長い社会人経験から、目標を決めてスケジュールを立ててタスクをこなすことに慣れているので、たっぷり余白の時間があっても何すれば良いんだろう?と時間を持て余しちゃう始末(泣)。

部屋にこもって英語の勉強をしたり、本を読んだり、せっかくフォルケに来たのに今この瞬間を味わい楽しむことが全然できていなかったのです。今思うと自分で勝手に人との壁を作り、からにこもっちゃってたなぁと(涙)

校舎から見る自然に囲まれた外の景色

変わったきっかけは仲間の一言から

でもそんな自分を変えるきっかけをくれたのは仲間でした。

「外で夕日見ながらお酒飲もうよ~!」と誘ってくれる友人がいて、笑いながらたわいもない話をみんなでして、菜の花を美しく照らす夕日をみて感動し。

こんな心地よい瞬間を味わったのはいつぶりだろう?と自分の心の機微に意識を向けることができたのです。

それがきっかけで少しずつ自分の行動が変わっていったのを思い出します。

何度も載せちゃうくらい美しい菜の花に囲まれた場所での仲間とのひととき

フォルケに来てから、「よし自分の心の赴くがままにやりたいことをやろう!」と思っていたので、

・日本の運動会を他の国の人とやったらどうなるだろう?と思いチャレンジ
・ずっとやりたかったダンスや劇にトライ
・海に行き、えびやカニを網でとってみそ汁を作り生徒にふるまう

まるで子供の頃に戻ったかのように自分の心のときめきを取り戻していったのです。

騎馬戦を企画して、友人たちといざ勝負!

心の豊かさを取り戻すのに必要だったのは自分と対話をすること、仲間と思っていることや感じていることをシェアすることでした。

「本当はどうしたい?」という問いが行動につながる

フォルケに来てから毎日夜に日記を書いていたんですが、「本当はどうしたい?」という問いが良く出てくるんですね。

例えば、僕は最初の方英語力が足りなくて上手く授業で意見を言うことができずにいました。文法のミスとかを気にして発言することをためらってしまっていたんです。

でも本音はミスをしても良いからしっかり自分の思いを伝えたかったんです。人目を気にして恥ずかしさを感じてしまうのも自分の一部だけど、それは自分がまとっている鎧の一つでした。本当の自分は人前で表現したいという思いを持っていたんです。

ノートに書き出すことで自分の本当の気持ちに気づいたんですね。その後間違っても良いから授業で自分の意見を話そうと思い話すことができました。それは自分と対話をすることができたからだと感じています。

さらにたっぷり余白の時間があるので、暇があれば誰かとゆっくり今の気持ちを話したりする時間をとっていました。付き合ってくれたルームメイトのデンマーク人や日本人の友人たちには本当に感謝しています。

自分の気持ちを言葉にしてみるとそこから新たな気づきが生まれ、自分が大切にしている価値観や興味関心があることが明確になっていきました。

だからこそ、「どんなことを感じてる?本当はどうしたい?」という問いを大切にして自分がワクワクすることを留学中にたくさんやってみることができたのだと思います。

恩師からの意外な一言

Nordfyns HøjskoleでPersonal leadershipやLife education classでお世話になった恩師のMeteに夏休み明けにあった時に、

「Gaku! 表情がすごく穏やかになったし、自然体になったよね!」、「実はあなたの表情はこの学校に来た時すごくかたかったわ、でもそれがなくなったみたい!」と言われたことを思い出します。

デンマークに来て5ヶ月が経ち、フォルケでの暮らしやボランティアステイを通してすっかり僕の頭や身体、そして心はデトックスされていたのです。

同じコースをとっていた仲間と卒業パーティでの1枚

自分の心が何を感じているのかに意識を向けてみる

普段忙しく働いていると、自分が本当は何を感じているのか、どんなことを大切にしたいのかを見失ってしまうことが多いと感じています。

そんな時に一度都会から離れて自然に囲まれた場所で自分の感性に意識を向ける時間をとってみるのも良いかもしれません。実はこんなことが大好きだったんだとわかったり、こんな価値観を大切にしてるんだと感じる時間。

夕暮れに思い思いに語り合う同期たちの姿

そのまんまフォルケホイスコーレでは私たちが思っている常識や社会的に大切にされている価値観を一度そばに置いて、「じゃあその上でどう思う、どう感じる?」という問いを大切にしています。

自分が5感を通して今この瞬間見たもの、聞いた音、感じたことをシェアしながら、集まった多様な人とつながり新たな気づきが生まれること。

そういった場を皆さんと一緒に作っていけたら嬉しいです。といってもかたい感じではなくゆるさや楽しさも入れながら。皆さんとお会いできるのが楽しみです!(がく)

プログラム内容はこちらの記事から↓
https://note.com/sonomanma_folke/n/n86c54375f1c6

お申し込みは、こちらから↓
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSesUxqBdhhHKBPKAPFj50cZ87q1UsN8jkBUk1fbI9b9nUY8gQ/viewform?vc=0&c=0&w=1&flr=0

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